ランナーズ・ジャーナル JAPAN (Runners-Journal.Jp)

事実に基づいた「真実のコラム」を掲載しています。今だからこそ伝えたい「本当のこと」をありのまま伝えたいと思います。

カテゴリ: マラソン界の話

福岡国際マラソンで期待の若手選手が現れたと騒ぐスポーツメディアと陸上関係者。

海外から強豪選手が来ない上、日本の実業団に所属している外国人選手はラビット役。

今年の福岡は、来年の東京五輪に向けて国内の盛り上がり作るのが目的。

「日本人が活躍する姿を観せる為のレース」

「日本人が活躍することを前提に作られたレース」

日本陸連長距離強化チーム・ディレクターの河野匡氏は「パリ五輪への準備」と言うが…

テレビ中継に青山学院大学の原監督を引っ張り出し視聴率アップを狙う意図が見え見え。

「2時間7分5秒の日本歴代9位タイの好記録が出た!」

「2時間10分以内の選手が多数出たのは日本の陸上界に明るい材料!」

一体、いつの時代の話をしているのだろうか。盛り上げ方が違和感でしかない。

日本のマラソン中継は、制作の仕方が古い。そして、視聴者をバカにし過ぎ。

ネットやSNSなどが無い30年前の日本だったら、それは通用しただろう。

しかし、今の時代、ネットから得られる海外の情勢は、リアルに真実を教えてくれる。

同日にスペインで行われた大会では、男女共に世界歴代トップ10に入る記録が出ている。

男子マラソンで2時間3分0秒(世界歴代6位)が出た大会の4位までが2時間3分台。

女子マラソンも2時間17分16秒(世界歴代5位)という記録が出ている。

完全に世界からは遅れをとっている。

もう茶番劇は、やめて欲しい。感動物語の押し売りは、もうたくさんだ。

「凄い選手が出てきたなぁ!」という言葉のカツアゲでしかない。

誰か一人でも「この程度の記録で喜んでいては、世界との差は広がるばかり」と叫ぶべき。

「浦島太郎状態」「裸の王様状態」のマラソン中継の仕方を今こそ見直すべき。

それが改善されてこそ、アフリカ勢にも果敢に挑む世界トップレベルの選手が生れる。

今年の福岡国際マラソンが日本の陸上長距離界にとって果たした役割。それは・・・

日本のレベル(立ち位置)を明確にしたと言う点だろう。

「世界のとの差は、縮まるどころか更に広がっている」

そう気付かせてくれたことは、大きな収穫となったと高く評価しておきたい。

2020年は、例年と比べて大会数が少ない中でも好記録に沸いた一年となった。

好記録が出た大きな要因は、春季から夏季までのシーズンに体力温存ができたから。

リフレッシュする期間が数か月できたことで結果的に選手達の体調は上向いたと言える。

体重管理に苦慮している選手も少なくはないが、それも次第に解決するだろう。

試合数が増えてくれば必然的に運動量が増えるので締まりのある体を維持しやすくなる。

トップスピードで走る練習が出来なかったことによる感覚のズレも次第に戻ってくる。

アスリートは、練習さえ出来れば大きくパフォーマンスが落ちることはない。

現在、コロナの第3波が日本中に押し寄せている。

一日の感染者数が1000人になっても何ら不思議ではないと警鐘を鳴らす専門医もいる。

それでも、再び外出自粛となり街中に「自粛警察」が出回る可能性は低い。

来年、無事に東京五輪を開催するには、二度と緊急事態宣言は出せないのが関係者の本音。

練習が継続できないような事態にならないと想像するのが一番現実的だ。

楽観視は出来ないが、悲観的になることもない。

全く練習が出来ないようなことにはならない。

施設を全面封鎖するようなことにもならない。

自粛警察に気を遣い肩身の狭い思いはしない。

着実に練習をして、着実に力をつけて、着実に記録に結び付ける。

その先には、長年破られていない日本記録の更新が見えてくるはずだ。

2021年が「日本記録更新ラッシュの年」となることを大いに期待したい。

社会情勢を見極めて感染拡大の原因にならないように配慮しながら練習を継続して欲しい。

「箱根駅伝は、中止になる可能性が濃厚」

これは、スポーツ関係者とメディア関係者の言葉だ。

理由は、シンプルである。

「箱根駅伝だけの問題だけではないから」

通常、箱根駅伝開催は、1月2日と3日。

その前後に国内の主要駅伝が行われている。

・12月 全国中学駅伝(滋賀)
・12月 全国高校駅伝(京都・NHK)
・12月 富士山女子駅伝(静岡・フジテレビ)
・1月   ニューイヤー駅伝(群馬・TBS)
・1月   箱根駅伝(東京神奈川・日本テレビ)
・1月   全国女子駅伝(京都・NHK)
・1月   全国男子駅伝(広島・HNK)

