ランナーズ・ジャーナル JAPAN (Runners-Journal.Jp)

事実に基づいた「真実のコラム」を掲載しています。今だからこそ伝えたい「本当のこと」をありのまま伝えたいと思います。

カテゴリ: 2020箱根駅伝への道

箱根駅伝ではメシは食えない!というセリフは、選手達に届いているだろうか。

毎年、12月中旬になると各校のエントリーリストがメディア関係者に発表される。

そして、エントリーに入れなかった各校のエース級有力選手などが話題になる。

それはそれでドラマがあり、箱根駅伝の中継では使われるネタとなる。

箱根駅伝の特番でも、きっと、そのネタを使って感動のドラマにするだろう。

メンバーとして走った姿がドラマになり、走らなくてもドラマにする。

付き添いをしている姿をクローズアップして感動の物語に仕立て上げる。

そうやってテレビ局は視聴率を稼ぎ、莫大な利益を得る。

冷静に考えてみると箱根駅伝の持つコンテンツとしての価値は計り知れない。

ボランティアでテレビ中継はしないし、ボランティアでスポンサーにはならない。

スポーツメーカーも総力戦でプロモーション戦略を練る。

絶大な宣伝効果がある箱根駅伝を多くの企業が莫大な資金を投入して盛り上げる。

社会人経験のない学生達には天文学的な数字のお金が飛び交っている。

箱根駅伝を価値の高いコンテンツと考えた場合を想像して欲しい。

一から考え企画して商品として育てるのは容易なことではない。

どんなに優秀なプロデューサーでも簡単には作ることが出来ないものである。

それが時代の流れにのって付加価値をつけながら向こうからやってきた。

時代の流れと共に箱根駅伝は進化し、化け物コンテンツとなった。

昔から長きにわたって続いてきた関東ローカルの学生スポーツが大化けした。

箱根駅伝に出場する選手は、お正月の特別番組の登場人物と考えて良い。

お正月のテレビには、良く知られた人気のある芸能人が出演する。

知名度と好感度を持った有名芸能人がお正月番組の顔となる。

パッと出の芸能人ではお正月のテレビには出演できない。

しかし、箱根駅伝という化け物コンテンツは、無名選手を一日でスターにする。

お正月のテレビ番組に出てくる芸能人にも負けない知名度を得る。

それが箱根駅伝の恐ろしさである。

アイドル一人を育てるのに一体いくら先行投資をしなければならないか。

特番の顔になるためにどれだけの月日をかけて知名度を上げなければいけないか。

それを良く知っている広告代理店の関係者は、こう話してくれた。

優勝争いをする大学というのを条件とするならば・・・

箱根駅伝選手は、一時間テレビに映り続けて名前と大学名を連呼される。

それを商品価値として見た場合、選手一人へのギャラは数千万でも足りない。

それだけの価値を箱根駅伝の選手は持っている。

しかし、箱根駅伝選手ではなくなった途端、彼らの商品価値は無くなる。

限りなくゼロに近いと言っても良い。

箱根駅伝という看板を背負っているから彼らは輝けるし、存在価値を見出せる。

箱根駅伝という看板を下ろしたら、彼らは普通の人となる。

それを自覚しなければ、大学卒業後に活躍することは出来ない。

いつまでも箱根駅伝のスターではいられない。

キャーキャー騒がれることは夢の中の物語であって、それは現実ではない。

大学卒業後、夢が覚めて現実の社会に出た時に自分の無力さを感じるだろう。

箱根駅伝選手が箱根駅伝選手でなくなった時の無力感こそが燃え尽き症候群だ。

どんな価値が自分にはあり、社会人になった時に何を生み出せるのか。

それを冷静に考えて大学四年間を過ごさないと卒業後にただの人になってしまう。

今やるべきことは沢山ある。

エントリーから外れても自分の価値が分かっていれば何も問題はない。

箱根駅伝ではメシは食えない!

大事なのは、箱根駅伝を卒業してからのことを考えておくことだ。

その後の人生をどのように生きていくか。

箱根駅伝の看板を下ろしたあと、どう自己表現をして己の価値を高めていくか。

箱根駅伝が終わってひと段落した今だからこそ、それを考える期間にして欲しい。

何よりも必要なことは、1区で流れを作ること。

例え、2区にスーパーエースを配置していたとしても1区の出遅れは大きな痛手となる。

1区で遅れると後手後手に回る展開を強いられて、チームに勢いがつかず波にも乗れない。

テレビ的には盛り上がるが、チームの為には出遅れは絶対に避けたい。

1区の出遅れを挽回できる強力な選手を複数人配置していれば話は別である。

東京国際が大健闘をした往路を見れば、それが良く分かる。

3区の留学生にタスキが渡る前に2区で良い流れを作っていた。

1区・2区・3区をひとつの区間と考えて、先頭を狙った作戦がズバリ的中した。

2区での快走がなければ3区の留学生でも上位に浮上することはなかった。

留学生で勝負をしなくて良い戦力を揃えていたので大砲を3区に配置できた。

留学生を抱えていない、青山学院、東海、東洋、駒澤にはできない必勝法だ。

セオリー通りに走って結果を出したのが國學院大学である。

國學院の3位入賞は、1区での好走が引き金となってプラスαの力を発揮させた結果だ。

1区からの良い流れが次々とプラスの連鎖反応を起こしていた。

國學院の走りは、全くもって安定した走りだった。不安要素など微塵もなかった。

競り合いに強く、単独走もできる。全選手が駅伝を走るテクニックを持っていた。

國學院は、近い将来、頂点に手が届く可能性があるチームの筆頭と言って良い。

任された区間を確実に走る選手達の精神状態と調整力は大きな魅力である。

優勝を狙えるチームに必要なのは、確実に走る選手の見極めである。

調子の上がらない選手を上乗せ評価で使ってしまうと大きな失敗に繋がる。

青山学院が快走した一番の要因は、上乗せ評価をしない選手采配があったと言える。

「おまえに任せたぞ」「おまえならできる」「本番はきっとやってくれる」

このような希望的采配は、ほぼ間違いなく失敗をする。

中学駅伝であれ、高校駅伝であれ、実業団駅伝であれ、それは共通している。

過去の実績では、駅伝は走れない。

「きっとやってくれる」という願いは、届かない。

大事なのは、確実性。そのひとつだけである。

優勝する為に必要なことを考える時、逆説的に何が足りなかったのかを考えてみる。

東洋と駒澤の失速は、何が原因となって起きたのか。

両校の失速は、全国高校駅伝での世羅高校の失速と同じである。

昨年までとは明らかに勢いが違うのは、精彩を欠く走りからも見て取れた。

世羅、東洋、駒澤の失速に共通しているものは何だろうか。

冷静に分析をすれば、3校の共通点は、すぐに分かる。

昨年までは出来ていたことが、何故出来なくなったのか?

あれだけ快走をしていたチームが、大きく失速してしまった理由は何か?

昨年と今年とでは、一体、何が違うのか?

何か特別な取り組み方の違いがあったのだろうか?

あったとしたら、その影響力を踏まえて来年は、どのように取り組むのか?

