まだ幼い子供が1位になりたくて必死に走る姿には心を打たれる。

最初から最後まで全力で走り切った結果、アメリカ新記録を更新した。

好記録が出たから素晴らしいのではない。一生懸命に走る姿が素晴らしい。


(10-Year-Old 4:46 NATIONAL RECORD 1500m At Jr. Olympic Games by FloTrack)

キッズやジュニア選手が好記録を出すと周囲は「凄い!凄い!」と盛り上がる。

しかし、選手自身は、その後、自分の記録との戦いが始まる。

過去の自分との戦いに勝てる選手は更に成長していくことができる。

過去の自分を超えられない選手は、伸び悩み、苦しい時間を過ごすことになる。

好記録を出したあとこそ、子供の周囲に居る大人の理解とサポートが必要。

段階的に成長していくことの重要さを周囲の大人が理解すること。

必要以上に「もっともっと」と記録を追い求め過ぎないこと。

「大事なのは記録を出すことではなくて自分自身が着実に成長すること」

それを周囲の大人が理解していれば、選手に掛かる余計なプレッシャーはなくなる。

幼くして好記録を出した選手が、早熟で終わることなく輝き続けることを期待したい。