「アスリートであるなら常に人々の見本となるような振る舞いをするべき」

「子供達の憧れ的存在であって欲しいし、人々に愛される姿でいて欲しい」

アイドルの恋愛がタブーなようにアスリートも清廉潔白でいて欲しい気持ちは分かる。

アスリートと呼ばれるからには、それを宿命として受け止める覚悟が必要かもしれない。

しかし、アスリートも一般人と変わらない一人の人間である。

ずっと清廉潔白なままではいられない。

ずっとみんなのアイドルのままではいられない。

周りが見えなくなってしまうほど夢中になる大恋愛をする。

練習するよりも恋人と一緒に居たいと思うことは普通にある。

時には、その相手が好きになってはいけない人であることもある。

時には、同時に二人以上の相手を好きになってしまうことだってある。

長年練習漬けの生活をしている反動で深くのめり込んでしまうこともある。

逆に恋愛の免疫力がないので練習が出来なくなるほどの大失恋をすることもある。

付き合っていると思っていた相手には本命の恋人がいて自分は遊ばれただけだった。

相手に依存してしまい給料の殆どを貢いで、それを愛情だと思ってしまうこともある。

幼少期から、ずっと競技生活をしてきたアスリートには免疫力とモラルが欠如している。

恋愛にハマってしまうとトコトン突き進んでしまうのがアスリートの性的な面もある。

そのまま目を覚ますことが出来ずに道半ばで競技生活を終える選手もいる。

基本的にアスリートは、自分の魅せ方を知っている。

ある意味、それが出来るからアスリートとしての価値がある。

アスリートは、一般の人から見たらキラキラ輝いている。眩しいくらいの存在感がある。

だから、自分は何もしなくても、いつの間にか素敵な人が向こうからやってくる。

そして、知らず知らずのうちに親しくなり、心の拠りどころ的な存在になる。

スポーツの世界しか知らないアスリートは、「外の世界」の人に憧れる。

自分のことを敬って接してくれるから大事にされている感覚になる。

見たことがない世界に連れていってくれるから大人に見える。

自分が知らないことを教えてくれる優しさにハマる。

アスリートが話題になるニュースの背景には、アスリートであるが故の事情がある。

アスリートの恋愛事情を何回かに分けて解説していきたい。