いずれも年末年始の風物詩となっている。

箱根駅伝を実施するということは、これら全てを行うことになる。

運営する為に必要な役員・補助員動員数は、2~3万人とも言われている。

「箱根駅伝だけの問題ではない」

この言葉の意味は、こうした背景がある。

そういう背景をよそに箱根駅伝を開催すべきと訴える某有名監督がいる。

「やりたい、やりたい!」
「絶対、やるべきだ!」

そう叫ぶなら、すべての大会の安全対策を万全にするための見積もりを考えたか。

一体いくらの予算を使って安全面の確保と保証をするのか考えただろうか。

大会運営役員・補助員の方々、その家族の同意書を全て揃えられるのか。

中継するテレビ局関係者、報道関係者、スポーツ業界関係者、広告代理店関係者・・・

スポンサー企業や運営に必要な様々な発注業者。

どこをどこまで管理して、監視して、制御できるのか。

最も懸念される沿道の方々のコントロールは本当に出来るのか。

今現在、既に気が緩んでいる状態だから感染状況は深刻化している。

強行開催をして、万が一のことが起きた時のことを想像しただろうか。

例えば、ある区間を走った選手から感染者が出たとした場合。

・その区間を走った選手全員
・付き添いをしたチームメイト
・その区間の補助員
・同じ車で移動した関係者
・同じ宿舎を使用した関係者
・中継場所の敷地の管理関係者
・2週間以内に接触した大学関係者
・家族・友人
・その他、2次・3次的関係者など

