被害が甚大な地域もあるので社会規範に従って物事は進めなければならない。

自分達の主張だけを通すことはできないのは百も承知である。

ただ、言わなければならないことはある。

駅伝予選は、やはり駅伝をして勝敗をつけるのが筋である。

大学駅伝の予選会がトラックの10000mレースで行われているのは問題はない。

それは、予め決められた選考方法であり、その為に強化をしてきている。

それに異を唱える陸上関係者はいない。

しかし、高校駅伝予選は、駅伝をして勝敗をつけるのが前提であって欲しい。

「万が一の場合の措置として、近隣県(地域)のコースを代替使用する」

そういう特別措置を予め決めておくことが求められる時代となっている。

天候の予測がつかなくても、不測の事態への準備はできるはずだ。

近隣県で予選会を行ったコースがあるのなら、そこで開催させて貰えばいい。

他県での開催には様々な問題はあるだろう。しかし、やると決めたらできるはず。

東京五輪マラソン・競歩でさえ、今頃になって札幌開催に変更するのである。

世界中の人々が集まり、チケットや宿泊、移動まですべて決まっている大会なのに…

今からすべての再準備をしていくことになる。莫大な労力と経費が掛かる。

それでも札幌開催になった場合、関係者は必死になって準備をして開催するだろう。

やればできるのである。五輪という舞台だって直前に変更しても対応できるのである。

高校駅伝予選を他県のコースを使用して開催するなどは、協力し合えばできるはずだ。

今年は仕方ないとしても来年以降は、駅伝をして決着をつける方向で考えて欲しい。