昨年まで出来ていたことが出来なくなった。

それを埋める為の取り組みが、これからの一年間に求められる。

このまま低迷してしまうのか、新たな取り組みをして再起するのか。

優勝候補と言われているチームの復活を心から願っている。

青山学院大学が王者に返り咲いた2020年箱根駅伝は、非常に興味深い結果となった。

何故、好記録連発の大会になったのかというと、幾つかの要因が考えられる。

まず最初に言えることは、”天候”に恵まれたこと。

元旦に行われたニューイヤー駅伝でも好記録が連発した。

”赤城おろし”に煽られて前に進めないという光景は一切見られなかった。

この時、既に箱根駅伝でも好記録が連発する予感はしていた。

予想通り往路復路ともに”湘南の風”に体力を奪われることはなかった。

青学が一人で逃げるレースが出来たのも風の影響を受けなかったことが大きい。

最高の気象条件に恵まれたことが好記録連発の要因であったのは間違いない。

ふたつ目の要因は、ナイキのシューズによるパフォーマンスアップ。

これも選手達が普段以上の力を発揮できる大きな支えとなっている。

20㎞という距離を走る中で誰かの力を借りることは出来ない。

しかし、シューズが助けてくれるという安心感は大きな心の支えとなる。

選手に安心感を与えるシューズ。攻めのレースをさせるシューズ。

恐るべしナイキ厚底シューズ。これほどまでに成果を上げるシューズは他にはない。

三つ目の要因は、東洋大学と駒澤大学の失速がある。

青山学院が東海とのマッチレースに集中出来たことは大きい。

追ってくるのが1校というのは、逃げるには好都合な展開だった。

駅伝は、追いかけるよりも逃げた方が快走する確率が高い。

高校駅伝でも逃げる展開の方が好記録が出る。

追う展開は焦りを生むが、逃げる展開は、相手の走り次第で元気が出る。

緊張感を維持して気を緩めることなく走ることができる。

なかなか追いつかないと気力が萎えるが、追いつかれないと分かると気力は増す。

東洋と駒澤が出遅れることなく3校揃って快走をしていたらレース展開は違っていた。

青山学院にとって脅威を感じるのは、やはり、東洋と駒澤の快走であった。

青山学院を倒す為に3校が束になってかかってきたら簡単には脱げられなかっただろう。

國學院と東京国際が果敢に青山学院に挑み上位に入ったのは素晴らしい結果だ。

過去最高順位を塗り替えたという以上に数年後の優勝が視野に入る快走であった。

素晴らしい走りであったが、今回は、まだ力が足りなかった。

今年の國學院と東京国際では、青山学院を脅かすまでには至らなかった。

もし、今大会で國學院が優勝するとしたら青山学院の失速が必要不可欠であった。

青山学院が取りこぼしなく100%の力を出した今大会では、つけ入る隙はなかった。

だからこそ、東洋と駒澤の失速は、青山学院に力を与えてしまった。

東洋と駒澤の失速についての考察は別途記事にしたいと思う。

様々な要因が重なって青山学院の快走と好記録連発を生む結果となった。

解説の渡辺康幸氏が言っていたように、今年の青山学院は雰囲気が違った。

ここ数年の中で一番、闘志と気迫に溢れていた。

ナニクソ魂で泥臭い練習を重ねてきたのが想像できるほど果敢に攻めていた。

ひと区間も取りこぼしなく全区間が自分の力を出し切れたことが王座奪還に繋がった。

絶好の気象条件下での大会新記録は、暫く更新されないかもしれない。

今年のような好条件は、なかなか揃わない。来年、同じ条件で走れることはない。

歴史に残る記録を樹立した青山学院には、様々な”強運”も味方をした。

ただ単に青山学院が強かったというのではない面白さが今年の箱根駅伝にはあった。

来年の箱根駅伝では、どの大学が”強運”を味方につけることができるのか楽しみである。

【2020年箱根駅伝総合結果】
  1位 10時間45分23秒 青山学院大学  大会新記録
  2位 10時間48分25秒 東海大学    大会新記録
  3位 10時間54分20秒 國學院大学 
  4位 10時間54分23秒 帝京大学
  5位 10時間54分27秒 東京国際大学
  6位 10時間54分46秒 明治大学
  7位 10時間57分43秒 早稲田大学
  8位 10時間57分44秒 駒澤大学
  9位 10時間58分17秒 創価大学
10位 11時間59分11秒 東洋大学
〜〜〜以上、シード権獲得〜〜〜
11位 11時間01分10秒 中央学院大学
12位 11時間03分39秒 中央大学
13位 11時間04分27秒 拓殖大学
14位 11時間06分45秒 順天堂大学
15位 11時間07分23秒 法政大学
16位 11時間07分26秒 神奈川大学
17位 11時間10分32秒 日本体育大学
18位 11時間10分37秒 日本大学
19位 11時間13分33秒 国士舘大学
20位 11時間16分13秒 筑波大学
OP   11時間12分34秒 学生連合


6区
1.    57分17秒 舘澤亨次  (東海大)
2.    57分34秒 今西駿介  (東洋大)
3、    58分18秒 谷野航平  (青山学院大)
4.    58分21秒 宮崎佑喜  (日大)
5.    58分25秒 武川流以名 (中央学院大)

7区
1.1時間01分40秒 阿部弘輝  (明治大)   
2.1時間02分56秒 鈴木創士  (早稲田大)
3、1時間03分03秒 松崎咲人  (東海大)
4.1時間03分23秒 中村友哉  (青山学院大)
5.1時間03分27秒 小林 歩  (駒澤大)
  
8区
1.1時間04分24秒 小松陽平  (東海大)
2.1時間04分25秒 岩見秀哉  (青山学院大)
3、1時間04分50秒 鳥飼悠生  (帝京大)
4.1時間05分29秒 太田直希  (早稲田大)
5.1時間05分51秒 芳賀宏太郎 (東京国際大)

9区
1.1時間08分13秒 神林勇太  (青山学院大)
2.1時間08分56秒 有馬圭哉  (中央学院大)
3、1時間09分04秒 相沢悠斗  (東京国際大)
4.1時間09分17秒 新迫志希  (早稲田大)
5.1時間09分26秒 小森稜太  (帝京大)

10区
1.1時間08分40秒 嶋津雄大  (創価大)
2.1時間08分43秒 吉野貴大  (帝京大)  
3、1時間09分08秒 郡司陽大  (東海大)
4.1時間09分19秒 殿地琢朗  (國學院大)
5.1時間09分48秒 湯原慶吾  (青山学院大)

 【2020年箱根駅伝結果往路】
  1位 5時間21分16秒 青山学院大学  往路新記録
  2位 5時間22分49秒 國學院大学   往路新記録
  3位 5時間24分33秒 東京国際大学  往路新記録
  4位 5時間24分38秒 東海大学    往路新記録
  5位 5時間27分11秒 明治大学
  6位 5時間27分15秒 帝京大学
  7位 5時間27分34秒 創価大学
  8位 5時間27分41秒 駒澤大学
  9位 5時間28分48秒 早稲田大学
10位 5時間29分08秒 拓殖大学

1区
1.1時間01分13秒 米満 怜  (創価大)
2.1時間01分18秒 藤木宏太  (國學院大)
3、1時間01分21秒 池田耀平  (日体大)
4.1時間01分23秒 鬼塚翔太  (東海大)
5.1時間01分26秒 栗原啓吾  (中央学院大)

2区
1.1時間05分57秒 相澤 晃  (東洋大)    
2.1時間06分18秒 伊藤達彦  (東京国際大)
3、1時間06分18秒 レメティキ (拓殖大)
4.1時間06分46秒 ヴィンセント(国士舘大)
5.1時間07分03秒 岸本大紀  (青山学院大)
  
3区
1.    59分25秒 ヴィンセント(東京国際大)
2.1時間01分23秒 遠藤大地  (帝京大)
3、1時間01分24秒 田澤 廉  (駒澤大)
4.1時間01分32秒 鈴木塁人  (青山学院大)
5.1時間01分34秒 青木祐人  (國學院大)