たった一人が陽性反応になった途端に大きな被害が広範囲に渡って起こる。

もし、大規模クラスターとなった時の責任は、誰が取るのか。

大会を強行開催したことで感染した方への保証は、どう考えているのか。

箱根駅伝で有名な某大学の監督は、自分一人で責任が取れるのか。

「大会を開催して何が起きても関係ない。自分達さえ満足出来たらよい」

それでは済まされない。

どれだけの人が明日を迎えることへの不安を抱き必死に生活していると思っているのか。

余りにも想像力が無さすぎる。

余りにも自分勝手すぎる。

他人の健康を犠牲にしてでも大会開催を望む合理的な理由は何か。

多くの国民が楽しみにしているお正月の風物詩だからこそ説得力が必要。

日本国民全体に開催の是非をアンケート調査して決めるくらいの覚悟が必要。

不幸な災いが起きる時には、気の緩みや油断が発端となって起きることが多い。

「大丈夫だと思っていた」

「自分達には関係ないと思っていた」

「まさか、本当に起きるとは思わなかった」

決まり文句のように言うセリフを陸上関係者から聞きたくない。

100%の保証が出来ないなら無理な開催はすべきではない。

あり得ない出来事は、強行開催したことで起きる場合が多い。

どんな組織でも、スポーツの世界でも必要なのは、リスクマネジメント。

リスクマネジメントは、組織をまとめる際の鉄則である。

リスクマネジメントに長けているからこそ強いチームを作れる。

無謀なギャンブルをしない戦略を立てられる指導者が、名監督になっている。

「箱根駅伝が中止になっても君たちの努力は無駄にならない」

「箱根駅伝が無くなっても君たちの価値は何一つ変わらない」

「箱根駅伝以外の夢を持って生きていくことの方が将来役立つ」

「駅伝のレギュラーメンバー選びと同じでギャンブルは出来ない」

「自分達だけでなく他者へのリスクがある中では走ることは出来ない」

そう自信を持って学生達に伝えられる指導者こそが本当の名匠である。

箱根駅伝開催について、更に真剣かつ慎重な論議がされることを期待したい。

河野匡ディレクターを始め、多くの陸連強化スタッフは一生懸命にやっている。

自分たちなりにレベルアップをさせようと知恵を絞って取り組んでいる。

しかし、かつて世界の舞台で戦ってきた選手や指導者たちは冷めた目で見ている。

目指す次元の低さに呆れている。ある意味、憤りを感じている。

マラソン日本歴代トップ3の野口みずき、渋井陽子、高橋尚子の実力は次元が違う。

3人は、ナイキ厚底シューズの助力を得なくても2時間10分台で走った。

3人は、10000m(10㎞)も30分台で走っていた。これは、疑いようのない事実。

日本記録として30分台の記録が残っているのは渋井陽子だけだが実際には違う。

野口も高橋もマラソンの調整走として走り、30分台の記録を出している。

今のマラソン選手に目指させている記録が31分台とは…情けない…

ディレクター以下、強化スタッフの意識レベルが20年前よりも低いのだ。

小出監督がご存命だったら「バカな奴らだなぁ」と怒るはずだ。

「なんでそんなに意識が低いんだろう…それじゃ世界と戦えないよ」

間違いなく機嫌が悪くなる。

もう20年間、時間が止まったままの日本女子長距離界。

その原因を作っているのは、やはり、指導力と意識レベルの低い日本陸連のスタッフ。

仲良しクラブのような雰囲気と傷をなめ合う甘え体質では何も変わらない。

いつになったら、自分達の指導力の無さと視野の狭さを自覚するのか。

女子長距離界が、暗いトンネルから抜けだすのは、まだまだ先かもしれない。

「新型コロナウィルスは、未だに終息の気配さえ見えない」

WHOがコメントを出した。

2020年6月30日現在の報道では、感染者1000万人、死者50万人を超えた。

新型コロナの脅威に現代医学は勝てるのか?!でも解説した通りに推移している。

秋を迎えるころには、現在の倍の数字が報道されるのは安易に予測ができる。

現代の医学では、未だ、新型コロナの脅威には勝てない状況が続いている。

日本では「国民の不安をあおる情報」は敬遠される傾向があるので報道はされない。

日本国内の医療体制は他国と比べて機能しているので取り返しのつかない事態ではない。

最近は検査数が増えた分だけ感染者の数が再び増えているように見えるが事実は違う。

日本国内の感染者数の推移は、当初と変わらずに一定の範囲内に収まっている。

データの算出方法と見せ方が違うだけで爆発的な感染拡大には至ることがないだろう。

しかし、新興・途上国では、恐ろしい勢いで感染者が増加している。

悲しいことだが、なす術がなく死者も毎日増え続けている。

医療従事者の方々は、世界中で懸命な救命措置を施してくれている。

自分達の命を危険にさらしてでも必死の回復・救命措置を施してくれている。

それでも世界中の感染拡大スピードに医療が追いつかない。

未だワクチンの開発と量産の目途は立っていない。

これだけ技術が進歩して最先端の医療技術開発がされている時代なのに…

我々は、ウィルスの脅威を静めることが出来ない。

本当に悲しい現実である。

それでも、新型コロナウィルスに勝てる日が来ることを信じて待つしかない。

奇跡の一歩を信じて、未来を信じて、待ち続けたい。

「男子は、2時間06分台が複数人いる」

「女子は、2時間21~22分で走っても代表になれない」

「そんな国は、他にはない」

「日本は、ケニア・エチオピアに続く国だ」

日本陸連長距離マラソン強化のトップで指揮を執る河野匡氏の言葉である。

まったくもって見当違いな見解である。論外だと言ってもよい。

日本は、長距離・マラソン強化の為に「世界一お金を掛けている国」である。

実業団という選手育成システムがあり給料が”保証”されている。

それ以外に強化費としてJOCや日本陸連などから莫大な”お金”が出ている。

選手一人当たりに、一体、幾らのお金を費やしていると思っているのか。

長距離・マラソン選手を育成する為の資金投入はダントツ世界一である。

それが、当たり前のことだと思っている時点で勘違いをしている。

日本が、ケニア・エチオピアに続くマラソン大国だというのは詭弁である。

それなら何故、森下広一の銀メダル獲得以来、メダルが獲れていないのか。

女子は、野口みずき以来、メダルが獲れていないのか。

あまりにも認識不足過ぎるので、もう一度だけ現在の状況を話しておきたい。

今の東京マラソンのコースは、世界屈指の高速コースである。

そこにナイキ厚底シューズの登場が重なり記録が出ているだけである。

女子も同じ。大阪国際と名古屋ウィメンズのコースも走りやすく変更されている。

記録が出やすいコースとなっている。そこにナイキ厚底シューズが加わった。

自分達の力で選手育成が出来ていると思ったら大間違いである。

すべて他力本願。自分達は、何も革新的な取り組みはしていない。

すべてが所属企業任せ。大会運営者任せ。スポーツメーカー任せ。選手任せ。

それで「結果が出ている!」と自画自賛しているのは外から見ると滑稽でしかない。

ケニア・エチオピア、国籍変更をした中東勢に勝ってから自画自賛して欲しい。

以前はケニア・エチオピア勢にも勝てていたのに、今は全く歯が立たない。

一般市民の目で見れば、それは停滞どころか衰退していると見えている。

