ランナーズ・ジャーナル JAPAN (Runners-Journal.Jp)

事実に基づいた「真実のコラム」を掲載しています。今だからこそ伝えたい「本当のこと」をありのまま伝えたいと思います。

カテゴリ: スポーツ界の問題点

日本の長距離界に深く浸透していた鉄剤注射。

鉄剤注射によって数々の記録・栄光・実績を日本陸上界は作ってきた。

鉄剤注射が最も盛んな時代の記録が未だに破られないまま今日に至っている。

厚底シューズの力を借りても破れないのだから鉄剤注射の力は本当に偉大と言える。

どの記録が当てはまるのか。

どんなタイミングで使用していたのか。

誰がいつからいつまで使用していたのか。

すべての事実を語れるだけの裏は取れている。

しかし・・・ここでは敢えて公言しない・・・

アッと驚くような選手が頻繁に使用していたという事実はなくならない。

意外と身近なところに鉄剤注射を使用して積み上げた実績の持ち主はいる。

本人の口から「鉄剤注射を使用していた」と語られることは永遠にないだろう。

「〇〇選手に自分が打っていた」と正直に打ち明けるドクターも出てくることはない。

それでも事実が無くなることはない。いつか誰かが語る日が来るまで封印されていく。

中学校、高校、大学、実業団。すべての世代で頻繁に使用されてきた鉄剤注射。

中学駅伝、高校駅伝、箱根駅伝、実業団駅伝でも鉄剤注射によって歴史が作られてきた。

コーチングスタッフの指示によって普通に行われていたことは分かっている。

「そんなのは、見たことも聞いたこともない」という陸上関係者がいたとしたら…

その人物は駅伝名門校の出身者ではないか、素質があって打たなくても活躍できただけ。

箱根駅伝の強豪大学は、様々な方法で20㎞突っ走れる体を手に入れてきた。

大会前に周到な準備をして臨む場合もあれば、レース直前に処置する方法もある。

往路で不利な展開になると復路の選手達は、その日に施して翌日復路を快走してみせた。

それを知っているのは、メンバー10人の中でも一部の選手のみ。

チーム全体には知られずに極限られた選手のみが監督から指示されて打っていた。

長い歴史の中では、様々な出来事が起きている。

ひとつひとつの話を”その時代”に”そのチーム”で走っていた元選手から聞いている。

日本選手権や全日本実業団駅伝前の数週間の通院記録まで元選手から聞いている。

高校駅伝でも具体的な”場所”や”成分”まで詳細に元関係者から聞いている。

中学駅伝でも”どの中学”が””いつ頃”使用していたかも本人から聞いている。

それを蒸し返すつもりはない。既に数十年経過していることを公にするつもりはない。

ドーピングと違い陽性が判明したら記録や結果がはく奪されることはない。

例え、誰がどの大会で使用していたかが公になっても結果が変わることはない。

今後、その記録を破る選手やチームが出てくるまで、ずっと残り続ける。

厚底シューズの力を借りても破れないような快記録が、ずっと残っていて良いのか。

この際、鉄剤注射だけではなく、ドーピングの疑いがある記録は、すべて塗り替えたい。

どうせなら、世界中の”あやしい記録”を全て塗り替えるシューズと機会を作って欲しい。

喉に物が詰まったままの歯がゆい状態を解消するチャンスを3年以内に作って欲しい。

シューズ開発や大会運営方法の進化が鉄剤注射に勝る日が来ることを期待したい。

コロナ禍で例年通りのスポーツイベントが行われなかった影響もあるだろう。

小学生が選ぶ「あこがれの人TOP10」には、残念ながらスポーツ選手は入らず。

1位 竈門炭治郎(鬼滅の刃)

2位 お母さん

3位 胡蝶しのぶ(鬼滅の刃)

4位 先生

5位 お父さん

6位 冨岡義勇(鬼滅の刃)

7位 竈門禰豆子(鬼滅の刃)

8位 煉獄杏寿郎(鬼滅の刃)

9位 我妻善逸(鬼滅の刃)

10位 時透無一郎(鬼滅の刃) 

