長距離種目で中学記録が更新されたのが2016年のシーズン。

馬場、服部、林田というスター選手によって記録が塗り替えられた。

800mから3000mまでが同年に更新されるという快挙に中学陸上界は湧いた。

その世代の上を行く記録を出したのが、ひとつ後輩の石田(現農大二高3年・群馬)。

圧倒的な強さをみせつける素晴らしい走りだった。

その後も石田は成長している。今年の福岡クロカンも制している。


(全国中学陸上2014年 男子1500m決勝 by 陸上競技動画集)



(2015 北海道全中 陸上競技 男子1500m決勝 by Zeawaki Aaa)



(全国中学陸上2016 男子1500m決勝 by 群馬EKIDEN&LD)



(H29 全国中学校体育大会 陸上 男子1500m決勝 by Track&Field c.1)


 (2018全中 【岡山】男子1500m決勝 by OGU KEN)



(全中陸上 男子1500m決勝 2019.8 大阪 by TR MV)

全中の主役から世界へ羽ばたく選手になるのは、男子長距離界では稀なこと。

全中陸上や全中駅伝優勝経験者から五輪選手が生れる確率は低い。

女子にも同じことが言える。唯一、活躍したのは小林祐梨子だけ。

中学時代のスター選手が、その後、大きな成長を遂げて活躍するのは容易ではない。

しかし、希望が持てる選手は、何人かいる。

「この選手なら、きっと、将来世界の舞台で戦ってくれる」

「日本長距離界の歴史を作る選手になってくれる」

この年代の選手達の中から、将来も輝き続ける選手が出てくることを期待する。

中学卒業後、見つめる先が箱根駅伝ではなく、五輪の舞台であって欲しいと強く願う。