「やっぱり、札幌は東京と違う」

「あのコースなら高速レースが予想される」

「最低でも2時間25分以内で走る準備が必要」

今更、当たり前のことをいう関係者たち。

バカも休み休み言って欲しい。

そんなことは、一般ジョガーの皆さんだって分かっている。

しかも、関東圏に熱中症アラートが出るタイミングでの現地視察。

今回の現地調査結果を受けて…

「東京から札幌へ変更して良かった」

そう胸をなでおろしたIOC、JOC、組織委員会関係者は少なくない。

よりによって一年後のマラソン開催日に都内は猛暑となった。

ある意味、そちらの方が神がかっている。こんな偶然はあり得ない。

長引く梅雨の影響で「いつになったら晴れるのか?」と言っていたのは数日前。

「現地視察調査に行ってはみたが、都内も超涼しかった」

「札幌との気温差は殆ど無かった」

そんなことになっていたら、有無を言わせずメディアから突っ込みを入れられる。

「都内が猛暑となってホッとしただろうなぁ」と同情さえしてしまう。

マラソン代表選手達は、気持ちの切り替えができる大きなきっかけになったはず。

そもそも、本当に開催されるのかと疑心暗鬼になる社会情勢の中に選手達はいる。

開催に向けて前進していることを実感できる現地調査は心の支えになっただろう。

「東京五輪が開催されたら全力で頑張るだけ」

「やらなくても特に問題はない」

「長い競技人生の中の1ページにしか過ぎない」

「今更、やってもやらなくても大差ない」

「五輪だから特別に調子が上る訳ではない」

「来年の今頃、世界がどんな状況でもモチベーションは変わらない」

「今、自分がすべきことは淡々と準備を進めてピークを合わせるだけ」

そうあっけらかんと言える選手が、結局は、大きなチャンスをモノにする。

一年後に向けて代表選手としてやるべきことは、どんな状況でも変わらない。

国民が見たいのは、日本代表選手がメダルを獲得するシーン。

それを達成するための取り組みを淡々としてくれることを期待している。