ランナーズ・ジャーナル JAPAN (Runners-Journal.Jp)

事実に基づいた「真実のコラム」を掲載しています。今だからこそ伝えたい「本当のこと」をありのまま伝えたいと思います。

2020年12月

<男子800m>※TOP10
  1.1:52.09 甲木康博    (城西3)
  2.1:53.33 栗原直央    (都立野津田3)
  3.1:53.59 長沢匠人    (都立東大和2)
  4.1:56.17 川嶋康駿    (立教池袋2)
  5.1:56.26 小山 蓮    (都立西2)
  6.1:56.64 石塚陽士    (早稲田実3)
  7.1:56.81 鍜治 晃    (大東一3)
  8.1:56.92 樋口ワシリー  (東京2)
  9.1:57.06 小林 徹    (ウェルネス2)
10.1:57.10 松田悠汰    (保善2)

<男子1500m>※TOP10
  1.3:44.62 石塚陽士    (早稲田実3)
  2.3:44.62 甲木康博    (城西3)
  3.3:53.83 槇村勇伸    (城西3)
  4.3:54.22 栗原直央    (都立野津田3)
  5.3:55.21 中島弘太    (城西3)
  6.3:56.37 田中 純    (城西1)
  7.3:57.43 佐藤有一    (拓大一2)
  8.3:58.30 小平敦之    (早稲田実1)
  9.3:58.35 牛崎竜空    (大東一3)
10.3:58.39 花井日友雅   (國學院久我山1)

<男子5000m>※TOP10
  1.14:05.71 新井晴文    (國學院久我山3)
  2.14:08.79 石塚陽士    (早稲田実3)
  3.14:11.81 伊東夢翔    (國學院久我山2)
  4.14:14.73 平林 樹    (拓大一3)
  5.14:14.84 田丸 颯    (駒大高3)
  6.14:15.89 甲木康博    (城西3)
  7.14:16.32 小泉 樹    (國學院久我山3)
  8.14:16.54 中西洸貴    (國學院久我山3)
  9.14:18.78 田中 純    (城西1)
10.14:21.84 佐藤有一    (拓大一2)

<男子3000mSC>※TOP10
  1.9:09.44 浦田優斗    (國學院久我山3)
  2.9:27.54 中島弘太    (城西3)
  3.9:28.00 筒井 涼    (拓大一2)
  4.9:28.54 安福聖輝    (駒大高2)
  5.9:29.06 置田 晴    (都立冨士森2)
  6.9:29.11 中塚優我    (東京実業2)
  7.9:34.68 上山時生    (東京実業3)
  8.9:37.39 佐野慎之介   (駒大高3)
  9.9:39.33 根岸優希    (東京3)
10.9:39.97 天海創太    (駒大高2)


<女子800m>※TOP10
  1.2:10.81 勝くるみ    (白梅学園1)
  2.2:11.12 鴨下友織菜   (都立三鷹中等2)
  3.2:11.88 奥脇彩花    (白梅学園2)
  4.2:12.06 鈴木美呼    (都立板橋3)
  5.2:12.90 須藤花菜    (順天3)
  6.2:15.01 小川陽香    (順天1)
  7.2:15.32 緑川莉亜    (都立東大和1)
  8.2:15.63 今泉日向花   (順天1)
  9.2:16.49 岩永 桜    (順天1)
10.2:17.45 菅野奈美    (順天1)

<女子1500m>※TOP10
  1.4:25.96 須藤花菜    (順天2)
  2.4:26.57 南 日向    (順天2)
  3.4:27.66 塩入百葉    (錦城学園2)
  4.4:28.20 小川陽香    (順天1)
  5.4:31.82 三輪南菜子   (錦城学園3)
  6.4:33.16 外間礼那    (東京2)
  7.4:34.29 鈴木日菜子   (城西3)
  8.4:34.30 菅原ひまわり  (錦城学園1)
  9.4:35.30 萩原 結    (城西3)
10.4:36.36 廣尾七海    (都立日野台2)

<女子3000m>※TOP10
  1.9:27.32 塩入百葉    (錦城学園2)
  2.9:32.70 小川陽香    (順天1)
  3.9:33.16 三輪南菜子   (錦城学園3)
  4.9:34.02 菅原ひまわり  (錦城学園1)
  5.9:34.36 竹内明音    (東京実業3)
  6.9:34.47 木島あすか   (東京3)
  7.9:36.35 須藤花菜    (順天2)
  8.9:38.43 外間礼那    (東京2)
  9.9:38.83 林 凜華    (順天1)
10.9:38.97 今泉日向花   (順天1)

