2020年は、新型コロナウイルスの影響を受けて春先から試合が行われなかった。
例年通りに試合が開催されないだけではなく、練習自体が出来ない日々を過ごした。
そんな例年とは違う環境の中でも小学生ランナー達は、例年以上の記録を出している。
試合が行われた順に結果を記載すると下記のような好記録が東京都内で出ている。
※ピンク文字は、2分30秒切の記録
<8月9日 ジュニア陸上・チャレンジカップ>
〜小学生女子6年800m〜※TOP8
1.2:22.00 一兜咲子 (済美山AC) NGR
2.2:25.58 井上穂奏 (横浜AC)
3.2:27.72 弦巻心遥 (東葛RC)
4.2:28.18 大木優奈 (清新JAC)
5.2:28.52 椎名美月 (ima)
6.2:31.42 奥田莉乃 (RUN.jp)
7.2:34.60 前橋莉桜 (東京ドリーム)
8.2:35.23 小島未夢 (RUN.jp)
<8月23日 足立フレンドリーナイター陸上>
〜小学生5・6年の部〜※TOP8
1.2:19.90 一兜咲子 (済美山AC) NGR
2.2:31.29 奥田莉乃 (RUN.jp小6) NGR
3.2:32.91 柿沼日恋 (清新JAC小5) NGR
4.2:36.81 青木萌奈 (清新JAC小6)
5.2:36.82 前橋莉桜 (東京ドリーム小6)
6.2:37.12 松本素直 (清新JAC小6)
7.2:37.16 長沼晴奈 (千住ジュニア小6)
8.2:37.28 松井瞳空 (KJR・L小6)
<9月21日 日清カップ東京都小学生陸上交流大会>
〜小学生5・6年の部〜※TOP8
1.2:21.24 一兜咲子 (済美山AC小6)
2.2:29.90 松井瞳空 (KJR・L小6)
3.2:29.95 前橋莉桜 (東京ドリーム小6)
4.2:31.41 松下倫子 (千住ジュニア小6)
5.2:31.69 松本素直 (清新JAC小6)
6.2:31.91 永渡希音 (清新JAC小6)
7.2:33.37 小林彩音 (清新JAC小5)
8.2:33.67 長沼晴奈 (千住ジュニア小6)
<11月2日 ジュニア陸上・チャレンジカップ>
〜小学生女子6年800m〜※TOP20 (2分40秒切)
1.2:20.58 井上穂奏 (横浜AC・神奈川) NGR
2.2:20.92 大木優奈 (清新JAC・東京) NGR
3.2:23.46 保坂知穂 (市原AC・千葉)
4.2:24.55 弦巻心遥 (東葛RC・千葉)
5.2:27.46 及能ひなた (函館CRS・北海道)
6.2:27.95 奥田莉乃 (RUN.jp・埼玉)
7.2:28.51 小島未夢 (RUN.jp・埼玉)
8.2:29.59 鴨狩侑奈 (しらこばと・埼玉)
9.2:29.76 椎名美月 (ima・千葉)
10.2:29.94 古林 芹 (草加ジュニア・埼玉)
11.2:30.45 長谷川莉都 (陽だまりJAC・三重)
12.2:32.24 松本素直 (清新JAC・東京)
13.2:32.26 青木萌奈 (清新JAC・東京)
14.2:33.76 長沼晴奈 (千住ジュニア・東京)
15.2:34.86 長谷川結都 (陽だまりJAC・三重)
16.2:36.03 矢野由花 (横浜AC・神奈川)
17.2:36.39 永渡希音 (清新JAC・東京)
18.2:37.14 戸村万葉 (ima・千葉)
19.2:39.41 朽津朝香 (横浜AC・神奈川)
20.2:39.58 新井夏瑞 (横浜AC・神奈川)
過去、こんな好記録で複数の選手が走った年があっただろうか。
年によって一人だけ抜きん出た選手がいる年は、あったかもしれない。
