次の世代を担うニュースターを待ち望むのは世界各国どこも同じだ。

スポーツ界のスーパースターは、自国に国益をもたらすと言われるくらい大きな存在。

今、現役で活躍している選手の次の世代で輝く逸材の発掘が各協会の使命でもある。

五輪で言うなら5大会後を先読みして人材発掘と育成をしていくことが成功へと繋がる。

13歳にしてチームを組みトレーニングサポートを受ける選手は恵まれている。

(13-Year-Old FASTEST Track Star | Future Olimpic Gold Medalist ? by Whistle)

ジュニア世代の選手は、期待されることで成長し、輝きを増していく。

記録が伸びていくに従い周囲からの注目度も高くなり、更に期待は膨らむ。しかし…

周囲にいる大人が目の前の結果だけを追い求めると次第に精神的に追い詰められていく。

伸び伸びと走ることよりも勝ち負けにこだわる周囲からのプレッシャーが重荷となる。

そうするとやがて成長は止まり競技生活も短命で終わってしまう。

「見るべきものは、ずっと先にある。そんなに慌てなくて良い」

周囲の大人が浮かれることなく冷静な視線を向けていれば、子供の成長は続く。

次世代のスター選手の誕生には、じっくりと時間を掛けて育てる環境作りが不可欠。

良い逸材を発掘したら、学校の部活や家族任せにすることなく指導のプロに預ける。

そういう環境整備と仕組み作りが迅速に行われることを期待したい。