※アンケートは「進研ゼミ小学講座」の小学3~6年生。
※7661人(女子5170人、男子2491人)を対象。
※今年11月20~23日に実施。


10人中7人が「鬼滅の刃」の登場人物となったのは、まさに子供の心を掴んだ証拠。

今年の社会情勢では、誰も「鬼滅キャラ」には勝てない。

しかし、もし、新型コロナが無ければ、盛大に東京五輪が開催されていた。

東京五輪が行われていれば、日本人のメダリストに大きな注目が集まったはず。

今頃は、連日テレビに出演し、日本のスーパースターとして国民から愛されただろう。

逆に「鬼滅の刃」は、ここまでの超絶人気になっていなかった可能性が高い。

それもすべて巡り合わせ。来年の上半期までは、潔く諦めるしかない。

もし、来年、無事に東京五輪が開催されて、各競技で熱戦が繰り広げられたなら…

来年の今頃は、スポーツ選手が各種のランキングに入るようになっていて欲しい。

小学生にとってのスポーツ選手が、正義の味方であり、美しい心の持ち主であり、

苦しさにも打ち勝つスーパースターであって欲しいと願いながら活躍を期待したい。

鉄剤注射に頼り、ドクターと二人三脚でチームを作ってきた指導者が苦しんでいる。

漢方薬を含めて、この20年間に多くの場面で実力以上の”特別な力”が働いた日本長距離界。

指導力以外の力に頼ってきた指導者が低迷に苦しんでいる。

実業団駅伝、箱根駅伝、大学女子駅伝、高校駅伝、中学駅伝、それは全てに該当する。

確固たる証拠と証言によって裏は取れている。

引退した選手、現役で活躍する選手、鉄剤注射に疑問を持った選手は、全て話してくれる。

指導者の中には、20年以上前の卒業生にも「絶対に喋るな!」と口封じをした者もいる。

これらは、すべて現実に起きていることだ。

以前は、闇に葬られたことでも、今は必ず表に出てくる。

素直で嘘が付けない選手は、良心の呵責に苛まれた挙句、全てを語る。

今年、既に行われた駅伝。そして、これから行われる駅伝でもやるチームはやる。

コロナ禍で病院に行き難いなどということはない。

鉄剤注射は、大きな病院では行われていない。

特別なチームのみ大きな病院で陸上界の大物が黙認する形で行われている。

(これについては、もう30年以上前から行われている)

それ以外は、小さな医院のような場所で行われている。

休診日に玄関以外の場所から数名がサッと行くので見た目には全く分からない。

鉄剤注射は、なくなったりなどしない。

そもそも、この話は、つい数日前に現役選手から聞いた話である。

鉄剤注射を使用している選手の走りには、ある特徴がある。

それについては、全国高校駅伝、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝が終わったら解説する。

いずれにせよ、使用している指導者と使用していない指導者との違いが鮮明になる。

バレるのを承知の上で使用を続けるのか、選手の実力のみで勝負するのか。

2021年は、指導者の真価が問われる年になるとだけ申し上げておきたい。

(8月19日の記事を再投稿)