しかし、これだけの好記録で走れる選手が複数人出てくることは珍しい。
一人が口火を切ったから、他の選手達も「自分にも出来るはず!」と追随した。
常識にとらわれることなく限界を作らなかったことが「心の壁」を破ったのだろう。
今年が特別な年であったからこそ、このような記録が生まれたと考えることもできる。
では…2分25秒を切るような好記録で走れる選手は、今後、どのように育つのだろうか。
いや、2分20秒台で走らなくても、2分40秒を切れたら十分に素質があると考えて良い。
それらの選手達は、このまま順調に育つのだろうか。
3分を切れないような子供が、中学高校と進むにつれ急成長して活躍している例がある。
800mで3分を切れなかった選手が、高校生になって全国大会で活躍する例も少なくない。
「もし、大人になってから活躍したいと思うなら、子供のうちは遊びまわっていればよい」
そんな風に声掛けをするマラソン指導の名匠もいる。
「親が夢中になって熱を入れ過ぎると子供は疲れちゃう」
「子供の時は練習なんてしないで外で遊んでいればいい」
「高校生になってから一生懸命に練習した方が強くなる」
「親が先を急ぐと中学3年頃に子供は立ち止まりたくなる」
「末永くずっと走らせたいなら親が夢中にならないことだよ」
そんな言葉をマラソン指導の名匠と呼ばれた先人は残している。
これだけの逸材が日本には沢山いるのだから世界に追いつくことは難しいことではない。
将来の日本長距離界を背負って立つ選手の育成は、将来、大化けをする選手の発掘が大事。
これらの選手の中から、将来、日本記録を更新する選手が複数人出てくる可能性は十分ある。
「逸材は、早目に見つけて、時間を掛けてじっくりと育てる」
そう思える選手が、現在、日本の小学生にいることを陸連関係者には再度認識して欲しい。
そして、これらのジュニア選手達が、順調に育つ環境を整えてくれることを強く願う。
例年通りに試合が開催されないだけではなく、練習自体が出来ない日々を過ごした。
そんな例年とは違う環境の中でも小学生ランナー達は、例年以上の記録を出している。
試合が行われた順に結果を記載すると下記のような好記録が東京都内で出ている。
※ピンク文字は、2分30秒切の記録
<8月9日 ジュニア陸上・チャレンジカップ>
〜小学生女子6年800m〜※TOP8
1.2:22.00 一兜咲子 (済美山AC) NGR
2.2:25.58 井上穂奏 (横浜AC)
3.2:27.72 弦巻心遥 (東葛RC)
4.2:28.18 大木優奈 (清新JAC)
5.2:28.52 椎名美月 (ima)
6.2:31.42 奥田莉乃 (RUN.jp)
7.2:34.60 前橋莉桜 (東京ドリーム)
8.2:35.23 小島未夢 (RUN.jp)
<8月23日 足立フレンドリーナイター陸上>
〜小学生5・6年の部〜※TOP8
1.2:19.90 一兜咲子 (済美山AC) NGR
2.2:31.29 奥田莉乃 (RUN.jp小6) NGR
3.2:32.91 柿沼日恋 (清新JAC小5) NGR
4.2:36.81 青木萌奈 (清新JAC小6)
5.2:36.82 前橋莉桜 (東京ドリーム小6)
6.2:37.12 松本素直 (清新JAC小6)
7.2:37.16 長沼晴奈 (千住ジュニア小6)
8.2:37.28 松井瞳空 (KJR・L小6)
<9月21日 日清カップ東京都小学生陸上交流大会>
〜小学生5・6年の部〜※TOP8
1.2:21.24 一兜咲子 (済美山AC小6)
2.2:29.90 松井瞳空 (KJR・L小6)
3.2:29.95 前橋莉桜 (東京ドリーム小6)
4.2:31.41 松下倫子 (千住ジュニア小6)