アフリカ勢が進化しているなら日本人も進化すれば良い。

2時間01~02分で走る選手がいるなら、それに追いつけば良い。

最初から出来ないと思っているから「第三の国で良い」と都合よく定義してしまう。

少しばかり東京マラソンで男子選手達が頑張ったから勘違いしているのだろう。

名古屋ウィメンズで結果が良かったからと言って調子に乗って貰っては困る。

五輪本番で結果を出さなければ”金の無駄遣い”をしただけだ。

何もしてこなかったのと同じことだ。

結果を出せてこその強化プロジェクトである。

メダルを獲得出来てこその強化費である。

結果を出せないことを最初から言い訳をしているなら強化費は必要ない。

マラソン強化に掛けるお金を違う種目・違う競技に回した方が良い。

選手は無能ではない。選手には無限の可能性がある。

では、無能なのは誰なのか。

それを心して2021年東京五輪マラソンスタートの日に向かって欲しい。

メダル獲得は不可能ではない。

小出監督が一人で何度も成し遂げたことである。

”有能”な人材が沢山集まっている陸連の皆さんなら一回くらい出来る筈だ。

自分達がしてきたことを自画自賛する前に結果を出してみなさい。

言い逃れをしないでメダルを獲得してみなさい。

自分達で都合よく定義づけしないでアフリカ勢に勝ってみなさい。

自分達が出来ないのであれば出来る人材を呼んで指揮を執らせればよい。

少なくとも今の強化プロジェクトよりも優れた強化策を打ち出せる人材はいる。

日本マラソン界にメダルをもたらしてくれる優れた指導者はいる。

よく周囲を見渡してみるとよい。身近な場所にその人物はいるはずだ。

小中高校の部活動では”陸上界の実態”は教えてくれない。

「小学校のジュニアクラブや中学校の部活動の延長線上に実業団はない」

この言葉の意味を分からないと本当の陸上選手になったとは言えない。

多くのジュニアクラブのコーチや中学校の部活動顧問は、陸上界の実情を知らない。

だから、小中学校の時にすべきことを教えることができない。

実業団選手になるための道へ導くことができない。

陸上選手としてお金を稼ぐことの意味を理解させることができない。

今現在、ジュニアクラブや中学・高校の部活動で走っている選手に言いたい。

「ジュニアクラブや部活動の延長線上に全国高校駅伝や箱根駅伝はない」

「箱根駅伝に憧れて学校の部活に所属しているだけでは箱根駅伝は走れない」

「例え箱根駅伝を走ったとしても実業団選手として高収入を得ることはできない」

夢を現実のモノとして達成するには、それ相応の道を歩む必要がある。

それ相応の覚悟を持って必要な道を歩むことが夢の実現に繋がる。


誰も教えてくれないことを幾つか紹介したいと思う。

ある実業団選手(高卒)のある年の収入を簡単に紹介すると下記のような感じになる。

基本給     18万円(月額)  ※一般社員と同等の給与額
        ×12ヶ月(216万円
一時金     35万円(半期)  ※ボーナス扱い
        ×2回 (70万円
陸上て手当   12万円(毎月)  ※7万~15万の範囲の中で査定される
        ×12ヶ月(144万円
試合毎の手当  10万円(1試合)※10試合出場すれば100万円
        ×8試合(80万円
試合毎の賞与  30万円(1試合)※成績によって5万円~50万円
        ×5試合(150万円
実業団駅伝賞与 30万円(1試合)※成績によって10万円~100万円
        ×2試合(60万円
マラソン賞与  50万円(1試合)※成績によって10万円~300万円
        ×1試合(50万円)※所属企業からのインセンティブ
マラソン賞金  80万円(1試合)※成績によって10万円~800万円
        ×1試合(80万円)※大会側からの賞金

ざっと見積もっただけで850万円の収入を得ている。

このくらいの収入を得ている選手は一人や二人ではない。

五輪選手にならなくても日本のトップレベルで活躍すれば普通に稼げる金額である。

五輪選手になった際には、1000万円を超える収入を得るのは当たり前である。

日本の実業団に所属する陸上選手を舐めて貰っては困る。

陸上選手は、金を稼げる。

企業に必要だと認められた選手は、金を稼げる。

マラソン日本記録更新の1億円など無くても年収数千万円稼ぐことは可能だ。

高卒の選手でも春季サーキットや日本選手権に出場して活躍すれば高収入を得られる。

一般の会社員には得られない収入を得ている陸上選手は少なくない。

親が羨ましがる収入を得ている若手選手も多くいる。

小中高校の教員よりもずっと稼ぐし、豊かな生活をしている。

その実情を知らない部活の顧問は、生徒の可能性を真剣に考えないで適当な指導をする。

陸上選手としての”価値”を見出すことの素晴らしさを殆どの教員は理解していない。

「市内大会で優勝した」
「県大会に出場した」
「関東大会に出場した」
「全国大会に出場した」

すべて顧問の虚栄心を保つための実績であって生徒の将来を保証するものではない。

陸上選手として「飯が食える」ようになるのは簡単ではない。

箱根駅伝に出場をしてもメシは食えない。

将来、稼げる選手になるためには、箱根駅伝の先にあるモノを見据えた指導が必要。

部活動の顧問をする教員は、より多くの情報を基に可能性を引き出す指導をして欲しい。

【男子中長距離ランキング】
1500m
1位 飯澤千翔 (東海大学)    3分33秒台に期待
2位 戸田雅稀 (サンベルクス)  3分35秒台に期待
3位 松枝博輝 (富士通)     3分35秒台に期待

5000m・10000m
1位 浦野雄平 (國學院大学)   日本記録更新に期待
2位 服部弾馬 (トーエネック)  日本記録更新に期待
3位 松枝博輝 (富士通)     日本記録更新に期待

マラソン
1位 大迫 傑 (Nike)      2時間4分30秒に期待
2位 服部勇馬 (トヨタ自動車)  2時間5分30秒に期待
3位 中村匠吾 (富士通)     2時間5分30秒に期待



【女子中長距離ランキング】
1500m
1位 卜部 蘭 (NTTC)      4分04秒台に期待
2位 田中希実 (豊田自動織機TC)  4分05秒台に期待
3位 高松智美ムセンビ(名城大学)   4分07秒台に期待

5000m
1位 田中希実 (豊田自動織機TC)  14分40秒に期待
2位 木村友香 (資生堂)     14分42秒に期待
3位 廣中璃梨佳(日本郵政G)    14分43秒に期待

10000m
1位 新谷仁美 (積水化学)      30分35秒に期待
2位 鍋島莉奈 (日本郵政G)   30分47秒に期待
3位 佐藤早也伽(積水化学)      30分58秒に期待

マラソン
1位 一山麻緒 (ワコール)    2時間18分30秒に期待
2位 前田穂南 (天満屋)     2時間18分50秒に期待
3位 鍋島莉奈 (日本郵政G)    2時間19分10秒に期待


※実績だけでなく期待値と希望的観測を基にトップ3を選出
※2020年~2022年の間に日本記録が更新されることに期待!

東京五輪マラソン代表になった3人と補欠を同じ場所に集めてどうする?!

