このサイトでは、早い段階からインターハイに代わる大会を提案してきた。

全国一斉記録会。都道府県毎にタイムトライアルを行い全国ランキングを決める。

 9月・10月を目途に行うことで一定の練習期間も確保出来る。

文科大臣杯という冠がついていることが選手達のモチベーションを高める。

ランキング・トップ10に入る名誉はインターハイ入賞に匹敵する。

インターハイは、都道府県予選、ブロック予選ともに順位決定戦である。

6位内に入り全国への切符を手にする名誉は、格別なものがある。

レースでの勝負強さが試される大会として大きな役割を果たしている。

勝負強さの価値は何ものにも代えがたい。

実業団が欲しがる選手として高く評価される。

その反面、順位を気にするあまりスローペースになる傾向がある。

将来、世界で通用するレベルに引き上げる大会としては物足りなさもあった。

もし、タイムを競い合う大会が全国一斉に開催されたら面白い。

競技場の質、大会の雰囲気、選手のレベル、当日の天候。

すべての条件が違うからこそ面白い大会になる。

見えない相手と競い合う想像力のある選手は誰か。

気まぐれな天候を味方につけるのは誰か。

幸運を呼び込める特別な才能を持った選手は誰か。

それらを見極められるのが、文科大臣杯の価値となる。

そして、何よりも「真の陸上王国」を決められる大会となる。

ランキング上位者が複数人出るのは、一体、どこか。

考えただけでワクワクする。

間違いなく大会は盛り上がる。

間違いなく好記録連発の大会となる。

間違いなく近年稀に見る大成功大会となる。

新型コロナ感染が収束し、再び文化的な催しが行える状態になったら…

是非とも無限の可能性を開花させる場をつくって欲しい。

自粛生活のうっ憤晴らすように選手達は激走してくれるはずだ。

文科大臣杯2020の開催を心から期待したい。