<2020富士山女子駅伝結果>
  1.2:21.38 名城大学
  2.2:24.16 大東文化大学
  3.2:27.00 立命館大学
  4.2:27.42 松山大学
  5.2:27.53 大阪学院大学
  6.2:27.59 城西大学
  7.2:28.21 日本体育大学
  8.2:29.19 関西大学
  9.2:30.16 福岡大学
10.2:30.51 関西外語大学
11.2:31.13 順天堂大学
12.2:31.47 佛教大学
13.2:32.03 東洋大学
14.2:32.08 京都産業大学
15.2:32.47 拓殖大学
16.2:33.04 東北福祉大学
17.2:33.12 京都光華女子大学
18.2:33.31 東京農業大学
19.2:33.47 玉川大学
20.2:34.24 中央大学
21.2:34.43 神戸学院大学

<1区・区間順位>※TOP5 
1.13:04 赤堀かりん    (日体大2)
2.13:07 戸田朱音     (大阪学院大4)
3.13:08 小杉真生     (関西大1)
4.13:10 高松智美ムセンビ (名城大3)
5.13:14 黒石瑠香     (福岡大2)

<2区・区間順位>※TOP5 
1.20:40 和田有菜     (名城大3)
2.21:16 飛田凜香     (立命館大2)
3.21:34 吉村玲美     (大東文化大2)
4.21:38 西山未奈美    (松山大3)
5.21:44 柳谷日菜     (関西大3)

<3区・区間順位>※TOP5 
1.10:22 保坂晴子     (日体大1)
1.10:22 花田咲絵     (順天堂大4)
3.10:23 逸見亜優     (京産大2)
4.10:25 御﨑 舞     (立命館大3)
5.10:30 鴨志田海来    (名城大3)

<4区・区間順位>※TOP5 
1.13:55 山本有真     (名城大2)
2.14:32 秋山祐妃     (大東文化大4)
3.14:33 篭谷有希     (城西大4)
4.14:37 小林 朝     (立命館大1)
5.14:39 花房百伽     (福岡大3)

<5区・区間順位>※TOP5 
1.34:29 鈴木優花     (大東文化大3)
2.35:02 中田美優     (立命館大4)
3.35:26 加世田梨花    (名城大4)
4.35:27 小松優衣     (松山大2)
5.35:29 室伏香音     (大阪学院大3) 

<6区・区間順位>※TOP5 
1.19:31 増渕祐香     (名城大1)
2.19:35 関谷夏希     (大東文化大M1)
3.19:52 伊藤柚葉     (城西大1)
4.20:23 林ひかる     (立命館大4)
5.20:25 一瀬美結     (日体大3)

<7区・区間順位>※TOP5 
1.28:26 小林成美     (名城大2)
2.30:16 山賀瑞穂     (大東文化大2)
3.30:52 大谷菜南子    (松山大3)
4.30:54 加藤詩帆加    (大阪学院大3)
5.30:56 矢尾桃子     (関西外語大2)


<レース解説>
優勝候補の筆頭に上がっていた名城大学が2区以降トップを独走し、大会3連覇を達成した。しかし、「神7」と謳い区間賞を独占するというテレビ局が作り上げたカッコイイ物語には程遠い内容であった。そもそも1区から大きな誤算が生じていた。最近のレースでは、調子の波があり不安定な走りをしていたムセンビ選手を1区に配置。1区から独走態勢を築こうとしたが、その走りは、明らかに重かった。伸びやかなストライドがない。持ち味であるバネの効いた走りが見られない。レース中盤でのスパートを活かせず失速。レース後半は、複数校に抜かれる心的ダメージの大きい走りとなってしまった。実績のある知名度の高い選手が、こういう走りをしてしまうと後を引くこともある。ムセンビ選手の体調を監督が把握していなかったとは思えないが、優勝したからOKでは済まされない痛いミスとなった。区間賞を獲得出来なかったのは、1区だけではない。3区・4区・5区も他大学の選手が名城大学を上回った。「全区間で区間賞!神7達成!」という監督の目論見は大きく外れてしまった。『大誤算』だった。もしも、監督が「全区間で区間賞を狙う!」と本気で言っていたとしたら、それは、チームを預かる指導者として致命的なミスであり、選手の体調を把握出来ていなかったことになる。管理不足を露呈してしまった。そういう『綻び』が積み重なり黄金期から低迷期へと知らぬ間に陥ってしまうことは陸上界では珍しくない。名城大学が駅伝女王を守る時代は、暫く続くだろう。しかし、メディアに乗せられて「区間賞を独占するレースをする!」などとカッコイイことを言っていては、黄金期は長続きしない。「いつの間にか他大学に抜かれていた」なんてことにならないように視聴率稼ぎのメディアに乗せられないことも指揮官の仕事である。浮ついた雰囲気のない軸の安定したチーム作りに期待したい。