ラグビーじゃないんだから「勝負が終わればノーサイド!」なんてなる訳がない。

千葉真子の本ではないが「補欠になった私」の気持ちが分からないのだろうか。

その程度の認識しかないから選手育成が出来ないのだ。

一流企業の経営を任されるような人材は、そういう配慮は当たり前にできる。

当たり前の配慮も出来ない程、頭の悪い人材しか陸連にはいないのを露呈した。

「補欠も立派な日本代表選手」などという理想論は通用しない。

そんなのは嘘である。オトナの事情で補欠を選んでいるのは誰の目にも明らかだ。

分かり切っている常識だが、敢えて、ここで言っておく。

補欠選手には、どれだけ待ってもチャンスなど来ない。

補欠が繰り上がって五輪を走ったことは、過去に一度もない。

形だけの補欠、名誉職の補欠なら最初から選ばない方がよい。

補欠と言う名で拘束することで、その選手の活動が制限されるデメリットは大きい。

フリーな立場でいさせた方が選手は気持ちの切り替えができる。

新たな目標に向かってリスタートを切る方が遥かに健全である。

選手の精神衛生上、補欠制度はやめるべき。再度、警鐘を鳴らしたい。


男子代表選手が全員揃わずに欠席者がいたのは当然である。

今、何故、記者会見を開く必要があるのか。

今、記者会見をして選手に何を語らせようというのか。

今、記者会見を開いて誰が関心を持ち、応援してくれるのか。

何故、選手に気を遣わせてまで「予定通り」に事を運ぼうとするのか。

頭が悪いとしか言いようがない。

代表選手が全員揃わないありさまで一体何がしたかったのか。

記者会見を開くなら、代表の3選手のみで良い。

男女6名が揃って記者会見してこそ意味を成す。

そんな当たり前のことが出来ないアホ集団に日本の陸上界の未来は託せない。

能力のある優れた人材が日本の陸上界にはいない。

そう思われていることに気付かないのもアホを証明している。

いい加減に自分達の能力の低さと世間ズレしている感覚を自覚して欲しい。








東京五輪男女マラソン代表6名が決定した。

代表選手達の走力分析と入賞の可能性を下記のように表してみた。

〇中村匠吾(上野工業高校→駒澤大学→富士通)
 自己ベスト マラソン 2時間08分16秒
       5000m      13分38秒93
       10000m    28分05秒79
       ハーフ  1時間01分40秒
 <選手分析>
 国際経験  C
 スピード  B
 勝負強さ  A
 戦略理解  A
 総合評価  B
 入賞確率  30%
 <指導者分析>
 国際経験  C
 戦略的思考 B
 調整力   A

 <解説>
 ハイスピードのレース展開への対応力に不安があるが、スローペースの展開になれば入賞圏内でレースを進めることは難しくない。これまでのレースでの走りを見る限り大きな失速をして崩れてしまう姿を殆ど見たことはない。”安定感”はあると一定の評価はできる。課題としては、国際経験が少ないと言う点だ。五輪という舞台は、日本で開催されるレースであるが、見える景色は全く違う。日本で開催されるから日本人選手の方が有利だと言える根拠はない。どの国で開催されても海外の有力選手達は圧倒的な走力を発揮する。札幌のコースで涼しい気象条件となった場合、海外勢の本気モードに対応できるかが中村の課題となる。


〇服部勇馬(仙台育英高校→東洋大学→トヨタ自動車)
 自己ベスト マラソン 2時間07分27秒
       1500m        3分51秒13
       3000m     8分13秒13
       5000m      13分36秒76
       10000m    28分09秒02
       ハーフ  1時間01分40秒
 <選手分析>
 国際経験  C
 スピード  B
 勝負強さ  B⁺
 戦略理解  A
 総合評価  B
 入賞確率  40%
 <指導者分析>
 国際経験  B
 戦略的思考 B
 調整力   B

 <解説>
 課題は幾つもあるが、一番の魅力は不屈の精神だろう。それが服部の強さの根源となっている。果敢に攻める走りが出来て、冷静に待つことも出来る。8位入賞を目指すなら、その筆頭は服部だと言える。MGCで大迫に粘り勝ちした強さは五輪本番でも活かされるだろう。札幌のコースでは中村を上回る可能性は高い。入賞争いのみを考えた場合、最も期待できるのは服部であると言える。調整にさえ失敗をしなければ8位入賞に限りなく近いだろう。


〇大迫傑 (佐久長聖高校→早稲田大学→日清食品→Nike)
 自己ベスト マラソン 2時間05分29秒
       1500m        3分40秒49
       3000m     7分40秒09
       5000m      13分08秒40
       10000m    27分38秒31
       ハーフ  1時間01分01秒
 <選手分析>
 国際経験  A
 スピード  A
 勝負強さ  B⁺
 戦略理解  A
 総合評価  A
 入賞確率  50%
 <指導者分析>
 国際経験  A
 戦略的思考 A
 調整力   A

 <解説>
 日本男子マラソンで森下広一以来の五輪メダリストになるかどうかは大迫の走りにかかっている。アメリカ代表選手がメダルを獲得する可能性が高いと考えた場合、アメリカ代表選手と同程度の可能性は大迫にもあると考えても不思議ではない。大迫がレース当日にピタリと調子を合わせてレース展開もガチハマりした場合、メダル圏内の走りをする可能性は十分にある。その一方で海外の有力選手のペースに上手く対応が出来なかった場合は、9~11位あるいは13~15位で終わることもあるだろう。適応力・対応力に期待したい。


〇前田穂南(大阪薫英女学院高校→天満屋)
 自己ベスト マラソン 2時間28分32秒
       1500m        4分28秒15
       3000m     9分23秒19
       5000m      15分38秒16
       10000m    32分13秒87
       ハーフ  1時間09分08秒
 <評価>
 国際経験  C
 スピード  C
 勝負強さ  A
 戦略理解  B⁺
 総合評価  B
 入賞確率  70%
 <指導者分析>
 国際経験  A
 戦略的思考 A
 調整力   A

 <解説>
 天満屋の選手は、国内選考会に強いが五輪本番ではメダル圏内の走りをしたことは一度もない。多くの陸上関係者が抱いている不安であり、それが前田の課題でもある。若くて怖いもの知らずの前田は、札幌でも飄々と走るだろう。30㎞で日本最高記録を出した勢いで走れば先頭集団で30~35㎞まで走れる可能性はある。最初から遅れてしまうということはないと期待している。「あともう少しでメダル獲れたかも…」と悔しがらせてくれる見応えのある走りを見せて欲しい。


