高橋尚子さんが世界で初めて2時間20分を切ったのが、2001年。

その後、2004年に渋井陽子さん、2005年に野口みずきさんが2時間20分切りを達成。

現在の日本記録は、野口みずきさんがベルリンマラソンで出した2時間19分12秒。

その記録が今年の大阪国際女子マラソンで破られるのでは?!と話題になっている。

果たして本当に日本国内で2時間10分台の記録を日本人選手が達成出来るのだろうか?

プラス要素となるのは、周回コースであることとペースメーカー役がいること。

更にナイキ厚底シューズを履くことで後半の失速が大幅に抑えられる。

何よりもこのシューズの進化による強みは、選手にとって大きな力になる。

コースについては、通常のコースよりも圧倒的に走りやすくなると言って良い。

このコースで自己記録を大幅更新できないようでは、世界では通用しない。

周回を淡々と走れる走力とメンタルがあってこそ、世界の高速コースに対応できる。

「街をアピールする」

「観光名所を紹介する」

そんな宣伝目的のコース設定では、好記録は期待できない。

何も考えずにひたすら走りに集中できるコースだからこそ好記録が期待できる。

コロナ禍にある今、マラソン大会の開催には賛否両論がある。

盛り上がりも例年通りにはいかないだろう。

実況アナウンサーが叫べば叫ぶほど、視聴者・国民は、ドン引きする。

外出自粛を促しているのに街中を走り回るのでは、外出自粛のムードになる訳ない。

コロナ禍で大会を開催するなら今回のコース変更は当然のことだ。

寧ろ、ピンチをチャンスに変えたと言って良い。

緊急事態宣言に従って渋々周回コースにしたと考えるのは、間違っている。

今回のレース映像が「公開タイムトライアル」のように見えても全く問題ない。

その方が今の時代に合っている。その方が見応えがあるカッコイイレースになる。

日本国内で最も記録が出やすいコース設定になったことを大いに喜ぶべき。

「このコースなら世界の強豪と競り合える好記録が出せる」

そう自信を持って選手達には、日本記録更新にチャレンジして欲しい。