愛知県豊橋市内の市立小学校の部活動が完全に廃止されることになった。

運動部は既に廃止が決まっていた。今回は、文科系部活動の廃止が決まった。

来年度から地域のボランティアによる課外活動へとシフトをしていくことになる。

この流れには、大いに賛成をしたい。

小学校に部活動があること自体が、そもそも間違っている。

小学生にも各家庭にも教員にも、そんな余裕はない。

時間的な余裕が無い以上に精神的な余裕もなくなることが大きな問題と言える。

小学生の部活動と言っても学校を挙げて力を入れているモノは半端なくガチだ。

中学・高校の強豪校と変わらないくらい熱を入れている。

豊かな心を育む教育的な自主的活動ではなく「結果」を求めて本気で練習をさせている。

教育とはかけ離れた「勝利至上主義的な要素」が多く見られるモノも多い。

関東地方のある市内の小学校は、半ば強制的に部活動に参加させられている。

学校関係者は、「強制力はない」と建て前を言うが実際には所属しないと怒られる。

特に「駅伝部」という名の部活動は、学校に都合よく出来ている。

学校の部活動である陸上部やサッカー部とは違う位置づけの特別活動。

その学校の部活動一覧には「駅伝部」は載っていない。

しかし、学校内では大きな力を持っている。

サッカー、野球などの運動部だけではなく文化部も含めて一般の部活動とは別の扱い。

特別扱いで「駅伝部」が存在し、運動に長けた子供が半ば強制的に集められている。

市内駅伝や地区駅伝などに学校代表として参加する「駅伝部」は花形部活。

何十年も前から存在し、学校で一番の名誉部活でもある。

学校内で足が速い子供は、すべて召集される。

中学進学に大きな影響を及ぼすから断ることは出来ない。

公立中学に進学する為の「申し送り事項」として「駅伝部所属」はプラス点になる。

私立中学を受験する際には、内申点に大きく影響を及ぼす。

召集されたら断れない。断ったら中学進学に不利になる。

秋冬シーズンだけ希望者が集まる駅伝部は良くあるが、この地域の駅伝部は違う。

年間を通じて朝練習と午後練習を行っている。

年に1度の市内駅伝に向けて年間を通じて猛練習をする。

定期的にタイムトライアルをして記録が悪いと厳しく注意される。

時には保護者が呼び出されて記録が伸びていないことを顧問から叱責される。

校長・教頭からの「特別指導」も保護者にされる。

駅伝部には無条件かつ全力で協力しなければならない。

小学生なのに学校の為に全てを尽くして走らされる。

小学校を卒業する時には、疲れ果ててしまう。

燃え尽き症候群のような状態になり「やりきった」感を出して卒業する。

本来は、将来への夢と希望を持って卒業するのが普通の小学生の姿。

しかし、この学校の子供は「もう陸上はいい」「走りたくない」と本音を漏らす。

走ることが自分の夢を叶えるためではないことに気付くからだ。

自分達が活躍することで良い思いをするのは学校の先生だと気付いてしまう。

自分達が活躍することで得をするオトナの事情を理解してしまう。

自分達は使われているだけであるのを知った子供のモチベーションはガタ落ちする。

そうして陸上が好きではなくなってしまう子供が増えていく。

そういう文化が根強くある地域が全国には幾つかある。

それが将来の伸び悩みの大きな原因となっていることを学校関係者は気付くべき。

教師や学校の名誉や出世の為に部活動が使われるのは子供の将来を潰していく。

声の大きい教員の言うことを理不尽だと気付きながらも従う文化は終わりにしたい。

公立小学校の部活を廃止する流れが全国に広まることを強く願う。

今年度の陸上界は、新型コロナの影響で組織の在り方に大きな変化が起きた。

感染拡大を防ぐために学校が休校になったことで部活動への依存が無くなった。

中学校では、部活動が機能しなくなったことによって選手のパフォーマンスが落ちた。

駅伝強豪校と言われていた中学校の部活では、生徒との手綱を離した状態になった。

学校へ行って練習をするという当たり前のことが無くなると生徒の気持ちが切れた。

毎日、朝練と放課後練習をするのが当たり前。

週末も遠征に行くのが当たり前だった日常生活が無くなった。

他校よりも練習をして強いチームを作っていた学校が勝てなくなった。

生徒の粘り、集中力、勝利への執着心が薄れてしまったことが原因である。

高校では、中学時代に活躍していた選手が故障を理由に走れなくなることが起きている。

成長期による体型と意識の変化によって力が落ちたまま復調しない状態が起きている。

大学では、自主性に任せていた選手がキレを失くしたままになっている。

また、生徒を厳しく管理することで強さを維持していた大学が低迷している。

一方、活躍している選手の背景を見るとクラブチーム的な環境下で練習をしている。

海外では主流になっている「プロチーム」のようなグループに勢いがある。

来年以降も学校や会社の枠を超えて強くなりたい選手が集まるグループが活躍するだろう。

コロナ禍において学校単位の練習や組織形態には、限界があることを再認識させられた。

もし、来年も新型コロナの感染が収束せず、逆に第4波や第5波が来たらどうなるか。

