中学高校時代に活躍した選手が大学生や実業団選手になってから悩む症状がある。

「足が抜ける」という症状は、治療をしても殆どの場合完治することはない。

腿裏に力が入らない状態になり足に力が入らなくなる症状のことを言う。

「走っている最中にガクンと力が抜けてしまう」

「勝負所で頑張ろうとすると急に足が抜けて踏ん張れなくなる」

一度、「足が抜ける状態」を経験するとそれが癖になり走るのが怖くなってしまう。

手術をしても鍼治療などを施しても症状は完治しない。そして引退していくことになる。

骨格形成がなされていない時期にスピードを出して大きな負荷をかけたジュニア選手。

カラダの土台を作らないまま箱根駅伝を目指して毎月何百キロも走り込んだ大学生。

成長段階において、きちんと自分のカラダと向き合うことをしてこなかった選手。

ジュニア選手達には、将来、足が抜ける状態にならないようなトレーニングが必要。

そのひとつが、腰をメインにしておこなう、この10分間ストレッチ。

(10 min. ULTIMATE HIP STRETCH | Follow Along by Adison Briana) 

毎日の日課として朝練後、主練習後、就寝前などに行うことを習慣化すること。

5年後、10年後に起こり得る大きな故障は今からの取り組み方次第で防ぐことができる。

現在、指導にあたるコーチングスタッフにも将来を見据えた取り組みをして欲しいと願う。