ランナーズ・ジャーナル JAPAN (Runners-Journal.Jp)

事実に基づいた「真実のコラム」を掲載しています。今だからこそ伝えたい「本当のこと」をありのまま伝えたいと思います。

カテゴリ: MGCへの道

やはり強かった天満屋勢!

五輪選考会には、必ず、ピタリと合わせてくる調整力は、素晴らしい!

優勝した前田穂南選手は、暑さと起伏に強い選手であることを証明した。

しかし、来年の東京五輪は、本当に厳しいレースになることもイメージできた。

レース中盤から脚に力がなくなり、ラスト5㎞は全ての選手の脚が止まっていた。

冬のマラソンとは違い、夏の東京五輪は、想像以上に選手の体力を消耗させる。

ゴール後、脚に力が残っている選手はいなかった。

あの状態では、世界のトップレベルと勝負はできない。

更なる強化策が必要であることが分かっただけでもMGCを開催した意味はあった。

内定を受けた選手は、今回のデータを活かして来年に向けて準備を進めて欲しい。





これぞ、男の戦い!

これが日本男子マラソン復活の第一歩となる。

久しぶりに最後まで緊張感のある「ガチ勝負」が見れた。

出場した選手達。素晴らしいレースをありがとう!






 

多くの国民は、今週末にMGCが開催されることを全く知らない。

関東近辺で陸上競技をしている中高生の保護者へヒアリングをしてみた。

200人の保護者へ「今週末に何があるか分かりますか?」と質問をした。

182人は「分からない」と答えた。

分からなかった保護者に「MGC」が開催されることを伝えると・・・

「MGC…なんですか、それは…」と答えた保護者が、7割近くいた。

興味関心を持ってすぐに分かった保護者は、全体の1割にも満たなかった。

陸上競技をしている中高生の保護者でさえMGCが開催されることを知らない。

これが現実である。

中学・高校の教員80人にも同じ質問をした。

「今週末にMGCが開催される。東京五輪の代表選手が決まる」

そのように答えられた教員は、3人。たった、3人であった。

「体育祭の準備がある」
「研究授業の資料を作成する」
「進路説明会」
「出張がある」

など、目の前にある業務が忙しくMGCへの興味関心は殆どないように感じた。

市民ランナーや陸上関係者だけではなく、全国民をあげて応援する雰囲気がない。

日本陸連のメディア戦略は、本当に下手である。

広告代理店に高額を支払っている割には、全く、的を得た広報戦略が出来ていない。

発想力もなければ、企画力にも乏しい。

マラソンの楽しさを知らない広告代理店の人間にマラソンの奥深さは理解出来ない。

本当の楽しさ、真剣勝負の醍醐味、5年・10年先の発展へ向けての道つくり。

MGCを開催する意味を全く理解せずに、金稼ぎに利用をしている。

それでは、国民には「MGC」の「重さ」と「価値」は伝わらない。

有名歌手による国歌斉唱も良いが、お祭り騒ぎにしない大会運営を期待する。

お祭り騒ぎからは何も得られない。

選手達の必死の頑張りを「スポーツエンタテイメント・ショー」にしてはいけない。

リアルな真剣勝負を「余計な解説」をつけることなく黙って放映して欲しい。

無理に盛り上げる感や大袈裟な解説は、一切要らない。

淡々と見守りたい国民も多いことを理解して、選手達のリアルな姿を見せて欲しい。

予想通りに若干ではあるが、週末へ向けて「猛暑」は和らいできている。

早朝の5時台は、かなり涼しい感じを受ける。

つまりレース当日の朝練習(体慣らし)は、気分良く行えるだろう。

結局は、レース中に徐々に熱くなる気象条件の変化への対応力が勝敗を決める。

真夏でも秋でも冬でも、晴れた日は、それなりに「暑さ」がある。

お正月の箱根駅伝で陽射しが強くなれば「暑さ」の為に失速する選手は出てくる。

普段の練習から「暑さ」に弱い選手は、MGCでも失速するだろう。

どんな気象条件でも最低限の走りができるような安定性のある選手は、MGCでも強い。

当日は、曇りになる予報もある。

レース中の天気の変化を気にしないで走れるタフな選手が、勝利をもぎ取るだろう。


鉄剤注射・点滴の類を打つ為に通院したと思われる選手情報は、数件届いて居る。

現在、事実確認をしている。何をどれくらい打ったのかまで確認作業中である。

事実だと認められたら約束通りに前日に名前を公表する。

鉄剤注射は、必要ない。そんなことをして勝利を手に入れても意味はない。

来年の1月には、過去20年間の鉄剤注射使用チームと選手名を公表できる準備が整う。

競技力を向上させるためのモノであるのは、明らかになっている。

実際に注射を打っていた選手が「私達は監督に言われて打っていた」と証言をしている。

