日本で言う地区インカレに位置付けられるのがアメリカのACC選手権。

女子1500m決勝は、4分ひと桁から10秒台前半がズラリと揃う。

日本では田中希実選手と卜部蘭選手の活躍が光る。

その一方で学生のレベルは、まだまだ低い。

(ACC Championships - Finals - 1500m Katie by Paul Wasserman)

<ACC Track & Field Championship Women 1500m>※TOP8 
 1.4:09.78 Michaela Meyer    (UVA)
 2.4:09.99 Maudie Skyring     (FSU)
 3.4:10.23 Elly Henes            (NCSU)
 4.4:10.67 Katie Wasserman (ND)
 5.4:10.82 Lauren Berman     (VT)
 6.4:13.27 Sarah Edwards     (VT)
 7.4:13.45 Katelyn Tuohy       (NCSU)
 8.4:16.29 Ally Brunton          (PITT)

日本の関東インカレが最低でもこれくらいのレベルになることが求められている。

中学や高校時代の記録からすれば大学生がこれくらいで走れて当然だと言える。

学生選手権の入賞記録が最低でも4分10秒以内になることが今後5年間の課題である。

将来の伸びしろがある”逸材”は各大学に揃っている。4分ひと桁は難しくない記録だ。

指導者の意識改革が進めば、日本の大学生のレベルは今よりも格段に引き上げられる。

目指すべきものは世界で通じる選手になること。学生時代は、その通過点となる。

数年後のインカレで日本の学生達がこのような走りをしてくれることを期待したい。