4区
1.1時間00分30秒 吉田祐也  (青山学院大)
2.1時間01分37秒 名取燎太  (東海大)
3、1時間01分53秒 中西大翔  (國學院大)
4.1時間01分55秒 福田悠一  (創価大)
5.1時間02分01秒 小島海斗  (駒澤大)

5区
1.1時間10分25秒 宮下隼人  (東洋大)
2.1時間10分41秒 飯田貴之  (青山学院大)
3、1時間10分45秒 浦野雄平  (國學院大)
4.1時間11分06秒 青木涼真  (法政大)
5.1時間11分49秒 鈴木聖人  (明治大)


11位 5時間29分15秒 東洋大学
12位 5時間29分17秒 中央学院大学
13位 5時間31分40秒 中央大学
14位 5時間31分52秒 順天堂大学
15位 5時間32分53秒 日本大学
16位 5時間33分00秒 法政大学
17位 5時間34分11秒 神奈川大学
18位 5時間34分35秒 日本体育大学
19位 5時間37分53秒 筑波大学
20位 5時間38分37秒 国士舘大学
OP   5時間34分54秒 学生連合

【2020箱根駅伝出場校】
  〜シード校〜
  ・東海大学
  ・青山学院大学
  ・駒澤大学
  ・東洋大学
  ・帝京大学
  ・法政大学
  ・國學院大学
  ・順天堂大学
  ・拓殖大学
  ・中央学院大学
  〜予選突破校〜
  ・東京国際大学
  ・神奈川大学
  ・日本体育大学
  ・明治大学
  ・創価大学
  ・筑波大学
  ・日本大学
  ・国士舘大学
  ・早稲田大学
  ・中央大学
  ・学連選抜

【2020箱根駅伝優勝校予想!~1週間前勢いランキング〜】
  1位 東海大学
  2位 駒澤大学
  3位 東洋大学
  4位 青山学院大学
  5位 東京国際大学
  6位 國學院大学
  7位 帝京大学
  8位 順天堂大学
  9位 筑波大学
10位 日本体育大学


<解説>
青山学院が弱い訳ではない。今年も青学は強い。終始攻めの姿勢で強気なレースをするだろう。それが青学の持ち味であり、他校を圧倒してきた強さであるのは間違いない。しかし、強気なレースをするが故に最近は、”取りこぼし”が目立つようになった。完璧なレースをしていたのは3年前まで。それ以降は、思わぬブレーキをしてしまう区間がポツリポツリと出てきた。勢いを取り戻そうとすればするほど”取りこぼし”が出るのが駅伝の難しさだ。今年も青学は強い。しかし、完璧なレースをしなければ王者復活はない。

優勝候補の筆頭は、やはり東海大学だろう。両角監督の軸がブレていないのが一番の強みとなっている。選手がレースでプラスαの力を発揮するコツを掴んでいる。選手個々が持つ潜在能力を引き出す方法を心得ている。それが、今の両角監督の最大の武器だ。選手からは、箱根路で力を発揮できる自信が目の輝きに現れている。レースを恐れてなどいない。連覇をするというプレッシャーなど感じられない。チャレンジャーとしての勢いが感じられる。それが東海大学の強さの根源となっている。固定メンバーではなく、次から次へとレギュラー候補が出てくるのも優勝には欠かせない要素となる。個々の能力が高い選手を揃える東海大において、調子が良い選手を当日抜擢できる強みは大きい。東海大が優勝することで刺激を受ける中高生は多い。今、中高生が一番注目している大学であることも東海大の優勝を期待する雰囲気が高まっている要因となっている。東海連覇への期待は益々膨らむばかりだ。

駒澤大学と東洋大学は、青山学院に勝てる力は十分にある。レース展開次第で結果は大きく変わるだろう。例えば、優勝を狙うと考えると崩れてしまう可能性が高い。勝つためにレースをするのは当然ではある。しかし、それが余計な力みとなってしまうことも多分にある。駒澤と東洋は、シンプルに考えると良い。『復路でチャンスがあったら狙うが、まずは、青学を止める』。そう考えるとレースがし易い。東海に気を配りながら青学もマークするなどとレースを複雑化しては力を発揮し難くなる。単純に1区間ずつ青学と勝負をしていけば良い。常に一歩前でレースを進めること。常に青学よりも一秒でも先行すること。結果的に、それが総合順位を良くする。他を圧倒するような”山の神”はいない。今が勝つチャンスだ。

東京国際大学と國學院大学は、大きくジャンプアップする可能性がある。大物食いの可能性だってある。帝京大学と順天堂大学は、取りこぼしなく走れば、復路は安定した力を発揮して順位を維持するだろう。往路でのミスがなければシード権獲得は固い。日体大は、シード権獲得は勿論、順位を上げる可能性もある。目立たない年の方が日体大は結果を出す。筑波大学がシード入りする可能性も十分にある。個人の能力が高い選手を複数人揃えている強みを活かして往路では遅れを取らずに走れるだろう。序盤で流れに乗ってしまえば、そのままシード圏内で突っ走ってしまう可能性もある。シード権を獲得するなら今回が最大のチャンスだ。今年予選落ちした大学が一年かけて強化してきたら、再び予選を勝ち抜けないことは十分あり得る。予選会は厳しい戦いを強いられる。簡単には勝ち抜けない怖さがある。次の出場が、また数年後とならないように、今大会では、何としてもシード権を獲得したい。

あと1週間での調整で順位は大きく変わる。ここからの持っていき方が上手い大学が、予想以上の快走を生む。出場する全選手の体調が万全に仕上がることを期待したい。

出雲駅伝から分析する箱根駅伝優勝校予想!

2020年箱根駅伝優勝校&上位校予想!


【男子5000m39組】TOP20
  1.14:12.41 髙貝 瞬   (秋田工業高校)
  2.14:13.02 蓮沼直希   (駒澤大学)
  3.14:13.05 河合拓巳   (駿河台大学)
  4.14:13.55 岡田和大   (明治大学)
  5.14:13.69 力石 暁   (鎌倉学園高校)
  6.14:13.85 居田優太   (草津東高校)
  7.14:15.01 村上太一   (北見緑陵高校)
  8.14:16.02 中武泰希   (創価大学)
  9.14:16.34 永洞和季   (伊賀白鳳高校)
10.14:16.76 平林清澄   (美方高校)
11.14:19.60 稲田翔威   (コトブキヤ陸上部)
12.14:19.87 河内宏太   (麗澤大学)
13.14:19.96 佐々木塁   (盛岡第一高校)
14.14:20.09 親崎達朗   (新電元工業)
15.14:20.71 伊東卓駿   (藤沢翔陵高校)
16.14:21.70 島津裕太   (九里学園高校)
17.14:24.13 山本蒼弥   (麗澤大学)
18.14:24.51 山本唯翔   (開志国際高校)
19.14:24.55 斎藤拓海   (市立船橋高校)
20.14:27.91 谷川純也   (札幌山の手高校)