〇鈴木亜由子(時習館高校→名古屋大学→日本郵政グループ)
 自己ベスト マラソン 2時間28分32秒
       1500m        4分18秒75
       3000m     8分58秒08
       5000m      15分08秒29
       10000m    31分18秒16
       ハーフ  1時間07分55秒
 <評価>
 国際経験  B⁺
 スピード  A
 勝負強さ  B
 戦略理解  A
 総合評価  B
 入賞確率  30%
 <指導者分析>
 国際経験  B⁺
 戦略的思考 B
 調整力   B

 <解説>
 努力して掴んだマラソン代表の座。五輪本番でも精一杯持てる力を発揮してくれるだろう。頑張っているのが走る姿から滲み出ている。快走してもしなくても人の心を掴んで温かい目で応援して貰える雰囲気がある。だから、五輪本番でも臆することなくベストを尽くした走りをして欲しい。五輪では厳しい結果になるだろう。前田と一山の勢いには勝てない。入賞も難しい。15位前後が妥当な結果。本来、マラソンを走る選手ではない。1万mの方が好成績(8位入賞から10位内)を狙えただろう。厳しいレースになったとしても亜由子ファンは応援してくれる。東京五輪マラソン代表として良き陸上人生の一ページにして欲しい。

 
〇一山麻緒(出水中央高校→ワコール) 
 自己ベスト マラソン 2時間20分29秒
       1500m        4分28秒35
       3000m     8分53秒54
       5000m      15分24秒17
       10000m    31分34秒56
       ハーフ  1時間08分49秒
 <評価>
 国際経験  C
 スピード  B⁺
 勝負強さ  A
 戦略理解  B⁺
 総合評価  B
 入賞確率  70%
 <指導者分析>
 国際経験  C
 戦略的思考 C
 調整力   B⁺

 <解説>
 訳が分からずに走って訳が分からずに2時間20分台で走り五輪代表の座を掴んだ。こういう選手は、過去にもいた。しかし、選考会での快走が嘘のように本番では大きく失速して、そのまま陸上界から去っていく。大快走は2本は続かない。一山もそうなるのではないかという見方もある。一山の場合、ナイキ厚底シューズの技術力で五輪代表の座を捥ぎ取った。あの後半の走りは、ナイキ厚底シューズを履かなければ出来なかった。それは間違いない。その事実を否定はできない。もし、それを否定した場合、自分の力を過大評価していると警鐘を鳴らした方が良い。その反面、ナイキ厚底シューズを履き慣らすのも力のうちであり、一発勝負で大快走をした度胸の良さを高く評価したい。そのパフォーマンス力を五輪本番でも発揮して欲しい。実力勝負では到底メダル獲得など出来ない。これも断言して良いだろう。一山に限らず今の日本選手のレベルでは、メダル獲得の可能性はゼロに近い。しかし、ナイキ厚底シューズの力を最大限に活かすことが出来れば、あり得ないことではない。どんな手段を使ってでも勝てば官軍。メダリストはメダリストである。是非、自分の運と可能性を札幌の地で試して欲しい。