ウィルスの変異が進み、感染力が増して、更に大きな脅威を振うようになったとしたら…

再び緊急事態宣言が出されたとしたら…学校単位の練習形態は、完全に崩壊する。

生き残れるのは、小グループのチーム。

同じ目的意識を持った仲間が集まるチーム。

干渉されずに自由に集まることが出来るチーム。

それが、今後の陸上界の主流となってくるだろう。

従来通りの学校という枠を超えた新しい形態のチーム。

狙った大会で結果を出す為に集まった意識の高い選手が集まるチーム。

そういうチームの中から将来、世界へ羽ばたく選手が育つ可能性を信じて期待をしたい。

全日本大学駅伝が”新様式”で開催。

新様式の内容は…

・開会式や表彰式をしない
・沿道で応援しない
・体調チェックシートを提出する、など

こんなのは新様式でも何でもない。

コロナと共存する時代に於いては当たり前のことである。

全日本大学駅伝を行わないと箱根駅伝が開催できなくなる。

箱根駅伝を何が何でも開催したい。だから、大規模駅伝は実施しないといけない。

そんな本音が露骨に見えてしまう。

「大会開催は学生のため」と言うが、それは違う。

既得権益以外の何物でもない。

守りたい”何か”があるから無理にでも開催したいだけである。

すべては箱根駅伝を開催したいから前例を作りたいだけ。

全日本大学駅伝を開催したい関係者と箱根駅伝を開催したい関係者の利害関係が一致。

全日本大学駅伝開催は、箱根駅伝開催に向けての踏み台的役割を担う形となった。

テレビ中継をしたい。何が何でもスポンサーを逃したくない。それだけの話である。

駅伝をタスキリレー形式にしなくても大会は開催できる。

”新様式”で開催する方法は、昨年、既に行われている。

昨年は自然災害の影響を受けて高校駅伝予選のコースを使用できない地域があった。

高校駅伝予選をトラックで開催。

関東高校駅伝でさえもトラックレースとなった。

不測の事態が起きた時は、”駅伝”という概念を変える必要がある。

箱根駅伝予選会は、タスキリレーをしない。しかし、立派な”駅伝”である。

全日本大学駅伝も箱根駅伝も別方式で開催する方法はいくらでもある。

本当に安全・安心な大会にしたいなら会場を分けてリモートすればいい。

全日本大学駅伝は、岐阜・愛知・三重の3つの会場(競技場・自然公園)で開催。

各会場に行き、区間走者が一定距離を走るだけ。

短距離やフィールド種目がある訳ではない。単一種目を2~3回すれば終わる。

準備・片付けまで含めて3時間あれば全て終了する。

箱根駅伝は、一日5区間。たった20人が走るだけ。

それこそ東京・神奈川の会場(競技場)を幾つか用意すればいい。

5会場あれば一番簡単だ。

20000m走を1回行えば1時間でレースは終了する。

準備・片付けをしても3時間あれば十分。サッとやってサッと終われる。

学生補助員も少人数で良い。関東の大学のグランドを5つ使用すれば良いだけ。

正月なので学校内に人の往来はない。

「沿道での応援自粛」などとややこしい話をする必要もない。

こんなに簡単なことはない。安全・安心も確保される。

なぜ、難しく考える。

なぜ、大袈裟な大会にしようとする。

シンプルに行えば、大きな負担を掛けなくても開催できる。

学生の大会なのだから学生達が自らの頭を使って行えばよい。

大学ごとに工夫して学生が研究開発した技術を用いればいい。

最先端のリモート技術を駆使すれば見応えのある映像はいくらでも発信できる。

この期に及んで時代を後戻りさせる必要はない。

今の時代だからこその技術を用いた素晴らしい大会は開催できる。

今こそ学生達が協力し合って箱根駅伝を新しい形の大会に進化させて欲しい。

これでまたひとつ冬の風物詩が消える。

男女の全国都道府県駅伝も中止となることが発表された。

実業団選手にとっては、それほど大きな影響はない。

実業団選手は、各都道府県のチームスタッフから依頼をされて駅伝に駆り出されていた。

実業団選手が協力してくれたチームが強く、協力して貰えないチームは成績が落ちる。

実業団選手にとってはガチに走らなくても良い大会。

中高生の為にひと肌脱ぐ的な要素が大きい大会。

本音を言えば、全国放送のテレビに出られる大会。

五輪や世界陸上の日本代表にならなくても注目を浴びることが出来る大会。

実業団選手にとっては、気楽に走れるお祭り的な位置づけの大会である。

中高生にとっては、大きな大きな意味を持つガチな大会である。

代表選手になる為には実績が必要。全国大会出場などの実績が考慮される。

選考会を勝ち抜きチーム代表として選抜されたという実績は一生の想い出になる。

代表選手になれば特待生として強豪校へ進学出来るなど一生を左右する特典がつく。

有名なお兄さん・お姉さん選手と一緒に大会に出場できるのは、何よりも親が喜ぶ。

自慢の子供を持つ親として学校や地域、親戚一同からちやほやされる。

ステータスのひとつとして、この駅伝が認知されている。

もう一度言っておくと…実業団選手にとっては、大きな位置づけではない大会。

選手自身は駆り出される意味合いが強い。

出場して喜ぶのは、親と母校の関係者。

トラックの主要大会で活躍していなくても、この駅伝を走れば自慢の子供になる。