【男子5000m40組】TOP20
  1.14:04.64 大坂祐輝   (大阪体育大学)
  2.14:04.93 中川雄太   (秋田工業高校)
  3.14:05.25 鈴木博斗   (鶴岡市陸協)
  4.14:05.73 高橋銀河   (秋田工業高校)
  5.14:06.22 山本竜也   (八千代工業)
  6.14:10.25 唐澤拓海   (花咲徳栄高校)
  7.14:11.07 今江勇人   (千葉大学)
  8.14:11.49 羽藤隆成   (今治北高校)
  9.14:11.60 花尾恭輔   (鎮西学院高校)
10.14:12.20 甲木康博   (城西大学附属城西高校)
11.14:12.35 辻 文哉   (早稲田実業高校)
12.14:12.82 盛田和輝   (東京農業大学)
13.14:13.19 倉淵大輔   (亜細亜大学)
14.14:13.43 佐藤榛紀   (四日市工業高校)
15.14:13.69 川畑昇大   (須磨学園高校)
16.14:14.62 太田黒卓   (八千代工業)
17.14:15.71 森 陽向   (東京経済大学)
18.14:17.57 松延大誠   (國學院大學)
19.14:17.64 広内 颯   (須磨学園高校)
20.14:19.71 中洞 将   (中京学院大学附属中京高校)

【男子5000m41組】TOP20
  1.14:05.94 上坂優太   (JFEスチール)
  2.14:06.32 宮澤真太   (城西大学)
  3.14:08.79 石鍋颯一   (青山学院大学)
  4.14:08.98 関口絢太   (國學院大學久我山高校)
  5.14:09.56 上手 慶   (NDソフト)
  6.14:12.04 白石光星   (東北高校)
  7.14:13.41 佐藤条二   (市立船橋高校)
  8.14:14.08 森 悠人   (新潟大学)
  9.14:16.46 赤平大輔   (プレス工業)
10.14:16.79 能島 翼   (青山学院大学)
11.14:17.03 石田光輝   (中央大学)
12.14:18.85 志貴勇斗   (山形南高校)
13.14:19.11 松原恭祐   (大阪経済大学)
14.14:19.17 熊倉優介   (NDソフト)
15.14:19.27 ケセテハブテシオン  (星槎道都大学)
16.14:19.56 長澤圭馬   (法政大学)
17.14:19.97 渡辺大地   (青山学院大学)
18.14:21.64 森川弘康   (青山学院大学)
19.14:22.35 曳田道斗   (宮﨑日本大学高校)
20.14:26.30 鈴木隆介   (名古屋経済大学高蔵高校)

【男子5000m42組】TOP20
  1.14:05.19 梶原有高   (ひらまつ病院)
  2.14:05.48 赤津勇進   (日立工業高校)
  3.14:06.80 関戸雅輝   (NTT西日本)
  4.14:07.15 大内宏樹   (日本体育大学)
  5.14:07.61 伊藤秀虎   (四日市工業高校)
  6.14:07.80 中原佑仁   (城西大学)
  7.14:08.13 横手 健   (富士通)
  8.14:08.31 赤屋雄斗   (洛南高校)
  9.14:08.86 福田裕大   (石川陸協)
10.14:08.92 森下舜也   (順天堂大学)
11.14:12.35 佐久間秀徳  (明治大学)
12.14:12.90 眞田 翼   (中央大学)
13.14:13.99 内田健太   (埼玉医科大学グループ)
14.14:14.37 熊崎貴哉   (高山西高校) 
15.14:14.64 中島公平   (カネボウ)
16.14:16.02 廣瀨大貴   (大阪ガス)
17.14:16.37 辻村公佑   (大阪ガス)
18.14:16.56 大澤智樹   (創価大学)
19.14:17.08 齋藤大樹   (内田治療院AC)
20.14:19.59 額賀稜平   (山梨学院高校)

【男子5000m43組】TOP25
  1.13:51.97 三浦龍司   (洛南高校)
  2.13:53.36 風岡永吉   (JFEスチール)
  3.13:54.20 砂岡拓磨   (城西大学)
  4.13:54.21 藤本珠輝   (日本体育大学)
  5.13:54.68 辻横浩輝   (大阪ガス)
  6.13:54.75 椎野修羅   (麗澤大学)
  7.13:54.84 児玉真輝   (鎌倉学園高校)
  8.13:55.25 川澄克弥   (大東文化大学)
  9.13:55.29 折居卓哉   (サンベルクス陸上競技部)
10.13:55.77 齋藤有栄   (山梨学院大学)
11.13:56.13 坂東 剛   (大阪ガス)
12.13:56.67 桃澤大祐   (サン工業)
13.13:56.71 目片将大   (青山学院大学)
14.13:57.52 大澤佑介   (青山学院大学)
15.13:57.58 今﨑俊樹   (大阪ガス)
16.13:58.12 小山陽平   (NTN)
17.13:59.18 西久保遼   (青山学院大学)
18.13:59.91 松尾鴻雅   (城西大学)
19.14:00.53 安部柚作   (國學院大學久我山高校)
20.14:00.87 国川恭朗   (麗澤大学)
21.14:03.79 木村理来   (東海大学)
22.14:04.33 鈴木大海   (創価大学)
23.14:06.80 斎藤俊輔   (立教大学)
24.14:08.41 朝倉和眞   (宮城陸協)
25.14:11.01 伊東大翔   (國學院大學久我山高校)

【男子5000m44組】
  1.13:41.24 フィレモンキプラガット (倉敷高校)
  2.13:41.26 キプロノシトニック  (小森コーポレーション)
  3.13:42.18 松枝博輝   (富士通)
  4.13:42.65 森田佳祐   (小森コーポレーション)
  5.13:43.15 田中秀幸   (トヨタ自動車)
  6.13:43.62 服部弾馬   (トーエネック)
  7.13:44.91 武田凛太郎  (ヤクルト)
  8.13:46.23 中西玄気   (愛三工業株式会社)
  9.13:47.43 ドミニクランガット  (コニカミノルタ)
10.13:47.82 三田眞司   (埼玉医科大学グループ)
11.13:54.32 坂本佳太   (小森コーポレーション)
12.13:55.23 舟津彰馬   (中央大学)
13.14:02.50 高畑凌太   (立命館大学)
14.14:03.76 菊地駿弥   (城西大学)
15.14:04.32 市山 翼   (埼玉医科大学グループ)
16.14:05.94 石井秀昂   (富士通)
17.14:07.07 キンヤンジュイパトリック(札幌山の手高校)
18.14:08.48 奈良凌介   (大東文化大学)
19.14:16.26 メシャクムングティ  (NDソフト)
20.14:16.72 山下 洸   (NTN)
21.14:17.66 ノアキプリモ    (日本薬科大学)
22.14:25.90 松村陣之助  (コモディイイダ)