注射・点滴を打ったとみられる通院記録を書いた練習日誌なども集まっている。

物証は揃っている。証言も得ている。元選手達は「公表して欲しい」と言っている。

何が正しくて、何が過ちなのかを選手達はチームスタッフ以上に分かっている。

当時は何もわからずに言われるままに打っていただけで罪の意識は全くなかった。

しかし、現在は、自分達がしてきたことの目的と意味を理解している。

口をつぐんでしまう選手もいるが、大抵の選手は、正直に話してくれる。

どんな企業名(学校名)と選手名があるか。どれくらいの人数に及ぶのか。

来年の1月に情報(エビデンス)が揃った段階で判断をしたいと思う。


まずは、現役選手達のMGCでの活躍を心より期待し応援をしたい。








いよいよ、日本陸上界初の試みであるMGCが近づいてきた。

海外合宿を行っていた選手も時差調節の為に帰国しているはずだ。

ここからが本当の勝負である。ここからの体調管理で勝敗が決まる。

今週前半は、また猛暑がぶり返して猛暑となる予想。

ここでの体力の消耗は避けたい。

以前は、体調維持の為の「点滴」や「注射」を受けていた選手もいるだろう。

しかし、今は、レース前の血液操作や不必要な注射処置は認められない。

自力で調整をしなければならない。もう、医者の力は借りられない。

中には、コッソリと会社内にある医務室や提携している病院で処置するかもしれない。

小さな個人病院でコッソリと受けている選手もいるかもしれない。

もし、MGC出場者が通院をしたら内通者から連絡が入るようになっている。

元実業団選手やチームスタッフから情報は入ってくる。

人は、正しいことをするなら、簡単に口を割る。

これまで、コッソリと点滴を受けていた選手が、もし、居るなら気をつけて欲しい。

もし通院をすれば、通院した選手の名前をレース前日に「ここ」で公表する。

そういう知識を持っていて過去に行っていた実業団チームの監督名も分かっている。

フェアな戦いをして欲しい。実力で勝負をして欲しい。

中学生・高校生に説明できないことは、しないで欲しい。


週の後半は、少し気温が下がる予報。最低気温が下がってくれることが望ましい。

エアコンを使用せずに快適な睡眠をとれる気象条件が体調を上向かせる。

勝負は、金曜日・土曜日の調整での動き。

ヒントを与える。

調整走で脚が軽かった選手は、東京五輪のコースに苦戦する。

脚を軽くしてしまうと30㎞以降の上り坂を駆け上がる力がなくなる。

東京マラソンは、脚を軽くして調整した方が記録が出る。

ナイキのシューズを使用している選手は、尚更、東京マラソンのコースには強い。

しかし、東京五輪のコースは、脚を軽くすればするほど「必ず」後半失速する。

脚を鍛えずにシューズの力に頼って記録を出してきた選手は、ここで分かる。

脚を軽くして仕上げた選手で成功した例は、ゼロ。

東京五輪のコースを攻略するには、脚が張った状態を作ることが鍵となる。

「前半の15㎞から20㎞までは脚が重くて重くて仕方なかった」

「でも、ハーフを過ぎてからは徐々に軽く感じてきて30㎞から動き始めた」

「35㎞を過ぎて勝負所の上り坂では、驚くほど軽快に駆け上がれた」

「ラスト2㎞は。さすがにキツくなったけど、ゴールまで突っ走れた」

こういう感覚で走れた選手が「勝利者」となる。

もうひとつ、アドバイスをする。

前半、スローペースで走っても、後半は必ず失速する。

軽快なペースで走っても、スローペースで走っても「失速」はする。

失速率が少ないのは、軽快なペースで走るレース展開。

本来の自分のリズムを抑えてまで相手に合わせて走ると「あの坂」は上れない。

自分のリズムで走ってこそ「あの坂」を攻略することができる。

それは、過去の「東京国際マラソン」の結果を見れば分かる。

スローペースで入っても、後半、必ず失速する。

2時間8分台でのゴールをイメージしてレースを進めた選手が「勝利者」となる。

これは、大きなヒントとなるだろう。一番のコース攻略法だ。

それを理解した上で最終調整を行って欲しい。

 MGC優勝者予想(期待度ランキング) 



【男子期待度ランキング】
           (出身大学) (出身高校)
1位 大迫傑      早稲田大学 佐久長聖高校(長野)

2位 設楽悠太     東洋大学  武蔵生越高校(埼玉)

3位 佐藤悠基     東海大学  佐久長聖高校(長野)

4位 服部勇馬     東洋大学  仙台育英高校(宮城)

5位 村澤明伸     東海大学  佐久長聖高校(長野)

注目 堀尾謙介      中央大学  須磨学園高校(兵庫)