「うちの子は駅伝の代表選手!」とアピールする絶好の場となる。

中高生には、その色合いがさらに強くなる。

「ウチの息子は、毎年代表選手に選ばれている!」

「ウチの娘は、実業団の〇〇選手と一緒のチームで走った!」

「自慢の息子!自慢の娘!」

そう胸を張れる唯一無二の大会と言って良い。

その大会が中止になったことで選手以上に親が落ち込んでいることだろう。

大会中止は、陸上競技の発展と普及という面ではマイナス要素となる。

この大会を見て「私も駅伝選手になりたい!」という小中学生は多い。

野球部、サッカー部、バスケ部から陸上競技(駅伝)に転向するきっかけになる。

しかし、大会が開催されないと気持ちの踏ん切りをつける”きっかけ”を失う。

大会が開催されないことで良い人材が他の競技に流れてしまうかもしれない。

この駅伝の位置づけと実情を知っているからこそ、そんな危惧をしてしまう。

中止になるのはやむを得ない。妥当な決断であるのは間違いない。

だからこそ、それに代わるイベントを用意することが必要。

陸上をするか他の競技をするか悩んでいる生徒の背中を押すイベントの開催。

それを真剣に考える優秀な人材が陸連の中に居ることを期待したい。

このままでは中高生の故障は激増する。

そして、将来伸び悩む選手が続出する。

そんな不安を感じるくらい厚底シューズへの「依存度」が高まっている。

厚底シューズを履いて記録を出しても、それは自分の力とは言えない。

自分の力が”本物”であることを確信したいなら。

将来への”伸びしろ”を作りたいなら。

従来型のシューズを履いて同じ記録を出す勇気と覚悟が必要。

「厚底シューズの力を借りて一時的な成長で競技生活を終わらせたくない」

そう思える将来へのビジョンを明確に描いているだろうか。

「自分の骨格と筋肉の付き方には合っていない」

そう思える冷静さが今の中高生にあるだろうか。

「故障するリスクを軽減する為にシューズに頼らない脚力が必要」

そう思える子供への愛情が指導者・両親・家族にあるだろうか。

目先の勝ち負けや記録に拘らずにランナーとして必要なモノを忘れてはいけない。

「薄底シューズを履いても同じ記録が出せる!」

そう自信を持って言えることが厚底シューズを履く為の条件となる。

学校生活が正常に戻り、部活動も通常の練習に戻ってきた。

試合も再開され全国各地で好記録が出たというニュースが流れる。

明るいニュースが流れれば流れる程、このまま収束に近づくかもと期待してしまう。

大きな試合が再開されればされるほど、かつての日常に戻ったと錯覚してしまう。

しかし、新型コロナは、我々の心の油断を黙って見逃してくれたりはしない。

社会生活が元に戻ったかのような雰囲気が日本国中に漂った瞬間に事態は一変した。

あれよあれよと言う間に感染者数が爆発的に増大している。

東京都の感染者数は、300人超えどころか、やがて500人を超えるだろう。

冷静に事態を見極める思考力があれば、500人~700人に達する可能性は否定できない。

今の状況下で「自分は大丈夫だ」という甘い考えは仇となる。 

学校内での感染も全国各地で見え始めた。

一人の怠慢な生徒の無責任な行動に端を発して部活動内のクラスターが起こる。

それは、部活から部活、生徒から生徒へと瞬く間に広がる。

今後、部活動が原因となる感染は、日を追うごとに増えていくだろう。

市中感染の拡大以上に校内での生徒同士の感染拡大の方が遥かに可能性が高い。

幼稚園でも小中学校でも高校大学でも専門学校でも校内クラスターは起こり得る。

教育現場での感染拡大は、正直、休校措置以外の対処法が無いに等しい。

大勢の生徒が同じ場所に集まる時点で感染のリスクが高いのは必然とも言える。

校内クラスターを意図的に起こさせて集団免疫を作るのも対応策のひとつではある。

しかし、現実的な話をすると、それを日本国内で実行することは不可能に近い。

集団免疫を作る過程で一定数の死者を出すリスクは日本では認められない。

「ソーシャル・ディスタンス」、「フェイス・シールド」、「手洗い・うがい」。

この3つを徹底しているだけで、本当に校内クラスターを防げるのだろうか。

休校期間を終えた今の方が本当は感染しやすい状態なのではないか。

新型コロナ・ウィルスは、どんどん進化していると言われている。

気付いた時には、子供のみに感染して重症化させるモノに変化しているかもしれない。

どこに生存していて、どんな風にカラダに侵入し、どんな速度で蝕むのか分からない。

学校内での感染予防について更に研究が進み、適切な方法が見つかることを期待する。

大迫傑選手が率いるチーム「Suger Elite」のミニキャンプ詳細が発表された。

参加費は、下記となっている。

<長野県合宿詳細>
 期 間:8月17日~24日(8日間)
 指導料:154,000円
 宿泊費:  81,900円
 レベル:  5000M 13分55秒以内
           14分00秒未満(高校生・大学1年生)
     10000M 28分40秒以内
 審査法:小論文800文字以内
 募集数:10人前後
 奨学金:選考された2名は費用を免除

