<文武両道を実践している高校駅伝強豪校TOP8>

  1.国学院久我山(東京) 偏差値:69
  2.順天    (東京) 偏差値:61~64
  3.諫早    (長崎) 偏差値:63
  4.成田    (千葉) 偏差値:66~67
  5.立命館宇治 (京都) 偏差値:67
  6.須磨学園  (兵庫) 偏差値:63~72
  7.筑紫女学園 (福岡) 偏差値:61~69
  8.洛南    (京都) 偏差値:72~75

<解説>
「入学するには陸上の実績ではなく高い学力が必要」というスタンスを崩さないのが上位の4校。そもそも「陸上の実績があっても学力が伴わないと断られてしまうこともある」とも言われている。「評定平均は最低でも4.3以上が必要。それくらいの成績を当たり前に取れる学力がないと入学してから苦労する」と高校時代を振り返る卒業生達。入学後も課題提出や定期考査で手を抜けない厳しい学習カリキュラムがあるので入学してから「こんなに勉強が大変なんて思ってなかった…」と愚痴をこぼす生徒がいると言われるくらい「学生の本分は勉学である」を徹底しているのが上位4校。5位から8位の高校については入学する際に求められる成績は、ある程度の幅があるので入学難易度は上位4校ほど高くない。しかし、入学後は上位の4校と同様に課題提出が多く、きちんとスケジュール管理をしながら学習計画を立てて勉強時間を確保する必要がある。また定期考査についても”おまけ”はなく赤点などは許されない。日頃から机に向かって学習する習慣を身に付けてこなかった生徒は陸上以前に学業面で苦労する。上記の8校には、所謂、スポーツ強豪校にありがちな「お前たちは運動だけしていればいい!」という偏った文化は存在しない。「陸上漬けの高校3年間だった」という雰囲気は全くない。まさに文武両道をきちんと実践している学校だと高く評価されているのが上記の8校と言って良いだろう。

<全国高校駅伝の常連ではないが文武両道を実践している長距離強豪校>
・鎌倉学園   (神奈川)偏差値:68
・法政大学第二 (神奈川)偏差値:70
・専修大学松戸 (千葉) 偏差値:62~72
・早稲田実業  (東京) 偏差値:75

追記として上記の4校を紹介しておく。毎年全国大会に出てくる訳ではないが偏差値が高く文武両道を実践している長距離強豪校。この中には「入学試験の結果次第では不合格になることも珍しくない」と言われている極めて入学難易度の高い学校もある。上記以外にも全国各地には偏差値が高く、陸上と勉強を両立している学校は数多くある。今回は全国高校駅伝の常連校という括りでまとめたが機会があればリアルに偏差値が高い学校でインターハイや国体などで活躍する選手を何人も育てている文武両道実践校を紹介したいと思う。