【女子期待度ランキング】

1位 鈴木亜由子    名古屋大学 時習館高校(愛知)

2位 松田瑞生           大阪薫英女学院高校(大阪)

3位 前田穂南           大阪薫英女学院高校(大阪)

4位 野上恵子           須磨学園高校(兵庫)

5位 岩出玲亜           豊川高校(愛知)

注目 上原美幸            鹿児島女子高校(鹿児島)


<解説>
陸上競技の大会やマラソン中継を殆ど観たことがない「一般市民」を対象としたヒアリングによる期待度ランキング。

男子選手の場合、箱根駅伝で活躍した選手の知名度が高く、更に東京マラソンで活躍するなどメディアへの露出頻度が高い選手が上位にきている。陸上ファンではない一般市民にも名前が知られていて、活躍を期待されている選手の筆頭は、やはり、大迫傑。その期待度は、ハンパない。男子のレースには、大きな注目が集まると予想される。

女子の場合、男子選手程の知名度がある選手は、残念ながら殆どいない。最近の選手では、名前と実績をスラスラとあげられる選手はゼロ。有森裕子、高橋尚子、野口みずきのような国民全てに知られている選手はいない。現在の女子マラソンは、それだけ期待されていないということだ。選手の名前と実績を紹介してからピックアップしてもらった結果、全国高校駅伝で活躍した選手や最近のマラソンで活躍した選手の名前が上位にくる。

ヒアリングをした結果、男子選手への期待が7、女子が3。そういう印象を受けた。

「誰が出るのか分からない」、「期待出来ない」、「興味がない」という声が多い一方、「でも、折角、東京で開催されるのだから、当日は、沿道に出て応援したい」という温かい声もあった。

国民が心から応援したくなるような「強くて逞しい選手」が出てくることに期待をしたい。

レース1ヶ月前に1週間練習を落とすこと。走らずにウォーキングすること。

まずは、これが、勝つためのポイントの第一段階となる。

これまで海外や北海道で走り込みを行ってきた選手は、今が一番疲れが出る時期だ。

脚に痛みを感じたり、カラダが重く感じている選手もいるだろう。

しかし、それは、グッドサインである。

かけっこの神様が、休みなさいと言ってくれていると思って堂々と休めばよい。

ここで1週間カラダを休めておくと、今まで上がらなかった調子が上向いてくる。

<今後の主な流れの目安>

 Race day 

 Week 5(1週間前) 10マイル快調走(レース当日の入りの感覚をつくる)

 Week 4(2週間前) 20㎞TTを入れる(内臓器官の疲労回復期間)

 Week 3(3週間前) 30㎞TTを入れる(実戦練習で脚の強さを確認)

 Week 2(4週間前) 練習再開(最終調整の方向性を決める)

 Week 1(5週間前) 1週間休む(故障回復期間)

あれもこれもやろうとせずに、最終調整の方向性をひとつに絞ることが大事。

その為には、現在の体調の見極めが必要になる。

「きっと調子は良い筈だ」

「このあと調子は上がってくるだろう」

勘に頼ってしまうと現在の体調を見誤ってしまう。勘や感覚はあてにならない。

調子が良いかどうかは、5000m×3本(レースペース走)をやってみれば分かる。

この距離ならダメージは殆どないし、3本目の走りが現在の本当の調子を示してくれる。

大事なのは、ゴール直後の身体データ。心拍数、乳酸値、酸素飽和度など。

スタート時に脚が軽く感じても、2本目、3本目のゴール後の値が悪い場合もある。

その場合、実際の調子はあまり良いとは言えない。

そのまま勘違いが続くと、レース当日に思わぬ失速をする可能性がある。

走り出しが良くても、20㎞を過ぎたあたりから脚が重くなってしまう確率が高い。

レースの勝負所が来る前に集団から離れてしまうだろう。

自覚出来ていない慢性疲労は、中途半端な休養では、1ヶ月あっても回復できない。

思い切って1週間、ウォーキングだけにしないとカラダの芯の疲れは回復しない。

逆に、3本目を終えた時の値が良ければ、レースでも後半に行けば行くほど動いてくる。

30㎞を過ぎた勝負所からグングン調子が上る可能性が高い。

自分の感覚は、あまりあてにならない。

自分の感覚と実際のカラダの状態は、ズレが生じる。

それを認識できている選手は、これからの1ヶ月の練習の組み立てを間違えることはない。

大事なのは、データによる体調管理だ。選手任せでも、指導者本位の考えでもダメだ。

冷静な見極めをしながら、ポイント練習を70%の力でこなす余裕があれば勝率は高くなる。

現在の体調を正確に把握した上で、今後の練習の組み立てを決めていくことが鍵となる。

すべては、ここからの流れ次第で決まる。

出場選手達には、是非、本番に向けて、万全な体調をつくって欲しい。

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