一部の陸上関係者やメディアは、費用総額235,900円を話題にしている。

日本のスポーツ界には、未だにアマチュアリズムが根強くある。

学校に通って監督・コーチから指導を受けていれば余計な費用は掛からない。

指導料を払うということへの抵抗感が未だに払拭されない。

現役日本記録保持者と一緒に過ごす機会を与えて貰えることの価値が分からない。

ミーハーな気持ちで、憧れだけで合宿参加しても邪魔なだけ。

力のある選手が、より一層の力をつける為に真剣に練習をする貴重な時間。

それは、理屈ではなく、お金には変えられない。

想い出作りのひとつとして考えていては、参加する意味はない。

部活の延長みたいな考えで陸上をしていたら、その金額を出すことに躊躇する。

ハッキリ言って、この金額は、格安だ。

世界屈指のエリート校・IMGアカデミーの短期キャンプ参加費用は、8日間で337,185円。

これには、渡航費などは含まれていない。

一流の選手(コーチ)から一流の指導を受けるには、当然の金額である。

それを望まなければ、行かなければ良いだけである。

大迫傑選手のチームに参加することは人生を変える大きなチャンスだ。

学校の顧問や監督から指導を受けることとは、全く価値が違う。

その価値を理解していれば、迷うことなく決断できるはず。

本物のルイヴィトンの財布が、10万円するとしよう。

ルイヴィトンに類似の財布は、500円で買えるかもしれない。

見た目は同じでも実際には、質も価値もまったく違う。

「うちは、これでええねん」と言えば、それで済んでしまう。

「500円で買えるものを10万円も出すなんて、ばかばかしい」

それは、個人の価値観だから、それぞれが選択すればよい。

本物を掴まなくても、類似品で満足出来れば、それで良い。

10万円を出して本物を掴みたい人は躊躇なく10万円を出す。

「財布にそんな大金を出す必要はない。500円の財布で十分だ」

そう考える人は、500円の類似品を持って満足する。

500円の財布で満足する人は、永遠に10万円の財布の価値は分からない。

人の価値は多種多様。それぞれが本当に望むモノを掴めばよい。

日本のスポーツ界、特にアマチュアスポーツは、お金に対する認識が低い。

「学校の部活に行けば無料で教えて貰えるのに何でお金を掛けるのか?」

スポーツ指導を無料で指導を受けるのが当たり前になっている。

そもそも、それが間違っている。

学習塾にはお金を掛けるのにスポーツにはお金を掛けない。

まったくもって間違っている。

お金には変えられない貴重な経験や時間の使い方がある。

それを良く理解した上で自分の進むべき道を選ぶべき。

陸上選手として成長するチャンスがあるなら何が何でも掴むことが大事。

知らなかったことを知ること。見たことないものを見れること。

今まで誰も経験したことのないことを経験できること。

それ以上に価値があり、貴重な財産になることはない。

それを理解出来た選手が、千載一遇のチャンスを掴む。

モノに価値を見出すのは、自分自身の器を示すバロメーターとなる。

世界での活躍を本気で目指す、器の大きな選手が集まることを期待したい。

大迫傑選手が、大学の垣根を越えたトレーニングチームを創設。

チーム名は、「SUGER ELITE」。

世界で戦うことを本気で目指す選手が集まるチームである。

海外の選手から学ぼう!に書いた通りの動きが始まりつつある。
 
この動きを邪魔するのは、既存の枠組みでしかモノを考えられない大学関係者。

つまらないプライドがあるから自分以外の指導を受けることに寛容になれない。

選手をモノとしか考えていないので自分の所有物を取られる感覚に陥り激怒する。

きっと、このチームに対する当たりは、当初は厳しいかもしれない。

しかし、このチームに所属する選手が結果を出すことで常識を覆すことができる。