大学女子駅伝で優勝する条件について、もう少し掘り下げてみたい。どのチーム競技でも同じだが、実績のある選手が集まるチームが強いのは当たり前。名城大学には、実績と実力がある選手が毎年入ってくる。それは、大きなアドバンテージになっている。今回、上位入賞した大学には、毎年、優秀な選手が入学してくる。上位入賞校には、意欲と実績のある一流選手が入ってくるので強くて当然という感は否めない。その中でも名古屋市にある名城大学が群を抜いて活躍している理由は何故だろうか?その理由は、明快である。陸上競技に比重を置く意識の強い選手が名城大学の門を叩きやすいというのが第一の理由だろう。以前は、中部地方や関西からの生徒が多かったが、今は、関東の選手も入学をしている。陸上が好きで駅伝でも活躍したい選手が選びやすい条件が整っている。それは、日本一を獲得するのに大きなアドバンテージだ。では、少し視点を変えて勝つ条件を考えてみたい。一般的に難関大学と言われている、筑波大学、立教大学、中央大学などと比べるとウエイトを置くものへの価値観が違うのは大学受験を経験した誰もが理解している。日本の学歴システムにおいて東京大学を最高学府と考えた場合の序列は、難易度の高い順に「文武両道の重さ」が違うのは当然のことである。難易度という点において更に言うと私学の最高位にいる早稲田大学や慶應義塾大学とは、圧倒的に文武両道の重さと価値が違う。現状では、早稲田大学や慶應義塾大学が駅伝を強化する流れにはなっていない。その一方で筑波大学や立教大学や中央大学には、優秀な選手が多数入学している。名城大学や大東文化大学に引けを取らない将来性のある選手が揃っている。問題は、指導者がいないこと。選手の潜在能力を引く出せる優秀な指導者がいれば、筑波大学、立教大学、中央大学が駅伝日本一になるチャンスがある。本来なら、毎年、優勝候補に上げられても不思議ではない『強いチーム』になる。しかし、選手を導ける指導者がいない。指導者の不在が、大学のカラーとして認知されているのを黙って見ているのが、本当に勿体ない。勝てないチームより勝てるチームに優秀な人材が流れるのは当然である。入りやすくて、勝つ可能性が高い大学に有望な選手が集まる傾向は、今後もずっと続いていくだろう。

まずは、出身校別のエントリー人数ランキング。

言うまでもなく進学率が高くないと大学進学は難しい。

進学に力を入れていないと出身校別ランキング上位には入らない。

こういうデータは、中学生が進路選択をする際の参考になるだろう。

各校の偏差値を加えてみると中学生には必要な学業成績が分かりやすい。

スポーツクラスがある高校では、運動部の生徒の偏差値が下がる場合もある。

しかし、多くの場合、その学校の評価は、進学クラスの偏差値で決まる。

従って、校内で一番偏差値が高いクラスの評価を比べるのが妥当と判断。

<出身校別エントリー人数ランキング>
 順位 学校名   人数   偏差値
 1位 学法石川  (11人)  54
 2位 佐久長聖  (  9人)  66
 3位 浜松日体  (  7人)  62
 3位 八千代松陰 (  7人)  68
 3位 東農大二  (  7人)  67
 6位 倉敷    (  6人)  53
 6位 西脇工業  (  6人)  48
 6位 洛南    (  6人)  74
 6位 埼玉栄   (  6人)  65


次に出身県別のエントリー人数を見てみるとやはり陸上王国と呼ばれる県が上位に来る。

千葉県、静岡県、群馬県、兵庫県などの陸協関係者は、当然の結果だと胸を張るだろう。

<都道府県別エントリー人数ランキング>
 1位 千葉県   (29人)
 2位 静岡県   (23人)
 3位 群馬県   (19人)
 4位 兵庫県   (15人)