注目される男子5000mの主な組と選手リストを記載。

【男子5000m40組】
  1.前川紘導   (立命館大学・京都)
  2.岡田浩平   (立命館大学・京都)
  3.岡内雅矢   (法政大学・愛知)
  4.森 陽向   (東京経済大学・神奈川)
  5.堀内弘輝   (駿河台大学・広島)
  6.徳永裕樹   (法政大学・福岡)
  7.前垣内皓大  (駒澤大学・広島)
  8.今江勇人   (千葉大学・宮城)
  9.盛田和輝   (東京農業大学・千葉)
10.松延大誠   (國學院大學・福岡)
11.森 優太   (順天堂大学・山形)
12.福島正訓   (城西大学・茨城)
13.大坂祐輝   (大阪体育大学・大阪)
14.ワングイブラヒム  (札幌山の手高校・北海道)
15.島田 拓   (札幌山の手高校・北海道)
16.西脇翔太   (名古屋経済大学高蔵高校・愛知)
17.杉浦 樹   (名古屋経済大学高蔵高校・愛知)
18.高橋銀河   (秋田工業高校・秋田)
19.中川雄太   (秋田工業高校・秋田)
20.奥田祥弥   (鳥栖工業高校・佐賀)
21.野下稜平   (鳥栖工業高校・佐賀)
23.唐澤拓海   (花咲徳栄高校・埼玉)
24.川畑昇大   (須磨学園高校・兵庫)
25.安原太陽   (滋賀学園高校・滋賀)
26.佐藤榛紀   (四日市工業高校・三重)
27.広内 颯   (須磨学園高校・兵庫)
28.舩津一帆   (関西学院大学・兵庫)
29.ジョーキアリエ   (青森山田高校・青森)
30.花尾恭輔   (鎮西学院高校・長崎)
31.中洞 将   (中京学院大学附属中京高校・岐阜)
32.関野稜介   (宇部鴻城高校・山口)
33.辻 文哉   (早稲田実業高校・東京)
34.服部和空   (拓殖大学紅陵高校・千葉)
35.甲木康博   (城西大学附属城西高校・東京)
36.水谷勇登   (敦賀気比高校・福井)
37.池田知史   (愛知高校・愛知)
38.松藤 仁   (武田薬品・山口)
39.小林親平   (武田薬品・山口)
40.仲山大輝   (武田薬品・山口)
41.外岡拓磨   (NTN・三重)
42.沼田大輝   (NTN・三重)
43.山本竜也   (八千代工業・埼玉)
44.太田黒卓   (八千代工業・埼玉)
45.鈴木博斗   (鶴岡市陸協・山形)
46.倉淵大輔   (亜細亜大学・愛知)
47.長谷部航   (亜細亜大学・愛知)
48.羽藤隆成   (今治北高校・愛媛)

【男子5000m41組】
  1.大藏洋人   (青山学院大学・熊本)
  2.森川弘康   (青山学院大学・福岡)
  3.渡辺大地   (青山学院大学・静岡)
  4.久留戸黛良  (青山学院大学・千葉)
  5.能島 翼   (青山学院大学・大阪)
  6.石鍋颯一   (青山学院大学・神奈川)
  7.南美空翔   (専修大学・鹿児島)
  8.松本 薫   (専修大学・千葉)
  9.成島航己   (専修大学・千葉)
10.高瀬 桂   (専修大学・佐賀)
11.鹿嶋則宏   (専修大学・岡山)
12.宮澤真太   (城西大学・新潟)
13.大里凌央   (城西大学・静岡)
14.服部奏斗   (大東文化大学・埼玉)
15.上土井雅大  (亜細亜大学・福岡)
16.松原恭祐   (大阪経済大学・大阪)
17.ケセテハブテシオン  (星槎道都大学・北海道)
18.長澤圭馬   (法政大学・北海道)
19.藤井大輔   (関西学院大学・兵庫)
20.石田光輝   (中央大学・北海道)
21.森 悠人   (新潟大学・新潟)
22.滝口 諒   (埼玉医科大学グループ・埼玉)
23.岡 亮介   (宮﨑日本大学高校・宮崎)
24.曳田道斗   (宮﨑日本大学高校・宮崎)
25.関口絢太   (國學院大學久我山高校・東京)
26.佐藤条二   (市立船橋高校・千葉)
27.八澤輝人   (須磨学園高校・兵庫)
28.鈴木隆介   (名古屋経済大学高蔵高校・愛知)
29.田中慎梧   (伊賀白鳳高校・三重)
30.志貴勇斗   (山形南高校・山形)
31.ジョセフムワンギ  (開志国際高校・新潟)
32.瀬戸口凌   (ラフィネ・東京)
33.海老澤太   (ラフィネ・東京)
34.熊谷 光   (ラフィネ・東京)
35.畔柳隼弥   (ラフィネ・東京)
36.馬場スタン恵 (サンベルクス陸上競技部・東京)
37.金尾圭祐   (サンベルクス陸上競技部・東京)
38.中谷圭佑   (コモディイイダ・東京)
39.宮本甲斐   (コモディイイダ・東京)
40.籔下響大   (大阪ガス・大阪)
42.熊倉優介   (NDソフト・山形)
43.上手 慶   (NDソフト・山形)
44.小笹 椋   (小森コーポレーション・茨城)
45.赤平大輔   (プレス工業・神奈川)
46.上坂優太   (JFEスチール・岡山)
47.白石光星   (東北高校・宮城)
48.森木優摩   (亜細亜大学・愛知) 

【男子5000m42組】
  1.上田結也   (創価大学・熊本)
  2.鈴木ニムラ  (創価大学・千葉)
  3.大澤智樹   (創価大学・長野)
  4.横山絢史   (専修大学・北海道)
  5.佐久間秀徳  (明治大学・東京)
  6.内山優弥   (大阪経済大学・兵庫)
  7.中原佑仁   (城西大学・千葉)
  8.酒井洋明   (北海道大学・長野)
  9.眞田 翼   (中央大学・静岡)
10.森下舜也   (順天堂大学・栃木)
11.内田健太   (埼玉医科大学グループ・埼玉)
12.北村 光   (明照学園樹徳高校・群馬)
13.永吉恭理   (須磨学園高校・兵庫)
14.大塚陸渡   (日本体育大学柏高校・千葉)
15.赤津勇進   (日立工業高校・茨城)
16.田丸 颯   (駒澤大学高校・東京)
17.熊崎貴哉   (高山西高校・岐阜)
18.ハリソンガトト   (倉敷高校・岡山)
19.額賀稜平   (山梨学院高校・山梨)
20.野中優志   (大阪ガス・大阪)
21.廣瀨大貴   (大阪ガス・大阪)
23.岩﨑祐也   (大阪ガス・大阪)
24.辻村公佑   (大阪ガス・大阪)
25.黒田雄紀   (コモディイイダ・東京)
26.高橋光晃   (コモディイイダ・東京)
27.関戸雅輝   (NTT西日本・大阪)
28.浦川大樹   (NTT西日本・大阪)
29.今村 俊   (プレス工業・神奈川)
30.三宅雅大   (プレス工業・神奈川)
31.下 史典   (富士通・千葉)
32.横手 健   (富士通・千葉)
33.國行麗生   (大塚製薬・徳島)
34.打越雄允   (大塚製薬・徳島)
36.梶原有高   (ひらまつ病院・佐賀)
37.荒木祐哉   (FREERUN・新潟)
38.齋藤大樹   (内田治療院AC・東京)
39.中島公平   (カネボウ・東京)
40.福田裕大   (石川陸協・石川)
41.山中秀真   (四日市工業高校・三重)
42.伊藤秀虎   (四日市工業高校・三重)
43.中村 涼   (大阪ガス・大阪)
44.赤屋雄斗   (洛南高校・京都)
45.大内宏樹   (日本体育大学・愛媛)