五輪は、4年に一度開催されるのだから次の五輪を狙うという考え方は正しい。

成長過程にいる選手には、4年後、8年後を考えて沢山の経験を積むことも必要。

その為には、東京五輪選考会を踏み台にしても何ら不思議ではない。

自分にとっての目標地点を明確にして、複数年計画で力をつけていけばよい。

しかし、それは、本当に力があり、死ぬ気で努力できる選手が考えるべきことだ。

4年後、またチャンスがあると思っていては永遠に五輪切符は掴めない。

今のまま、何も考えずに目先の結果を追っても五輪には辿りつけない。

殆どの選手は、4年に一度、五輪が向こうからやってくると勘違いをしている。

五輪は4年周期でやってくる大きな大会ではない。

普通の試合を迎えるように日々を消化しているだけではタイミングが合わない。

例年通りの流れで合宿や練習をしていても永遠に”あの舞台”には立てない。

五輪選手になるには自らが五輪に向かって進んでいく強かさが必要だ。

自らが、それを追い求めて、突き進んで、何かを犠牲にして、やっと見えてくる。

万全の準備をしても尚、不安になり、耐えきれない程の重圧を感じる。

自分の人生を数年で使い果たす覚悟がないと五輪切符を掴み獲ることはできない。

東京五輪だけが試合ではないという台詞は、それなりの力がある選手が言う台詞だ。

力がないのにカッコだけで語れる言葉ではない。

現在の日本マラソン界で、その言葉を語れる人物は、ひとりもいない。

日本マラソン界には、やらなければならないことが山積している。

それをやらずして東京五輪の次の五輪を目指すなどは考えられない。

問題意識を持ってやるべきことを明確にするのと同時に世界と戦う強さを養う。

東京五輪を考える以上に4年後、8年後の五輪への準備をした者が五輪切符を掴む。

パリ五輪へのスタートは、既に切られている。

日本の実業団のようなシステムがない海外の選手達は、金儲けで来日する。

年間を通してレースで得られるお金は、家族を養うのに不可欠なものだ。

ひとつのレースが無くなっただけで大きな収入減(痛手)になる。

出場料+賞金で600~800万円とも言われる金額は生活するのに無くてはならない。

リスクがあるのを承知の上で「自分の仕事」を行う為に来日している。

しかし、そうであったとしても例年通りに来日という訳にはいかなかっただろう。

内心に大きな不安を抱えているであろうことは、本人に聞くまでもないことだ。

多くの人がご存知ないと思うが、主要マラソン大会は、密室での接触が多くある。

選手村(ホテル内)に設けられた大会事務局と選手ラウンジで選手達は時間を過ごす。

受付、交通費精算などをする際に複数の大会関係者と接触がある。

選手ラウンジでは、スナック菓子、果物、飲み物を自由に取れるし飲食もできる。

これは立食形式の飲食の場となる。不特定多数の人が自由に行き来できる。

選手村内のレストランもビュッフェスタイルだ。

そこでは、一般のホテル利用者も多数訪れる。選手・スタッフ・一般客が混在する。

レース前日には選手・コーチ・スタッフが集まりミーティングもある。

それらは、5分や10分で済むことではない。かなりの時間を使い濃厚接触がある。

給水ボトルの提出時にも、かなりの配慮が必要だ。

全国各地・海外から来た選手達が一堂に会する場である。

現状、手と手で受渡しが簡単にできる状態ではないのも安易に想像がつく。

それらについて然るべき措置が取られていると思うが100%安全という保障は無い。

多くの方が、マラソン大会は、当日走るだけだと思っているが、それは間違いである。

実は、マラソン大会ほどレース前後の濃厚接触が多い場所はない。

しかも選手村は、一般のホテル利用者も多数いる。規制はなく自由に行き来できる。

そんな野放し状態で衛生管理が徹底される状況だとは言い難い。

東京マラソンでも同様の話をしたが、何も起こらないのが当たり前。

もし、感染者が出たら、それは取り返しがつかないことである。

選手村に入ってからの動きなど内部事情を知っているだけに不安要素が見えてしまう。

油断していると大きなツケが回ってくる。しかも、予期せぬところからやってくる。

選手、スタッフ、大会関係者の導線内に外部からの接触が無い環境の確保が大事だ。

どのような措置を講じて「何も起こらない」ことを実現するのか。

どのような対応をして「選手達の不安」を解消するのか。

今日からの四日間、大会事務局の手腕が問われている。

大迫選手の走りで日本中が感動し、多くの国民が力を与えられた。

多くの選手が自己記録を更新したことで盛り上がりを見せる男子マラソン界。

なんとなく世界が近づいた感があり、メダルの可能性が出てきたような雰囲気もある。

では、実際には、東京五輪マラソンでメダル獲得の可能性はどれくらいあるのだろうか。

まだ男女共に「残りのひと枠」が決まっていないがメダルの可能性について考えてみたい。

現実的には、世界との差は大きくメダル獲得の可能性は限りなく低い。

マラソンが東京開催のままなら数パーセントの可能性はあった。

しかし、札幌開催になったことによって、その可能性は限りなくゼロに近くなった。

瀬古プロジェクトリーダーも金メダリストの高橋尚子氏も意見は同じ。

現時点で日本のメダル獲得予想の内訳には、男女のマラソンは入っていない。

下位入賞の可能性がギリギリ残っているというのが現実的な見方である。

世界との差は大きく、メダル獲得の可能性は限りなく低い。

既に代表に内定している前田穂南選手が1月の全国女子駅伝後に口にした

「金メダルを目指したい!」という台詞はメディア受けするが現実的ではない。

そんなことを言うのは、幼稚園児が東京大学に行きたいと夢を語るのと同じである。

「いつか、そうなったらいいね!」
「あきらめずに、がんばろうね!」

そう微笑ましく見守る大人の心境と同じである。

青梅マラソンで30㎞の日本記録を更新したのは素晴らしい。

しかし、それでもなお、世界との差は大きい。

「勝負は何が起こるか分からない」
「可能性が無い訳ではない」

その通りである。1%でも可能性があるなら、それを信じたい。

信じたいからこそ、現実から目を背けてはダメだ。

相手の速さを体験して、学習して、試して、反省して、策を練って、また試す。

これを6月まで繰り返し行って、自分と世界との差を明確にすることが大事だ。

それをしたうえで現実的な目標を口に出して言えばよい。

現時点では、男女ともにメダル獲得の可能性はゼロに近い。

残された期間を有効に使い、可能性を数パーセントでも増やして本番に臨んで欲しい。

プロであることを証明した大迫とプロに値しないことを証明した神野大地。

