今年ならではの企画、全国一斉トライアルは、大成功だったと言えるだろう。

全日本中学生通信陸上競技大会ランキング!
 〜アシックスチャレンジカップ!~


既に66回目となる通信陸上だが、今年のランキングシステムが与えた影響は別格。

どれほど、生徒達の意欲向上に繋がったか。

新型コロナに負けずに頑張ろう!と気持ちを奮い立たせることができたか。

自分が努力した成果を可視化できるのは大きなモチベーションアップに繋がったはず。

決められた大会で結果を出すことの意味を例年以上に感じただろう。

走った結果が全国ランキングに反映されて自分の名前が公式サイトに載る価値は大きい。

このランキングは、中学生の進路決定にも大きな役割を果たしている。

このランキングが齎す陸上界への貢献度は、計り知れない。

このランキングがあるから今日から始まるJO杯全国中学生陸上競技大会が盛り上がる。

「ランキングでは負けていても一緒に走れば負けない!」

「私のスタートダッシュが日本一だと証明したい!」

「俺の勝負強さを上回る選手と戦いたい!」

そんな風に思いながらレースに出場する選手が、全国各地から集まってくる。

リレーの日本選手権を兼ねていることもあり中学生にとっては最高の舞台が用意された。

新型コロナのせいで多くのチャンスを奪われた2020年。

勉強に専念するという理由で通信陸上に出場していない選手もいるかもしれない。

休校期間を明けて練習を再開するも記録突破が間に合わなかった選手もいるだろう。

更に…苦渋の決断をして残念ながら既に引退をしてしまった選手もいるかもしれない。

そんな選手達のためにも全国各地で選ばれたランキング上位者が力の限り競い合う。

今日から始まる全国中学生陸上競技大会での各選手の活躍を心より期待したい。