【男子5000m43組】
  1.西久保遼   (青山学院大学・佐賀)
  2.目片将大   (青山学院大学・兵庫)
  3.大澤佑介   (青山学院大学・群馬)
  4.宮坂大器   (青山学院大学・埼玉)
  5.横田俊吾   (青山学院大学・新潟)
  6.中山大樹   (青山学院大学・群馬)
  7.国川恭朗   (麗澤大学・福井)
  8.難波 天   (麗澤大学・福井)
  9.椎野修羅   (麗澤大学・愛知)
10.砂岡拓磨   (城西大学・埼玉)
11.松尾鴻雅   (城西大学・青森)
12.西嶋雄伸   (城西大学・愛知)
13.斎藤俊輔   (立教大学・神奈川)
14.木村理来   (東海大学・栃木)
15.齋藤有栄   (山梨学院大学・山梨)
16.鈴木大海   (創価大学・神奈川)
17.柴田純一   (埼玉医科大学グループ・埼玉)
18.越智文弥   (埼玉医科大学グループ・埼玉)
19.伊東大翔   (國學院大學久我山高校・東京)
20.安部柚作   (國學院大學久我山高校・東京)
21.児玉真輝   (鎌倉学園高校・神奈川)
22.佐藤真優   (東洋大牛久高校・茨城)
23.馬場園怜生  (藤沢翔陵高校・神奈川)
24.杉彩文海   (鳥栖工業高校・佐賀)
26.斉藤翔太   (JFEスチール・岡山)
27.風岡永吉   (JFEスチール・広島)
28.小山陽平   (NTN・三重)
29.佐藤佑輔   (富士通・千葉)
30.久我和弥   (富士通・千葉)
32.坂東 剛   (大阪ガス・大阪)
33.今﨑俊樹   (大阪ガス・大阪)
34.前田恋弥   (カネボウ・東京)
35.折居卓哉   (サンベルクス陸上競技部・東京)
36.須崎大輝   (トーエネック・愛知)
37.桃澤大祐   (サン工業・長野)
38.千葉直輝   (SGホールディングスグループ・京都)
39.井上弘也   (住友電工・兵庫)
40.朝倉和眞   (宮城陸協・宮城)
41.三浦龍司   (洛南高校・京都)
42.辻横浩輝   (大阪ガス・大阪)
43.土本剣汰郎  (大東文化大学・岐阜)
44.川澄克弥   (大東文化大学・茨城)
45.藤本珠輝   (日本体育大学・兵庫)

 【男子10000m10組】
  1.松木之衣   (日本大学・長野)
  2.山本起弘   (日本大学・愛知)
  3.橋口大希   (日本大学・千葉)
  4.大倉真亜玖  (日本大学・新潟)
  5.疋田和直   (日本大学・京都)
  6.岩城亮介   (日本大学・愛知)
  7.岩本 宙   (日本大学・静岡)
  8.小野修平   (日本大学・茨城)
  9.若山 岳   (日本大学・京都)
10.安藤 駿   (神奈川大学・秋田)
11.古和田響   (神奈川大学・京都)
12.宗 直輝   (神奈川大学・佐賀)
13.国増治貴   (専修大学・山口)
14.足立龍星   (専修大学・神奈川)
15.西田琉唯   (國學院大學・千葉)
16.藤本 竜   (國學院大學・北海道)
17.関口大樹   (関東学院大学・千葉)
18.石山大輝   (駿河台大学・鹿児島)
19.北村歩夢   (城西大学・山口)
20.松藤 仁   (武田薬品・山口)
21.小林親平   (武田薬品・山口)
22.仲山大輝   (武田薬品・山口)
23.宗像直輝   (東京農業大学第二高校・群馬)
24.石田洸介   (東京農業大学第二高校・群馬)
25.中谷圭佑   (コモディイイダ・東京)
26.佐藤晃章   (コモディイイダ・東京)
27.淀川弦太   (愛三工業株式会社・愛知)
28.福島太郎   (大和精機競走部・奈良)
29.大久保誠吾  (埼玉陸協・埼玉)
30.三野貴史   (松戸陸協・千葉)
31.鈴木博斗   (鶴岡市陸協・山形)
32.伊井修司   (東京農業大学第二高校・群馬)
33.高橋登也   (流通経済大学・愛知)
34.宮下資大   (流通経済大学・新潟)
35.西田 楓   (流通経済大学・神奈川)
36.小縣佑哉   (日本体育大学・静岡)
37.白永智彦   (日本体育大学・京都)
38.鈴木烈剛   (日本体育大学・埼玉)
39.冨田真佑   (日本体育大学・兵庫)
40.廻谷 賢   (日本体育大学・栃木)
41.池田耀平   (日本体育大学・静岡)
42.岩室天輝   (日本体育大学・福岡)
43.大内一輝   (日本体育大学・茨城)
44.亀田優太朗  (日本体育大学・静岡)
45.古謝将大   (日本体育大学・沖縄)
46.小松直生   (日本体育大学・岡山)
47.嶋野太海   (日本体育大学・千葉)
48.菅沼隆佑   (日本体育大学・静岡)
49.野上翔太   (日本体育大学・東京)
50.福住賢翔   (日本体育大学・熊本)
51.森下滉太   (日本体育大学・愛知)
52.加藤広之   (日本体育大学・福島)
53.續木日向   (日本体育大学・秋田)
54.山下大志   (日本体育大学・神奈川)
55.安達響生   (日本体育大学・秋田)
56.名村樹哉   (日本体育大学・三重)
57.盛本聖也   (日本体育大学・京都)


まさに負のループになってきた。

トラックでの10000mの記録は、箱根路では全くあてにならない。

どうして、そんなことも分からないのだろうか。

今の時期に走りやすいトラックで好記録を出しても駅伝には役立たない。

そんなことに一喜一憂しているようでは箱根駅伝では失速をする。

失敗パターンの良い例である。

昨年も同じセリフを聞いた記憶がある。

箱根駅伝での展望を語る時、メディアが良く使う言葉は決まっている。

「〇〇大学が10000mで好記録連発」
「10000mのチーム平均が過去最高を上回る」
「チーム内の〇人が28分台」

これらの言葉は、チームを過大評価させる。

箱根駅伝で強さを発揮するチームは、そんなことにはこだわらない。

「俺達は10000mの記録が一番速い!」
「良い記録が出たから箱根駅伝へ向けて弾みがつく!」

そんなことを自分達の自信にしているようでは本番でブレーキをする。

トラックの記録は、駅伝の力を示す材料にはならない。

トラックの記録は、必ずしも駅伝には比例しない。

中学駅伝、高校駅伝、大学女子駅伝、そして、箱根駅伝。

すべての駅伝で同じことが言える。

それに気付いて自分達の力を過大評価しないチームが勝利を手にするだろう。

青山学院大学の選手として箱根駅伝を走りたいと憧れる中高生は沢山いる。

その殆どが「テレビに沢山出られるから」だというのが本音である。

生徒以上に親がテレビに頻繁に出演している原監督の人気に乗りたいのも本音だ。

腐っても鯛ではないが、青学は青学である。簡単に入れる大学ではない。

早慶までではなくても、青山学院大学卒業の肩書は一生役に立つ。

「うちの息子は青山学院卒です」

そう言いたい親は、世の中には沢山いる。

青山学院大学駅伝部が弱かった時代に入ってきた学生達は立派である。

「弱いチーム」「チャラチャラしたチーム」「陸上を舐めているチーム」

そう言われて悔し涙を流してきた世代の学生達は強く逞しく育った。

しかし、箱根駅伝で連覇をして駅伝の青学として全国的な知名度を得た今は違う。

バラエティー番組に出演をする青山学院大学駅伝部の学生達。

それが青学らしさだと言うかもしれないが、必ずしも、そうではない。

青山学院大学陸上部OBの中でも違和感を覚えている関係者は少なくない。

「あんなことをしているから、今の青山学院の選手には、タフさがなくなった」

「初優勝や2連覇をした頃の学生にあった”心のタフさ”が無くなった」

そういう身内からの声に耳を傾けることも必要かもしれない。

一般論として考えると青山学院大学とは、一体どんな大学だろうか。

青山学院大学に進学するにあたり普通に入学すると一体いくらお金が掛かるのか。

入学金・授業料・寄付金など、実際には相当なお金が掛かると言われている。

高校駅伝の強豪校から青山学院に入ると学校の雰囲気に圧倒される。

一般学生でさえ何も知らずに入学をすると違和感があるという学生も多い。

「この学校は、ブルジョアが来る大学」
「友達とお茶しに行く度に数千円使っていたら仕送りではやっていけない」
「ジャージ姿で大学構内を行き来する学生などいない」
「自分が浮いている存在であると気付いたら行きにくくなった」
「青学の小中学校から上がってくる生徒達とは全く世界観が違う」

