関東高校総体は、毎年、全国屈指のハイレベルな戦いが繰り広げられている。

特に南関東。短距離は勿論、長距離もインターハイ決勝レベルのレースとなる。

特に昨年は、女子中長距離全ての種目で日本一レベルが高いブロック大会となった。

過去にもハイレベルなレースが数多くある。

いずれも見応えのあるレース展開だけに結果が分かっている今でもワクワクする。

 (H30 南関東 女子3000m決勝 by no1231y)



(H29 南関東 女子3000m決勝 大会新記録9:09.93 小笠原朱里・山梨学院 by no1231y)



(小笠原朱里9:11.46優勝 / 2016関東高校陸上 南関東女子 3000m決勝 by toyosina2008)



(2014関東高校陸上 南関東女子3000m決勝 加藤美菜 原田紗枝 関谷夏希 by toyosina2008)



(樺沢和佳奈 9:06.47大会新 / 2016関東高校陸上 北関東女子 3000m決勝 by toyosina2008)

こういう時代を経て、今日に至っているのだと思うと女子長距離界の歴史を感じる。

こういう素晴らしい大会が、今年は開催できなかったのは残念だが、それも仕方ない。

今年の高校三年生には、自己表現する舞台が無かったが、次のステージで頑張って欲しい。

慰めでもなんでもなく心からそう願ってやまない。その分・・・

来年、通常通りに大会が開催されたら、関東大会で8分台が見られる可能性がある。

現在の高校二年生にはタレントが揃っている。

中学時代から実績がある選手。

高校生になってから力をつけてきた選手。

これから能力が開花すると思われる将来有望な選手が多くいる。

今年度、まだ試合を走っていないのが幸いして暑い時期に力を消費していない。

事実上、カラダを休ませた期間となっているのは、選手にとっては好都合となる。

カラダを休ませた分、来年の春季大会が一気にレベルアップする可能性は高い。

新型コロナが収束して、無事に大会が開催されれば、好記録は期待できる。

マイナスイメージばかりが報じられるが、アスリートにとってはプラスになった。

人のカラダは消耗品であることを忘れてはならない。

高校時代に無理に追い込んだツケは、必ずやってくる。

心身共にバーンアウト(燃え尽き症候群)するジュニア選手は少なくない。

それを考えたら無駄な消費をせずに体力を温存できたタメは将来の伸びしろになる。

やれ夢が無くなったとか、力を出せずに終わったと騒いでいるが、それは違う。

今年の高校三年生は、選手寿命が延びたと考えれば大きなアドバンテージだ。

こういう世代から二年後、三年後に大化けする選手が出てくるかもしれない。

夢が無くなったと嘆くのではなく、将来へ向けて夢のある話をしていけば力も湧く。

来年の関東大会では、歴史に残るような好レースが見られることを大いに期待したい。