この結果は、小学生の育成を目的とした普及委員会強化スタッフの尽力の賜物だと言える。

それにプラスして他県への流出が多い静岡県が上位にいるのも伸びしろがある証拠。

その他の3県は、中学時代に実績を残した選手が県内に残る傾向が強い。

県外流出を防いでいる県が上位に来ていると分析することもできる。

今後の順位の変動や大学卒業後の伸びしろまで追跡して調べてみると面白い。

箱根駅伝を経験した選手が、その後、十年間トップレベルで活躍出来るのか。

才能を持ったジュニア選手が、どの道を進めば伸び悩むことなく成長するのか。

データを基に調べてみると箱根駅伝を走った後も成長できる道筋が見えて来る。

過去のどんなレースよりも盛り上がることが予想される2021年箱根駅伝。

沿道での観戦自粛。ステイホームしてテレビ観戦をお願いしている状態であるが…

行くなと言われれば行きたくなる。

沿道で観戦するなと言われれば沿道で観たくなる。

複数人で応援するなと言われれば仲間と一緒に行きたくなる。

それが人の行動の本質であることは、様々な研究から分かっている。

全日本大学駅伝では、多くの人が沿道やゴール地点で声援を送っていた。

全国高校駅伝でも明らかに選手に声援を送っていると分かるグループが立っていた。

箱根駅伝では、幾つかのコロナ対策が施された中、どんな光景が見られるのだろうか。

沿道での観戦自粛は、現実問題として殆ど無視されることは明らかである。

襷リレーが行われる中継場所で”密”にならない箱根駅伝などあり得ない。

自分の目の前を全力で走って行く選手を少しでも近くで観たいのは当然である。

頑張って走っている選手達に思わず声を掛けたくなる衝動を抑えることは出来ない。

各大学の選手が必死に頑張っているんだから自分も沿道での観戦を頑張る。

そんな決意を抱いている箱根駅伝ファンは、箱根路に集まってくる。

年の瀬となり外出を自粛するどころか都内には人が増えている。

一日の感染者数が1000人に近づいているのに危機感がない。

そんな中で開催される箱根駅伝は、一体、どうなるのか。

2021年箱根駅伝で観られる光景を想像すると恐ろしい。

コロナ禍でのイベント開催を良く思わない人がいる。

自粛させるくらいなら開催するなと怒る人がいる。

そんな人が沿道からコースに飛び出して来る。

制止を遮って怒りをぶつける事態になる。

全国高校駅伝でも走行妨害が起きた。

箱根駅伝でも起きないか心配だ。

どこまでリスク回避出来るか。

優勝争いが楽しみな一方で…

心配な要素も沢山ある。

選手を危険な目に遭わせることなく安全な大会運営がなされることを期待したい。

東京五輪マラソン代表選手らも走るニューイヤー駅伝。

旭化成、トヨタ自動車、Honda、富士通などが注目されている。

「旭化成と富士通の一騎打ちが楽しみ!」と2強対決を期待する声もある。

2021年東京五輪イヤーのスタートを飾るに相応しい好レースが見られるだろう。

ライバルチームとの壮絶なバトルが振り広げられる中で輝きを放てる選手は、誰か?