そう語る学生も少なくない。それが青山学院大学だ。

都会から遠く離れた地方に校舎がある大学。

ジャージのまま授業を受けられる大学。

暇があれば麻雀をやっている大学とは訳が違う。

皆がみんな青山学院大学に憧れている訳ではない。

原監督のキャラに抵抗感があり、チームの雰囲気にも違和感がある高校生もいる。

学力があり文武両道を実践している中高生は、早稲田、中央、明治、法政へ行く。

学力はイマイチでも根性があり陸上に対する想いが強ければ東洋、駒澤へ行く。

スピードに自信があり、その力を活かして成長したい生徒は東海を選ぶ。

様々な時代背景と流れがあって今日に至っている。

佐久長聖高校を全国屈指の強豪校へと育てた両角監督の就任が今の東海大を作った。

青山学院大学への進学など最初から考えもしない高校生が強くなりたくて集まった。

東海大学と青山学院大学の違い。

どちらも素晴らしい大学であり、素晴らしい指導者なのは間違いはない。

しかし、周囲からのチームの見え方と学校自体の雰囲気、求められる学生像。

それらには大きな違いがある。

価値観の違い。指導者へ期待することの違い。将来への夢の持ち方の違い。

それが東海大学と青山学院大学の違いだ。

どこが良くて、どこが悪いという話ではない。優劣を付けるのでもない。

ただ、メディアからの情報だけで判断をして欲しくはない。

テレビに沢山出られるし、原監督と一緒に居たら周囲に自慢できる。

親の自己満足で進路を決める中高生と家族が多い現状は、これ以上見ていられない。

もし、来年の箱根駅伝で青山学院大学が低迷をしたら。

シード落ちするようなことになったら、それでもテレビは青学駅伝部を扱うだろうか。

今の人気を維持して良い選手が集まってくるだろうか。

箱根駅伝で連覇をしてもオリンピックには出られない。

結局は、駒澤や東洋、東海、早稲田などからしかオリンピック選手が育たない。

現状は、そう思われても仕方がない。

今の東海大学にあるのは、箱根駅伝優勝の先にある卒業後の夢。

大きく成長する可能性。箱根駅伝で燃え尽きてしまわない心が育つという期待感。

そこが青山学院大学とは大きく違う点だ。

原監督は、箱根駅伝をオリンピックへと繋げると言うが、学生達の心は違う。

箱根駅伝で優勝をして、テレビにも出演して、一生の想い出を作って大満足。

同じモチベーションを維持して実業団でも必死に鍛錬する心までは育っていない。

箱根駅伝の価値とオリンピックの価値は、全く違う。

それを本気になって教える指導をしていかなければ数年先には青学時代は終わる。

原監督に望むこと。学生達に教えて欲しいこと。それは・・・

箱根駅伝の先にある夢の大きさと価値。燃え尽きない”心”。

今まで以上に真剣に、それを教えて欲しい。心を育てて欲しい。

東海大学の両角監督は、佐久長聖高校時代から心を育ててきた。

だから、将来への夢が明確で大学卒業後も伸びる選手が多い。

青学を卒業しても伸びない。活躍すのは補欠だった選手ばかり。

そうならないように心を育てる指導をして欲しいと強く願う。

最終区で逆転負けを喫した青山学院大学。

勝ちパターンであったにもかかわらず、それを活かせなかった。

この負け方には、大きな弱点が現れている。

惜しくも負けたと思っているなら、それは、大きな間違いである。

青山学院は、「運よく2位で済んだ」と言った方がいい。

1位の東海大とは、最終区で逆転と言っても大差で負けている。

これは、明らかな力負けである。

それよりも真剣に考えなければならないのは、後ろのチームとの差だ。

駒澤大とは、5秒。
東京国際大とは、36秒。
東洋大とは、41秒。

この秒差が意味するのは、僅かなミスでも致命的なミスになっていたということ。

あとひとつミスをしていたら、青山学院が、5位になっていた可能性もある。

距離が長くなり、区間が増えれば、尚更、ミスが出やすい。

距離が長くなればなるほど、青山学院には不利な状況になる。

これが、現状を冷静に分析した結果だ。

青山学院の選手達が、3年前のように狙った試合で100%力を発揮できていたなら…

今回も東海大に競り勝ち、その他の大学には、1分30秒以上の大差をつけていただろう。

狙った大会で持っている力を100%出せるのが、青山学院の強さであった。

それが、この秒差での2位では、黄色信号どころか赤信号と言ってもよい。

今回の2位は、惜しくも負けたのではなく、なんとか2位になったと言った方がよい。

青山学院の層は薄い。青山学院に粘り強さはない。青山学院に勢いはない。

ここで第二のヒントを与える。

青山学院は逃げる展開をすることによって強さを発揮するチームである。

逃げる展開になればなるほど選手達は活き活きと走る。

だからこそ、他大学は、往路で青山学院を叩き潰す作戦に出るといい。

前半に戦力を集めてでも往路で青山学院を6位以下に落とすこと。

それが出来たら青山学院は、優勝争いには上ってこない。

青山学院に勝ちたければ、前半に勢いを止める作戦が効果的である。

やるべきことは分かっている。

お互いの手のうちを知り尽しているからこそ、ミスのないレースに期待をしたい。


【2019全日本大学駅伝結果】
  1位 5時間13分15秒 東海大学
  2位 5時間14分59秒 青山学院大学
  3位 5時間15分04秒 駒澤大学
  4位 5時間15分35秒 東京国際大学
  5位 5時間15分40秒 東洋大学
  6位 5時間17分04秒 早稲田大学
  7位 5時間17分34秒 國學院大学
  8位 5時間19分38秒 帝京大学
  9位 5時間19分46秒 順天堂大学
10位 5時間20分06秒 中央学院大学
11位 5時間20分14秒 法政大学
12位 5時間21分21秒 立命館大学
13位 5時間21分29秒 城西大学
14位 5時間21分46秒 日本体育大学
15位 5時間23分51秒 明治大学
16位 5時間24分18秒 拓殖大学
17位 5時間29分24秒 関西学院大学
18位 5時間33分08秒 京都産業大学
19位 5時間33分34秒 皇学館大学
20位 5時間35分32秒 札幌学院大学
21位 5時間35分01秒 愛知工業大学
22位 5時間40分13秒 環太平洋大学
23位 5時間41分48秒 新潟大学
24位 5時間43分54秒 第一工業大学
25位 6時間04分48秒 東北福祉大学

<区間賞>
1区 27分49秒 萩久保寛也 (城西大学) 
2区 31分51秒 伊藤達彦  (東京国際大学)
3区 33分01秒 相澤 晃  (東洋大学)
4区 33分54秒 西田壮志  (東海大学)
5区 36分06秒 青木祐人  (國學院大学)
6区 37分26秒 郡司陽大  (東海大学)
7区 52分09秒 田澤 廉  (駒澤大学)
8区 57分14秒 ルカ・ムセンビ   (東京国際大学)




