1980年代前半に出された400mと800mの世界記録が未だに破られていない。

それは、このふたつの記録である。

〇 400m    46.70  Marita Koch (1985)
〇 800m 1:53.28 Jarmila KratochVilova (1983) 

この二人が如何に凄い選手だったかというのは、この実績で分かるだろう。
〇10個のグローバルタイトル
〇18回の世界記録更新
〇複数に及ぶ国内記録更新


(Track & Field's Longest Standing WORLD RECORDS May Actually Be UNBEATABLE...
  Here's Why by Total Running Productions)


マリタ・コッホ(Marita Koch)の自己記録は、下記となる。
 100m 10秒81(世界歴代30位)
 200m 21秒71(世界歴代7位)
 400m 47秒60(世界歴代1位)1985年6月6日

100mから400mまでの記録を足したデータは、ダントツの世界一である。

(マリタ・コッホ)(F・ジョイナー)(アリソン・フェリックス)
    Marita Koch   FloJo    Allyson Felix 
100m  10秒81    10秒49    10秒89
200m  21秒71    21秒34    21秒69
400m  47秒60    50秒89    49秒26
Total    80秒14    82秒72    81秒84

マリタ・コッホは、FジョイナーやAフェリックスを上回る走力を持っていた。

100mから400mまでをこのレベルで走れる選手は、その後、出てきていない。


ヤルミラ・クラフトビロバ(Jaemila Kratochvilova)の自己記録は下記となる。
 100m  11秒09
 200m  21秒97
 400m  47秒99
 800m  1分53秒28(1983年7月26日)
 1周目 56秒82
 2周目 56秒46

特に注目して欲しいのは、800mのラップである。

2周目の方が速いという常識ではあり得ない驚異的な走りを見せている。

これだけのパフォーマンスが出来る選手は、その後、出てきていない。

この動画で問題提起をしているのが、いずれも1980年代前半に出された記録であること。

ドーピング検査が厳格に実施されるようになったのは、1988年以降である。

現在のトレーニング技術とスポーツ科学を用いても彼女たちのような肉体は作れない。

現代の技術革新によるグッズの進化があっても、あのスピードを出すことが出来ない。

このまま、ずっと破られずに永遠に残り続けるのか。

人類の進化が、過去に追いつき、ついに誰かが最古の記録を破るのか。

我々の記憶に残るようなタイミングで最古の記録が破られることを期待して待ち続けたい。