かつてのニューイヤー駅伝は、本当に見応えがあった。

「これぞ実業団選手!」という大快走を見せてくれた。

中学生や高校生が「おー!スゲー走り!ヤバい!」と興奮する激走があった。

チームの勝ち負けがあるのでチームへ貢献できる走りをするのが前提となるが…

「チームの勝ち前など関係ない!」

「ペース設定なんて気にしない!」

「最初からブッ飛ばすだけ!」

「俺は、俺の走りをする!」

「思いっきり突っ走る!」

そんな気迫のこもった走りが見てみたい。

かつてないハイレベルのレースが見てみたい。

役者は揃っている。これ以上ない舞台が整っている。

出場する全ての選手が、爆走!激走!疾走!を見せてくれることを大いに期待したい。

フィギュアスケート全日本選手権を圧巻の演技で優勝した羽生結弦選手。

優勝インタビューでは、コロナ禍にある今の世界情勢を理解しての言葉を綴った。

世界選手権に対しての意気込みを訊かれた際、その対応が素晴らしかった。

テレビ局や協会関係者としては、「世界選手権でも頑張りたい!」と言って欲しかった。

しかし、羽生選手は、「世界選手権があるか分からないですが…」と切り返し…

「それよりも…世界に平穏が訪れて欲しい」と言葉を続けた。

素晴らしい人間性。素晴らしい気配り。素晴らしい視野の広さ。

「五輪を開催して欲しい」

「自分は、その為に頑張っている」

「東京五輪が開催されると信じている」

そんな”自分本位”な考えしか出来ない他競技の選手とは器の大きさの違いを感じた。

羽生選手の言葉から、女子長距離の新谷仁美選手の言葉を思い出した。

「自分達の気持ちなんて関係ない」

「開催して欲しいというのは、選手の我が儘」

「国民が開催を望んでくれて応援してくれることが大事」

やはり、本物のトップアスリートは、周囲が良く見えている。

自分達の活動と一般の社会生活とは、リンクしていることを理解している。

まずは、世界中に平穏が訪れてくれることが大事だとキッパリと言える人格の持ち主。

羽生結弦選手の言葉から学べることは沢山ある。

「トップアスリートとは、こうあるべきだ」という手本になる。

本物の一流選手がとるべき言動を他競技の選手にも教えてくれている。

コロナ禍だからこそ周囲を冷静に見渡して発言できるスキルを養って欲しい。

それが、新型コロナが収束した時の日本の経済の立て直しに役立つだろう。

トップアスリートの最高のパフォーマンスは、間違いなく国益に繋がる。

一人でも多くのアスリートが、羽生選手のような感覚をもつこと。

自分本位ではない考え方で五輪や世界選手権への意欲を語ること。

それが出来てこそ、コロナ収束後の活躍を国民が期待してくれるだろう。

多くのジュニアクラブでは、短距離ブロックの選手は、このような練習を行っている。

中学の部活動においても短距離チームのウォームアップの中には、取り入れられている。

しかし、長距離ブロックの選手は、JOGをしただけでポイント練習に入ることが多い。

ドリル運動をやらせても掛け声に合わせて惰性で行っているというのが現状。

「ひとつひとつの動きを理解した上でカラダの細部まで意識を行き届かせて行う」

そういう考えで行っている長距離選手は、殆どいないだろう。

丁寧且つ正確に動作をするという当たり前の意識が長距離選手には無い場合が多い。


(Sprinting Drills That Develop Proper Form by X Pollination Productions)