筑波大学の6位通過は、予想外でも、想定外でもない。

筑波大学へ入学している選手レベルの高さは、強豪校に引けを取らない。

元中学記録保持者だったり、インターハイ上位入賞者だったりが入っている。

もう30年くらい前から、ずっと言われてきたこと。それは・・・

「良い選手は入るが指導者が居ない」

「口先だけ立派だが、結果を出せない選手ばかり」

「あれだけ能力の高い選手が入っていて、飼い殺し状態だ」

男女共に「長距離選手が潰れていく大学」として有名な大学であった。

筑波大学は、陸上選手にも人気がある大学である。

早稲田、慶応、青山学院、中央、明治、法政などレベルの高い大学と肩を並べる人気。

しかし、良い選手は入っているが、指導者が不在だったので結果を出せなかった。

逆に言えば、指導者次第では、簡単に結果が出る戦力は整っているチームであった。

指導実績があるコーチングスタッフがいれば、いつでも結果が出る状態であった。

それが、今年だったというだけの話である。

箱根駅伝予選会を解説した面々が口をそろえて「予想外」と言っていた。

無知と言うか、勉強不足というか・・・ハッキリ言って現状認識力が欠けている。

筑波大学のことを「予想外」と言う前に、自分達の足元を良く見ろと言いたい。

早稲田、中央の指導陣の力不足をもっと厳しく指摘するくらいでないといけない。

元々、能力の高い選手が集まる学校が、今までは眠ったままだった。

しかし、きっかけを掴んで自分達の力に気付き、結果を出す喜びを知った。

「学力の高い大学へ行きたいが、筑波は弱いから行かない」

そう言って、東大、早稲田、青学、明治、中央などを選んでいた選手は少なくない。

これからは、そういう選手達が、迷わずに筑波への進学を考えるだろう。

「頭でっかちで口先ばかりの筑波」から「箱根駅伝にも出場できる筑波」へと変わる。

筑波大学の躍進は、今後も続くことだろう。

その反面、大東文化、山梨学院は、なるべくしてなった予選落ちだ。

こうなることは数年前から分かっていた。戦力不足、指導力不足は否めない。

「あと5年は復活出来ない」という関係者もいる。

何故なら、現状認識力が著しく低いから。

どんな手段を使ってでも有力選手を集めなければチーム力は上がらない。

言葉の力を活かして選手のモチベーションを高めることが出来る指導者が必要だ。

完全に時代に乗り遅れている。時代の流れの速さに対応出来ていない。

かつて優勝した亜細亜大学は、もう上ってこれない。

大東文化も山梨学院も、そうなる可能性は否定できない。

早稲田、中央が予選落ちすることさえあり得る時代。何が起きても不思議ではない。

データ分析をしてチームの現状を理解し、危機感を持つこと。

そして、選手とコーチングスタッフが共通認識を持ってチーム力を高めること。

それが出来たチームが本戦出場を果たし、本選でも活躍するだろう。





【2020年箱根駅伝優勝校&上位校予想②】
            優勝する確率
  1位 東海大学   (78%)
  2位 東洋大学   (63%)
  3位 駒澤大学   (56%)
  4位 國學院大学  (48%)
  5位 
青山学院大学 (45%)
  6位 
帝京大学   (37%)
  7位 
早稲田大学  (33%)
  8位 
東京国際大学 (25%)

  9位 明治大学   (25%)


<参考>
【出雲駅伝結果】※TOP10
  1.2:09:58 國學院大学
  2.2:10:06 駒澤大学
  3.2:10:09 東洋大学
  4.2:10:18 東海大学
  5.2:10:51 青山学院大学
  6.2:13:11 立命館大学
  7.2:13:49 帝京大学
  8.2:14:04 順天堂大学
  9.2:14:18 拓殖大学
10.2:14:20 法政大学

2020年箱根駅伝優勝校&上位校予想!

<解説>
東海大学の優勝確率は、依然としてダントツに高い。今回、負けた悔しさを味わうことは、箱根に向けてのエネルギーとなる。選手達にとって大きなプラスだと考えてよい。ここから更に練習のモチベーションが上がることだろう。箱根で優勝するには、今の時期にバンバンスピードが出てはいけない。箱根のみを考えた時、本来なら、今は、まだ地道にコツコツ走り込んでいる時期である。出雲では思うように走れなかったと感じるくらいで丁度よい。今、ガンガンスピードが出る走りをしているチームは、箱根では失速する確率が高くなる。何故なら、「今やっていることが正しい」「自分達の仕上がりは順調だ」と錯覚してしまうからだ。出雲駅伝が無い時代なら、今の時期は、夏の強化練習の疲労回復期からレース期(全カレ・各記録会)を経て、また走り込みの時期に入っている時だ。今の時期にバンバンスピードを出しているのは、箱根で優勝する為にはマイナス要素となる。今、スピードを上げる必要は無い。6~7割の仕上がりで出雲を走り、全日本でも7~8割までギリギリ上げるくらいで丁度よい。箱根で優勝する為には「出雲では、思うように走れなくて悔しかった!」と思うことが肉体的にも精神的にも箱根にピークを合わせられる土台となる。そう考えると東海大学は、順調に強化が出来ていると言える。出雲駅伝2位の東洋大学も優勝する確率は高い。往路優勝する確率は、全出場校の中でトップ。東海大学の対抗馬の筆頭は、東洋大学と言って良い。駒澤大学にも勢いがある。中村匠吾選手の東京五輪代表内定は現役の学生選手達に大きな力を与えた。課題は、東海大と東洋大に勝つには2枚戦力が足りない。あと数か月で、その穴を埋めることが鍵となる。出雲で逆転優勝した國學院大学は、箱根駅伝でも強さを発揮するだろう。年間を通しての走り込みの成果でもあるが、何よりも選手一人一人の意識が高い。チーム全体が、ひとつの方向に向かって進んでいる雰囲気がある。西湖での練習を見ても、ダウンJOGひとつとっても、いい加減に走っている選手がいない。目的意識を失っている選手、コーチングスタッフの目を盗んでサボっている選手も見受けられない。その雰囲気の良さが、今回の優勝に繋がっている。箱根駅伝でも間違いなく上位争いをするチームである。青山学院大学は、箱根駅伝では、3つの失敗をする可能性がある。①選手の調子(ピーキング)の見誤り。②区間配置の見誤り。③選手の心(優勝への意欲)の見誤り。チャラチャラしていると言われても、それが「青学らしさ」だとして選手を育成してきたが、それは、もう昔の話だ。名実ともに地位を築いてしまった今、「青学らしさ」というものをはき違えている選手が多い。初優勝・2連覇・3連覇をした頃の「心の強さ」や「ハングリーな気持ち」、そして「絶対に諦めない」という闘志むき出しの走りが、今の学生達には見られない。そのことにコーチングスタッフが気付いていれば、ここからの巻き返しは期待できる。しかし、もし、「これで良い」と思っているなら、箱根では、失速を繰り返してシード落ちさえある。他校は、青学のユニフォームが目の前に見えたら勇気が湧く。青学が失速し順位を落としてきたら元気を取り戻し全力で抜きにかかる。青山学院の選手達が、その”恐怖”をリアルに感じられるかどうかが青山学院の結果を左右する。自分達が落ちていく姿をイメージして、そうならないように日頃の練習から緊張感と泥臭さのある必死の取り組みができたら青山学院は復活する。それに気付かないなら、青学関係者を大きく落胆させる結果となるだろう。帝京大学、早稲田大学、明治大学、東京国際大学の躍進も期待できる。箱根駅伝予選会、全日本大学駅伝の結果に注目し、学生達の頑張りを応援したい。

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