中学生にとっては、中体連の都道府県予選を終えて夏の強化練習をしている時期。

見事に全中標準を突破して全中陸上に向けて仕上期に入っている選手もいるだろう。

全中で結果を出す為に普段よりも追い込んだ練習をして故障寸前の選手もいるだろう。

大事なのは走り過ぎないこと。走る練習だけに執着しないこと。記録を求め過ぎないこと。

将来的な伸びしろをつくるには、真夏の炎天下で追い込んだ練習をし過ぎてはいけない。

成長期の体は追い込めば追い込んだだけ強くなると思われがちだが、それは違う。

過度の走り込み練習をして体を「疲労困憊状態」にしては練習する意味がない。

走る練習のみの固執せずに総合的に体を鍛える運動をさせることが大事。

陸上に熱心な中学校や部活顧問は、走ることだけさせる傾向が強い。

将来の活躍を期待するなら走る以上に大切なことを教えるべき。

体を自由自在に使えてこそ潜在的な可能性を引き出せる。

走ること以外に興味が持ててこそ「息切れ」が防げる。


(30 MIN FULL BODY WORKOUT No Equipment by MadFit)

「ジュニア期に走らせてばかりいるクラブチームや部活出身の選手は早熟で終わる」

そういう声がなくなるように走る以外のトレーニングを用いると選手の可能性は広がる。

「走らない練習」をして「走らずに速くなる」感覚を持てた選手が将来的に生き延びる。

未来の五輪選手になるには、夏場に走り過ぎないこと。記録を求め過ぎないこと。

それを理解して意識改革できた選手が未来の五輪選手になると言っておきたい。