やはり「かけっこの神様」は、努力の差をよく見ている。

やるべきことをやった者とそうでない者との差を明確にする。

日本記録保持者として人生を懸けて臨んだ大迫傑。

逃げ道を作りながら甘えた気持ちを捨てきれない神野大地。

その差は歴然としていた。誰の目から見ても明らかだった。

格好をつけても、2時間12分11秒の39位では誰も評価をしない。

いや、元々、神野大地には、プロになる資質などなかった。

しかし、箱根駅伝という「一見華やかに見える舞台での輝き」が勘違いをさせた。

「こいつは金になる」と考えたハイエナのような輩が神野大地の名前に群がった。

純粋に陸上をしていた神野大地を利用する為にズル賢い大人たちが群がった。

彼は、元々、それほど力がある選手ではない。

それは、陸上の専門家なら学生時代から分かっていたことだ。

本人には申し訳ないが、ズル賢い大人に勘違いをさせられている。

調子の良い言葉に乗せられたまま、ここまで来てしまった。

おこちゃまが勘違いをしてプロになってしまった。

もう少しオトナを見極める力を養うことが神野大地には必要だ。

これは、青山学院大学を卒業した選手達全般に言える。

大学時代に勘違いをして育つ青学の選手達は、卒業後の伸びしろが殆どない。

今回、下田と一色が2時間07分台を出しているが、今の時代、特に凄いことではない。

2時間07分台を出したからと言って、それを順調に伸びているとは言わない。

現在の東京マラソンのコースは記録が出やすいコースである。

このコースでの2時間07分台は、他のコースなら2時間09分台に値する。

マラソンは、コースによって大きな差がある競技である。

例えば、ベルリンマラソン。

女子の日本歴代3位までの記録は、すべてベルリンマラソンで作られたものである。

同じ大会でも、高橋尚子が走ったコースと野口みずきが走ったコースは違う。

高橋尚子は、ラストがキツイコースで当時の世界最高記録を更新した。

それに比べて渋井陽子と野口みずきが走ったコースは後半が走りやすくなっていた。

渋井や野口が走ったコースを高橋尚子が走っていたら1分30秒程度速い記録が出た。

つまり、2時間18分30秒前後で走れた可能性は高い。

このように、マラソンはコースによって記録に大きな差が出る。

今の東京マラソンのコースは、選手の自己記録を1分30秒~2分更新させる。

世界の主要マラソン大会の中でも東京は走りやすい。

そのコースで走っても2時間12分11秒の神野大地。

彼は、一体何をやっているのだろうか。

彼にとってマラソンとは、一体、どんな位置づけなのだろうか。

ゴール後、スポットライトがあたらない彼の姿を想像すると可哀想でしかない。

皮肉にも、大迫と神野は、ともにケニアで合宿をしていた。

同じことをしても結果は大きく違うという現実から目を反らすことはできない。

二人の違いは、プロになる以前の意識の違いから既に始まっている。

入口から既に差が出来ていたことを神野大地陣営は理解しているのだろうか。

それを理解しないままでは、プロとして必要な結果を出すことは難しいだろう。

それは、川内優輝にも同じことが言える。

川内優輝が活躍していた時代は、実業団選手にとっての低迷期であった。

日本記録が次々に更新される現在とは、レベルが違う時代にタイミングよく活躍した。

川内優輝は強運の持ち主である。日本代表選手にもなっている。

超悪天候の中で開催されたボストンマラソンで優勝もしている。

掴むモノを掴んでいるという点では、神野よりプロランナーに相応しいかもしれない。

実績的には申し分ない。しかし、大きなことを言えるほど立派な結果は残せていない。

プロと呼ばれるに相応しい結果を残せているのは、大迫傑のみ。

同じプロランナーでも意識の違いが結果の違いとなっている。

今の時代、2時間07分台では評価をされない。誰でも出せる記録だと認識すべきだ。

それを踏まえた上で実業団選手達には陸上競技者として高い意識を持って欲しい。

プロランナーであるなら、尚更、2時間05分台を出して当たり前という意識が必要。

今回の東京マラソンは多くのことを学ぶきっかけになった。

今回の結果を良き教訓として、今後の競技生活に活かして欲しい。

プロとしての在り方を見つめ直すきっかけになることを期待したい。

日本全体が感染予防の為に協力し合っている中、東京マラソンは開催される。

日本陸連事務局長の風間は「東京マラソンは大規模イベントではない」と明言。

正当性のある開催理由を淡々と語れば良いのに屁理屈に聞こえる理由を語った。

語彙力のない人間が責任ある立場に居ること自体不安でしかない。

テレビ中継をして多くの人員を動員して行う大会である。

スポンサー企業も大手ばかりで、国民からも大きな注目を集めている大会である。

どの口が「大規模イベントにはあたらない」と言えるのか。

総理補佐官の秋葉も同じ。自粛ムードの中、政治資金パーティーを強行。

批判にあうことは予想出来たはずだが、アホみたいな言い訳をして顰蹙を買う始末。

本来は優秀なのかもしれない。仕事が出来ると認められたから補佐官に就いたのだろう。

しかし、いざと言う時に、あの程度の語彙力しかないのでは、とても優秀とは思えない。

この二人のように自分の立場を勘違いしてしまうと後々痛い目に遭う。

少しばかり地位の高いポジションにいるからと言って屁理屈が通じる程世の中甘くない。


東京マラソンの開催に疑問がある訳ではない。

優秀な人材が集まっている日本陸連と東京マラソン財団である。

自分達の判断ですべきことは最大限に行っているはずだ。

我々は、それを信じるしかない。

万が一、出走者の中から感染症にかかった選手が出たら、その時は・・・

東京マラソン財団、東京都、日本陸連、スポンサー企業、広告代理店などが責任をとる。

アフリカ勢が感染して、それを海外へ流出してしまったとしても・・・

大会運営関係者から感染者が出たとしても・・・

報道関係者から感染者が出たとしても・・・

沿道で応援した観戦者から感染者が出たとしても・・・

開催を決めた側が、すべての責任をとってくれるはずだ。

何も起きないのが当たり前。もし、何か起きた場合は大きなものを失う。

それは、日本への信頼だ。

東京マラソン、名古屋ウィメンズマラソン、びわ湖毎日マラソン。

これらを開催したことによって感染者が出た場合は、国益を損なうことになる。

それを承知の上での判断だと理解して、大会が無事に終わることを祈りたい。

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