学校生活が正常に戻り、部活動も通常の練習に戻ってきた。

試合も再開され全国各地で好記録が出たというニュースが流れる。

明るいニュースが流れれば流れる程、このまま収束に近づくかもと期待してしまう。

大きな試合が再開されればされるほど、かつての日常に戻ったと錯覚してしまう。

しかし、新型コロナは、我々の心の油断を黙って見逃してくれたりはしない。

社会生活が元に戻ったかのような雰囲気が日本国中に漂った瞬間に事態は一変した。

あれよあれよと言う間に感染者数が爆発的に増大している。

東京都の感染者数は、300人超えどころか、やがて500人を超えるだろう。

冷静に事態を見極める思考力があれば、500人~700人に達する可能性は否定できない。

今の状況下で「自分は大丈夫だ」という甘い考えは仇となる。 

学校内での感染も全国各地で見え始めた。

一人の怠慢な生徒の無責任な行動に端を発して部活動内のクラスターが起こる。

それは、部活から部活、生徒から生徒へと瞬く間に広がる。

今後、部活動が原因となる感染は、日を追うごとに増えていくだろう。

市中感染の拡大以上に校内での生徒同士の感染拡大の方が遥かに可能性が高い。

幼稚園でも小中学校でも高校大学でも専門学校でも校内クラスターは起こり得る。

教育現場での感染拡大は、正直、休校措置以外の対処法が無いに等しい。

大勢の生徒が同じ場所に集まる時点で感染のリスクが高いのは必然とも言える。

校内クラスターを意図的に起こさせて集団免疫を作るのも対応策のひとつではある。

しかし、現実的な話をすると、それを日本国内で実行することは不可能に近い。

集団免疫を作る過程で一定数の死者を出すリスクは日本では認められない。

「ソーシャル・ディスタンス」、「フェイス・シールド」、「手洗い・うがい」。

この3つを徹底しているだけで、本当に校内クラスターを防げるのだろうか。

休校期間を終えた今の方が本当は感染しやすい状態なのではないか。

新型コロナ・ウィルスは、どんどん進化していると言われている。

気付いた時には、子供のみに感染して重症化させるモノに変化しているかもしれない。

どこに生存していて、どんな風にカラダに侵入し、どんな速度で蝕むのか分からない。

学校内での感染予防について更に研究が進み、適切な方法が見つかることを期待する。