中学生の全国大会を見て感じるのは、長距離選手達のフォームの悪さ。

決勝に行くような選手でも軸が安定せずにバラバラなフォームの選手が目立つ。

基本的な動きを習得しないまま力任せに走るから非効率な走り方をしている。

体型の変化に対応できない選手が長距離に多いのは、これが原因となっている。

体の使い方などは、何も考えずにガムシャラに走っているから伸び悩む。

速く走れる感覚だけに頼っているから、体が成長すると走れなくなる。

逆に常日頃から正確な動きを意識している選手は、故障のリスクが圧倒的に低い。

ひとつひとつ丁寧にやっている選手は、練習しているうちに効率の良い走り方になる。

効率の良いフォームで走るからスピードが出るようになる。

これからの季節にピッタリなスピードアップドリル。

来春までの期間に積極的に取り入れると来シーズンの活躍が楽しみになる。

富士山女子駅伝に出場予定だった大阪芸術大学が新型コロナ感に染し出場辞退。

全国高校バスケ(ウィンターカップ)でも出場辞退する高校が複数出ている。

新型コロナは、全国各地のスポーツイベントで様々な影響を与えている。

そういう話を聞くと箱根駅伝出場校は大丈夫かと心配になる。

箱根駅伝まで、あと8日。

発熱したり味覚異常を訴える選手が一人でも出たら即アウトになる。

「レギュラーメンバーじゃないから…」などと言って誤魔化すことは出来ない。

登録メンバーに入ってなくても同じ寮に住んで居たら残念ながら一発アウトである。

ここまで体調管理に失敗することはあり得ないし油断をするチームなどないだろう。

登録メンバーは、練習以外の外出禁止。

チームメイト以外の人との接触禁止などは、当たり前。

いかなる理由があろうとも体調を崩すことは出来ない。

昨年までなら個人の問題で済んだ。しかし、今年は、チーム全体の問題となる。

この一週間は、いよいよ、チームのピリピリ度が最高潮に達する時期を迎える。

「あのチームは、調子が良いと聞いていたのに…勿体ない…」

そう悔やまれることがないように体調管理には万全を期して欲しい。

お正月の箱根路を全チームが揃って走る姿が見れることを期待している。

積もり積もった東京五輪開催費用。その額、なんと1兆6440億円。

結論を先に言ってしまえば、既に支払っている金額がデカ過ぎて後に引けない状態だ。

もう後には戻れない。このまま強行開催するしかない。

絶対に中止に出来ない事情は日に日に浮き彫りになるばかり。

開催費用について”投資”などと堂々と答えるところが国民感情を無視している。

「皆さんも分かるでしょう。もう後には引けないんですよ!」

「例え、海外からトップ選手が来なくてもいいじゃないですか!」

「参加国・参加人数が少なくなっても我々は絶対に開催するんです!」

「あのね、少しの儲けでも欲しいんです!やれば幾らかでも入ってくる!」

「やらないで収支がマイナスになるより、やってマイナスになった方がいい!」

やらない決断を秋にしておけば延期期間中のランニングコストを抑えることができた。

やるやると言っているうちに結果的に出来なくなることは、大いに考えられる。

アスリートファーストはどこへ行ったのやら。

春になって中止すると言われても、アスリート達は困ってしまう。

通常は、環境が良い海外へ行き、強化合宿をしてカラダを仕上げてから本番を迎える。

欧米の感染拡大が止まらず、大きな波が収束しない現状では、海外遠征には行けない。

アスリートには、心とカラダを整える準備期間が必要。

少なくとも半年から1年は、必要となる。

現時点で五輪本番に向けて最高の状態を作るのが難しい競技もある。

日本国内では一見普通にスポーツイベントが開催されているように見える。

しかし、安心安全な開催方法など無い。大変な思いをして開催をしている。

大きなリスクを背負いながらギリギリのところで開催している。

千葉県のスポーツ強豪校である市立船橋高校では数十人のコロナ感染者が出ている。

市船が教えてくれたのは、スポーツ界への警鐘。

スポーツ活動には大規模クラスターが起こる得るリスクが常について回る。

「絶対に開催して欲しい!」という一部の選手の言葉を都合よく拾って欲しくない。

大会組織委員会もJOCもIOCも肝心なことには触れようとしない。

開催の有無を決めるために世界中の五輪代表(候補)選手にアンケートすれば良い。

今や殆どのトップアスリートは、SNSを利用している。

IOCでもJOCでも大会組織委員会でもいいからアンケート調査すれば即座に答えが出る。

現在の状況下で選手達が思っていることを直接聞く勇気を持って欲しい。

恐らく6割以上の選手が、数か月後に来日して東京で競技をする意思を示さないだろう。

東京都の感染者数の多さや医療現場の逼迫状況は、海外選手も知っている。

火の中に飛び込むようなことをするアスリートが果たしているのだろうか。

五輪史上最もお金が掛かる大会になると予想される東京五輪。

1.6兆円もの莫大な金額をつぎ込んで何を後世に残せるのか。

今は、まだ来年への期待を持つ気にはなれそうもない。

日本の長距離界に深く浸透していた鉄剤注射。

鉄剤注射によって数々の記録・栄光・実績を日本陸上界は作ってきた。

鉄剤注射が最も盛んな時代の記録が未だに破られないまま今日に至っている。

厚底シューズの力を借りても破れないのだから鉄剤注射の力は本当に偉大と言える。

どの記録が当てはまるのか。

どんなタイミングで使用していたのか。

誰がいつからいつまで使用していたのか。

すべての事実を語れるだけの裏は取れている。

しかし・・・ここでは敢えて公言しない・・・

アッと驚くような選手が頻繁に使用していたという事実はなくならない。

意外と身近なところに鉄剤注射を使用して積み上げた実績の持ち主はいる。

本人の口から「鉄剤注射を使用していた」と語られることは永遠にないだろう。

「〇〇選手に自分が打っていた」と正直に打ち明けるドクターも出てくることはない。

それでも事実が無くなることはない。いつか誰かが語る日が来るまで封印されていく。

