既にニュースサイトを見てご存知だと思うが、厚底シューズは明確な規定違反となる。

記録を抹消されたり公認取り消しとなる事態が世界各国で起きている。

世界陸連は、「発表と同時に新しい規定はスタートしている」とコメント。

厚底シューズを履いて好記録を出すことは、日本国内でも出来ない。

履いても良いが、世界基準のルールには違反していることになる。

今シーズン、中高生でN社の厚底シューズを履いて記録を出している選手は多い。

しかし、その記録は世界基準から言えば、公式記録として認められない。

既に全国一斉タイムトライアル(リモート選手権)は、始まっている。

記録ランキングは毎週のように更新されている。

それは、取り消しようがない。

今更「この記録は対象外」だとは言えない。

「厚底シューズを履いて記録を出した選手はランキングから外す」

そんなことは現実的には出来ない。

調べればすぐに分かることだが、それは、学校教育の観点からして適切な対応ではない。

やはり、リモート選手権の期間に出した記録は認めてあげなければならない。

問題は、ひとつ。

世界陸連のランキング制度(ポイント制度)を採用している点。

世界のトップランナー達は、既に”厚底規定”の対象となっている。

規定違反の記録は認められずポイントにはならない。

日本国内の中高生には「まだ子供だから…」と言って認めると言う訳にはいかない。

大学生にしても同じ。インカレの標準記録突破に”厚底規定”は当てはまる。

日本記録を狙えるような選手には、履かないで記録を出す準備が必要。

昨シーズンは、N社のスパイクを履いて1500mを走る選手は多数見かけた。

しかし、トラックでも厚底で走る姿を見かけるようになったのは今年からだ。

ホクレンディスタンスでも多くの選手が厚底シューズを履いて記録を出した。

履いてしまったことをとやかく言うのではない。

これから履かずに記録を出す方法を見つける必要がある。

世界の舞台で戦うレベルの選手ほど、履かない準備をする必要がある。

日本の中高生で将来的に世界の舞台での活躍を目指している選手も同じ。

数万円出して購入したシューズで走っても公式記録として認められない。

中学・高校の部活顧問は、迅速にチーム内の調査をする必要がある。

そして、厚底シューズを履かないで強くなる適切なアドバイスをすることが求められる。

世界基準で規定違反のシューズを堂々と履かせることは教育的観点からも良くない。

今だからこそ生徒達に教えるべきことがある。

「楽をして勝とうしてはいけない」

「他の力を使って記録を出そうとしてはいけない」

「自分の脚を鍛えて強くなることが大事」

「自分の力で成長する心を磨くことが大事」

厚底シューズを履いている生徒達に分かり易く説くことが脱厚底の第一歩となる。