選手の強さを引き出す秘訣は、個人が尊重される環境でのびのびと練習すること。

選手が余計なことに気を遣わずに走ることに集中できる環境があれば才能は開花する。

欧米では、当たり前のようにエリート選手が集まるチームがある。

日頃の練習から互いに競い合って世界トップレベルの質の高い練習をしている。

むしろ、それが主流と言って良い。この数か月、非常に良い成果を収めている。

課題はあるだろうし、様々なことをクリアしていかなければならないと思う。

しかし、数年後には大きな成果を出すチームに成長しているだろう。

「また、あのチームのメンバーが日本記録を塗り替えた」

そんな声が聴こえる日が必ずくると信じたい。

この動きが、日本から世界へと羽ばたく第一歩となることを大いに期待したい。



新型コロナウィルス拡散防止措置として外出自粛となった期間。

学校は、休校となり部活動も休止になっていた。

数か月に及ぶ期間、生徒達は自主練習をすることになった。

多くの部活顧問は電話やメールで生徒と連絡を取り合い練習指示を出した。

しかし、一ヶ月が経ち、二ヶ月が経った頃、「これはヤバい」と気付いた。

生徒が丸々と太ってしまい、見る影がない姿になっていた。

やる気を失い、陸上以外のことに興味を持つようになっていた。

もう陸上はやらないと言う生徒が次から次へと出てきた。

「えっ?なんで、週に何度も連絡をしていたのに…」

「練習メニューを与えて練習を継続するように励ましたのに…」

自主練で毎日走っていると思っていたが、実際には、殆ど走っていなかった。

何度も何度も電話やメールで「やっておきないさい」と伝えたのに・・・

生徒には、その声は届いていなかった。

大人でも強制力がなければ自分を律して行動などできないことは多い。

「これをやっておくように」と言われただけでは、やらないことも多々ある。

「陸上が好きなら走ってくれていると思っていた」

「時間は沢山あったはずだから少しの時間でも練習をしていると思っていた」

「進路決定などのこともあるから真剣に考えて頑張っていると思っていた」

そんな期待は、顧問の妄想でしかなかった。

生徒達は、想像以上に練習をしていない状態で学校に戻ってきた。

電話やメールで連絡する以外の方法が無かったのは事実である。

顧問が生徒を集めて練習をさせているとすぐに校長から呼び出される。

どこにどんな目があるのか分からないが、すぐに告げ口をされてしまう。

「せめてやる気がある生徒だけでも…」と善意で何人かの生徒に呼びかけると…

「私たちは無視された」と声を掛けられなかった生徒が不満を言う。

「声を掛けても練習に来ないじゃないか…」と言いたくなるがグッと堪える。

何もアクションを起こさないと生徒は練習をしてくれない。

しかし、何かをやろうとすると不平不満を言ってくる。

八方ふさがりの状態でモヤモヤしながら過ごした教員は少なくない。

そんな時に何の規制も無く練習を継続しているクラブチームが羨ましくなる。

スポーツ強豪校が何事もなく練習を継続していると聞くと妬みたくなる。

教員でいるからこそ動きが取れずに指を咥えて観ているだけしか出来なかった。

試合が始まると「練習をしていた生徒」と「していなかった生徒」の差は明らかになる。

成績次第で進路にも影響する。どこまで自分が責任を取れば良いのか分からない。

「俺は、最善を尽くした。結果が出ないのは、練習しなかった生徒のせいだ」

そんな言い訳をすることも出来ずに全ての責任を取らされてしまう。

何をやっても裏目に出てしまう。部活顧問の葛藤は続く。

桑田真澄氏の言葉から学んで欲しい。

「グランドを出たら何もしない選手が多い」

「野球(スポーツ)だけしていれば良いという教えが問題」

「スポーツを通じて学んだことを学校でも実行しないとダメ!」

 