5.2:31.69 松本素直 (清新JAC小6)
6.2:31.91 永渡希音 (清新JAC小6)
7.2:33.37 小林彩音 (清新JAC小5)
8.2:33.67 長沼晴奈 (千住ジュニア小6)
<11月2日 ジュニア陸上・チャレンジカップ>
〜小学生女子6年800m〜※TOP20 (2分40秒切)
1.2:20.58 井上穂奏 (横浜AC・神奈川) NGR
2.2:20.92 大木優奈 (清新JAC・東京) NGR
3.2:23.46 保坂知穂 (市原AC・千葉)
4.2:24.55 弦巻心遥 (東葛RC・千葉)
5.2:27.46 及能ひなた (函館CRS・北海道)
6.2:27.95 奥田莉乃 (RUN.jp・埼玉)
7.2:28.51 小島未夢 (RUN.jp・埼玉)
8.2:29.59 鴨狩侑奈 (しらこばと・埼玉)
9.2:29.76 椎名美月 (ima・千葉)
10.2:29.94 古林 芹 (草加ジュニア・埼玉)
11.2:30.45 長谷川莉都 (陽だまりJAC・三重)
12.2:32.24 松本素直 (清新JAC・東京)
13.2:32.26 青木萌奈 (清新JAC・東京)
14.2:33.76 長沼晴奈 (千住ジュニア・東京)
15.2:34.86 長谷川結都 (陽だまりJAC・三重)
16.2:36.03 矢野由花 (横浜AC・神奈川)
17.2:36.39 永渡希音 (清新JAC・東京)
18.2:37.14 戸村万葉 (ima・千葉)
19.2:39.41 朽津朝香 (横浜AC・神奈川)
20.2:39.58 新井夏瑞 (横浜AC・神奈川)
過去、こんな好記録で複数の選手が走った年があっただろうか。
年によって一人だけ抜きん出た選手がいる年は、あったかもしれない。
しかし、これだけの好記録で走れる選手が複数人出てくることは珍しい。
一人が口火を切ったから、他の選手達も「自分にも出来るはず!」と追随した。
常識にとらわれることなく限界を作らなかったことが「心の壁」を破ったのだろう。
今年が特別な年であったからこそ、このような記録が生まれたと考えることもできる。
では…2分25秒を切るような好記録で走れる選手は、今後、どのように育つのだろうか。
いや、2分20秒台で走らなくても、2分40秒を切れたら十分に素質があると考えて良い。
それらの選手達は、このまま順調に育つのだろうか。
3分を切れないような子供が、中学高校と進むにつれ急成長して活躍している例がある。
800mで3分を切れなかった選手が、高校生になって全国大会で活躍する例も少なくない。
「もし、大人になってから活躍したいと思うなら、子供のうちは遊びまわっていればよい」
そんな風に声掛けをするマラソン指導の名匠もいる。
「親が夢中になって熱を入れ過ぎると子供は疲れちゃう」
「子供の時は練習なんてしないで外で遊んでいればいい」
「高校生になってから一生懸命に練習した方が強くなる」
「親が先を急ぐと中学3年頃に子供は立ち止まりたくなる」
「末永くずっと走らせたいなら親が夢中にならないことだよ」
そんな言葉をマラソン指導の名匠と呼ばれた先人は残している。
これだけの逸材が日本には沢山いるのだから世界に追いつくことは難しいことではない。
将来の日本長距離界を背負って立つ選手の育成は、将来、大化けをする選手の発掘が大事。
これらの選手の中から、将来、日本記録を更新する選手が複数人出てくる可能性は十分ある。
「逸材は、早目に見つけて、時間を掛けてじっくりと育てる」
そう思える選手が、現在、日本の小学生にいることを陸連関係者には再度認識して欲しい。
そして、これらのジュニア選手達が、順調に育つ環境を整えてくれることを強く願う。