中学校、高校、大学、実業団。すべての世代で頻繁に使用されてきた鉄剤注射。

中学駅伝、高校駅伝、箱根駅伝、実業団駅伝でも鉄剤注射によって歴史が作られてきた。

コーチングスタッフの指示によって普通に行われていたことは分かっている。

「そんなのは、見たことも聞いたこともない」という陸上関係者がいたとしたら…

その人物は駅伝名門校の出身者ではないか、素質があって打たなくても活躍できただけ。

箱根駅伝の強豪大学は、様々な方法で20㎞突っ走れる体を手に入れてきた。

大会前に周到な準備をして臨む場合もあれば、レース直前に処置する方法もある。

往路で不利な展開になると復路の選手達は、その日に施して翌日復路を快走してみせた。

それを知っているのは、メンバー10人の中でも一部の選手のみ。

チーム全体には知られずに極限られた選手のみが監督から指示されて打っていた。

長い歴史の中では、様々な出来事が起きている。

ひとつひとつの話を”その時代”に”そのチーム”で走っていた元選手から聞いている。

日本選手権や全日本実業団駅伝前の数週間の通院記録まで元選手から聞いている。

高校駅伝でも具体的な”場所”や”成分”まで詳細に元関係者から聞いている。

中学駅伝でも”どの中学”が””いつ頃”使用していたかも本人から聞いている。

それを蒸し返すつもりはない。既に数十年経過していることを公にするつもりはない。

ドーピングと違い陽性が判明したら記録や結果がはく奪されることはない。

例え、誰がどの大会で使用していたかが公になっても結果が変わることはない。

今後、その記録を破る選手やチームが出てくるまで、ずっと残り続ける。

厚底シューズの力を借りても破れないような快記録が、ずっと残っていて良いのか。

この際、鉄剤注射だけではなく、ドーピングの疑いがある記録は、すべて塗り替えたい。

どうせなら、世界中の”あやしい記録”を全て塗り替えるシューズと機会を作って欲しい。

喉に物が詰まったままの歯がゆい状態を解消するチャンスを3年以内に作って欲しい。

シューズ開発や大会運営方法の進化が鉄剤注射に勝る日が来ることを期待したい。

女子の優勝とは違い、選手7人が強さを発揮したという点では、あっぱれと言える。

1区から優勝射程圏内でレースを進めて、3区で先頭に出る。

後続との差を約1分に広げて後半への貯金をつくる。

その後は、貯金を使いながら逃げるだけ。

アンカーでは、仙台育英が追ってくる展開でも慌てることなく貯金を有効利用。

徐々に差を詰められながらも安定した走りをして堂々と逃げ切った。

ざっと説明すれば、そんな感じで世羅の優勝を語ることができる。

しかし、今回の優勝は、他チームが本領発揮できなかったことが大きな要因だ。

<男子レース解説>
世羅の優勝は、1区を終えた時点でほぼ決まっていたと言って良い。1区を終えた時点で洛南と世羅の差が12秒。佐久長聖と世羅の差が4秒。仙台育英と世羅の差が1秒。ここで最低でも20秒。留学生を擁していない学校は、30秒から40秒の貯金を作らないと事実上、優勝は見えてこない。留学生に襷を渡す2区を終えた時点での秒差は、留学生を擁しない佐久長聖と世羅の差が12秒。洛南と世羅の差が6秒。この秒差で襷を繋いだ世羅に軍配があがるのは当然である。世羅の4区を走った新谷の走りは不安定そのものであったが、それは、優勝というプレッシャーがあるが故のオーバー・ジェスチャー。主将である自分がチームに迷惑を掛けたくないという思いからの”言い訳”を用意しただけのことである。それでも十分すぎる貯金があるので襷はトップのまま繋がれていく。その後も全く危なげない走りでトップを維持してゴールテープを切った。他校が優勝を狙うなら、やはり1区で大きな貯金を作れる選手を育てなければならない。あるいは、1区と2区で1分差をつけて更に5区・6区・7区にも13分台選手を配置できるチーム力が必要。今大会も幾つかのチームに先行するチャンスはあっただけに残念であった。

留学生を使うことの賛否は、様々な議論がある。それについては、ここでは述べないが例年以上に大きな力の差がついた背景には、やはりナイキ厚底シューズの影響がある。日本人よりもアフリカ勢の方がナイキ厚底シューズの力を得られる。それは、何故か。元々、アフリカ勢がフルマラソンで2時間を切る為に開発されたシューズである。骨盤が前傾しているアフリカ勢に合わせて作られたシューズをアフリカ勢が履いたら大快走をするのは当然と言えば当然である。今回の駅伝では、日本人選手による大幅な記録更新は見られなかった。しかし、留学生は、区間新記録の大快走をした。それには、シューズの特性を活かせる体型が関係している。ナイキ厚底シューズには、向き不向きがある。それを決定づけるのは、骨格の違い。前傾姿勢を保った走り。接地時に膝下が伸びる走り。それが自然と出来る選手には、大きなアドバンテージが得られる。今回、ナイキ厚底シューズを履いた留学生は、例年以上に速く・強かった。

世羅が優勝できた背景には、世羅という地域性がある。小さな町であるが故に街を挙げての全面的なバックアップがある。高齢者の多い地域。新型コロナウィルスへの感染を危惧する反面、高齢者がステイホームしていれば、選手達は気兼ねなく”自主練習”が出来る。また、山の中に作られたクロカンコースは、一般人の往来はない。山に集合して山で解散すれば、全く人目を気にせずに練習が出来る。その利点は非常に大きい。学校が休校になっていても全く関係ない。首都圏や大都市にある高校の生徒は、思うように”自主練習”が出来なかった。自粛警察の目があり、2~3人でジョギングすることさえ出来なかった。自粛要請期間中の”自主練習”の違い。その差が、今回の結果の差になったと言える。

世羅の選手個々の力に疑いはない。留学生一人に頼らない総合力があるから優勝することが出来た。10回目の全国優勝。素晴らしい実績であるが、過去の先輩達が築いてきた全国優勝とは、別物だと考える世羅OBもいる。「自分達がやってきたこと。自分達が成し遂げたこととは、重みが違う」と感想を述べるOBは少なくない。「正直、手放しに喜べない。洛南や佐久長聖や須磨学園の方が立派に見える」。そう語るOBの気持ちを考えると複雑な思いがする。