「学校に行ったら模範となる生徒となって勉強も一生懸命にする!」

「失敗しても、食らいついて行く!」

「人生でも、また起き上がって自分の目標に向かって再挑戦していく気持ちが大事!」

短い言葉の中にも、子育てに必要な大事な言葉が込められている。

何度も何度も繰り返し、このビデオを見て、感じて欲しい。

子供達にスポーツだけではダメという意識を持たせて欲しい。

それが、一流選手になるための第一歩となる。

全中陸上とインターハイが中止となり全国一斉記録会が開催されることになった。

都道府県毎に大会規模や実施方法は異なるが記録会形式の試合が開催される。

当然のことだが、この記録会形式の試合にはドーピング検査は行われない。

出場者には検温を義務付けているだけで血液検査の結果を提出する義務はない。

新型コロナに目が向いているので鉄剤注射が行われていても気付かない。

実際に休校期間中の練習不足を鉄剤注射で補おうとしているチームがある。

7月から週二回通院するように指示が出されているチームがある。

監督の知人が町医者なのでいくらでも通院できる。

報告などいくらでも誤魔化せる。誰にも知られることなく打てる。

「高校進学がかかっているからな!」

「少しでも全国ランキングを上げて得をするのはお前だ!」

「記録が出なくて将来が無くなるより打って記録を出せ!」

「親には貧血気味だから通院するように言われたと伝えろ!」

これは、ある高校の生徒が監督から言われた内容である。

全国大会のように一つの場所に集まってしまえば厳しく取り締まれる。

しかし、普段の生活と変わらない場所での試合は、取り締まれない。

ある駅伝強豪校の監督は言う。

「全国一斉記録会のアイデアは良いが、ハッキリ言ってやりたい放題」

「一時収まっていた鉄剤注射が、また盛んになる雰囲気は感じる」

「とんでもない記録を出す選手が出てくる可能性もある」

全国の全ての大会に目を行き届かせるのは難しいが、野放しにはできない。

これからの一ヶ月間。指導現場の動向をチェックする必要はある。

やる学校はやるし、やる指導者はやる。どんな状況でもやる。

それを念頭に置いたチェック体制が全国に通達されることを期待する。

新型コロナの感染拡大を防ぐ為に学校は休校となり、部活動も休止となった。

しかし、そんな中でも何事もなく通常通りに練習をしていた学校は少なくない。

いわゆるスポーツ強豪校と呼ばれる学校は、普通に練習をしていた。

いや、普段以上に時間を掛けて練習をしていた学校もあった。

設備が整っているので敷地内に寮があり、専用運動施設もある。

好きな時に好きなだけ誰の目も気にすることなく思い切り練習が出来る。

地方へ行けば行くほど、その傾向が強い。

首都圏の私立高校は、休校・部活休止措置を取る公立高校と足並みを揃えた。

首都圏、大都市圏にある学校は、通学生が多い為に公共交通機関を使用せざるを得ない。

感染のリスクを冒してまで部員に集合を掛けて全体練習をすることはできない。

また、それをしたら自粛警察の目に留まり、すぐに学校や教育委員会に通報されてしまう。

そんなことをしてまで部活の顧問は練習を強行したりはしない。

やりたくても出来ないのが現実であった。

その一方で”やりたい放題”練習している高校もあった。

外部との接触はなく、寮とグランドの往復のみ。

外部からの目も届かないので後ろめたさを感じることもない。

「自分達の敷地内で練習するんだから一般の人には迷惑が掛からないでしょ」

「誰にも迷惑が掛からないんだから練習するのが当然じゃないですか?」

「自宅の敷地内で自主練習をするのと同じですよ」

「我が校の敷地内で生活をしている生徒が自主練習をするんですから全く問題が無い」

こう胸を張って話をする強豪校の関係者もいる。

運動部員全員が寮に入っている地方の私立高校とは、思考の違いが生れても仕方ない。

そういう考えをする指導者の下で育つ生徒は、本当にかわいそうだ。

偏った考え方を植え付けられて何の役にも立たない”つまらないプライド”が身につく。

自分達は特別であるかのような思考を持ってしまうと将来、苦労することになる。

現実の社会に出てしまうとスポーツ強豪校出身と言っても特別扱いなどされない。

スポーツ以外何も出来ずに常識的な思考を持たない生徒が将来露頭を彷徨うことになる。

その責任を負っている自覚がスポーツ強豪校の指導者にはあるだろうか。

自分本位の性格、行動、思考を持った偏った人間に育ててはいないだろうか。

社会の一員として必要な自己犠牲の精神を教えているだろうか。

自分さえ良ければ他者との格差が出来ても良いという思考にさせていないだろうか。

自分達は特別だから何でも許されるという勘違いをさせていないだろうか。

今こそスポーツ強豪校の指導者たちに問いたい。

今の指導のやり方で本当に社会に役立つ人材育成が出来ていますか?

本当に、今の社会情勢にあった思考を持った人間に育てていますか?

あなた自身は、この社会情勢の変化に対応できていますか?

自分自身を変える努力をしていますか?

指導者が変われないのに指導を受ける生徒は変わらないのではないですか?

スポーツしか出来ない人間を育ててしまいがちなスポーツ強豪校の伝統。

今こそスポーツ強豪校の在り方を再考する時ではないだろうか。

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