国際交流目的。最新型のギアを着用する。特別な練習環境がある。時代の流れに乗った学校が全国優勝をする。今年、13分台ランナーが多数生まれたことが話題になる一方で留学生との力の差も広がっている。テレビに映るくらい実力がある上位校には、ナイキをはじめとしたスポーツメーカー各社が専属契約をして最新ギアの無償提供など強力なサポートするが、中堅校や下位校は、自力で勝負しなくてはならない現実。留学生という大砲を擁する上に様々な面で恵まれている学校に勝つ為には、誰からも干渉されずに練習できる環境とハイスペックギアを調達できるバックアップ体制が必要。それが無ければ、世羅の全国優勝回数は、どんどん増えていくことになる。

世羅だけではない。教育の一環という建て前があるので一見平等にチャンスが与えられていると思いがちだが、実際には、不平等な戦いを余儀なくされている。留学生をひとりの高校生として扱う平等があるが故の不平等。強豪校に与えられている特別なサポート体制。一般の高校生とスポーツエリート校の選手との日々の生活の違い。学校教育下での不平等は沢山ある。それを理解した上で男女アベック優勝を果たした世羅高校の快挙を称賛したい。

昨年は、仙台育英が男女アベック優勝。

今年は、世羅が男女アベック優勝を果たした。

同じ男女アベック優勝でも、観て感じた印象は、まるで違う。

テレビ観戦した駅伝ファンに感動を与える走りをしたのは、昨年の仙台育英。

正直に言ってしまえば、今年は、素直に感動できないレースだった。

<女子レース解説>
まず、女子のレースを観て多くの方が感じたことは、留学生の強さだろう。「結局は、留学生が快走することによって勝敗が決まるのか」。そう痛感した方は正しい目を持っている。世羅は、高校駅伝の歴史において誰もが知る名門中の名門。その名門校が、男女共に留学生の力を借りて伝統を守っている。特に女子のレースは、アンカーが7人抜きして逆転優勝。日本人選手との力の差を分かりやすく説明すると…

世羅のアンカーのテレシア選手の区間記録は、14分37秒
区間3位の米澤奈々香選手(仙台育英)の記録は、15分37秒。(1分差
区間11位の藤田あい選手(小林)の記録は、16分38秒。(約2分差
区間29位の南梨花選手(成田)の記録は、17分18秒。(約2分40秒差
区間37位の高橋花和選手(旭川龍谷)の記録は、17分37秒。(3分差
区間47位の平井玲選手(高松工芸)の記録は、19分58秒。(約5分20秒差

これだけの力の差があるのは、どう考えてもフェアではない。学校教育の一環として行われている全国高校駅伝。そこに五輪選手を連れてきて走らせている。まさに勝利至上主義だ。そう言われても仕方がないくらい大きな差がある。アンカー5㎞区間を区間10位前後で走る選手は、素晴らしい選手である。力があるし実績もある選手だ。その選手と2分もの差があるのでは、もはや正当なレースとは言えない。駅伝ファンが素直に喜べない理由は、まさにアンフェアなレースだったからだ。4区を終えた時点で完全に優勝争いから遅れていたのに「よもやよもやの大逆転」。普通なら最後まで目が離せない展開に盛り上がるところだが、今回は、逆にしらけてしまった。仕方ないとは言え、余りの力の差に高校駅伝本来の面白さが薄れてしまった。残念でしかない。留学生の扱いについて論議するつもりはないが、今回ばかりは、歯がゆい気持ちでレースを見終えた。留学生の力を借りずに優勝争いを展開した仙台育英、北九州市立、立命館宇治、須磨学園の健闘を心から讃えたい。

〜男子編に続く〜

<全国高校駅伝男子結果>※TOP10
  1.2:01.31 世羅
  2.2:01.44 仙台育英
  3.2:02.07 洛南
  4.2:02.08 倉敷
  5.2:02.30 佐久長聖
  6.2:02.35 九州学院
  7.2:03.44 須磨学園
  8.2:04.18 大牟田
  9.2:04.27 大分東明
10.2:04.29 智辯カレッジ


<1区・区間順位>※TOP5 
1.28:56 鶴川正也   (九州学院3)
2.29:02 尾崎健斗   (浜松商業3)
3.29:06 若林宏樹   (洛南3)
4.29:12 徳丸寛太   (鹿児島実業3) 
5.29:14 伊藤大志   (佐久長聖3)

<2区・区間順位>※TOP5 
1.8:01 村尾雄己   (佐久長聖2)
2.8:04 大森駿斗   (智辯カレッジ3)
3.8:06 小山翔也   (埼玉栄1)
4.8:08 後藤謙晶   (仙台育英3)
5.8:09 吉本真啓   (世羅3)
5.8:09 中西洸貴   (國學院久我山3)

<3区・区間順位>※TOP5 
1.22:39 ムワンギ   (世羅3)
2.23:04 キサイサ   (大分東明3)
3.23:24 ムイガイ   (青森山田1)
4.23:26 キプチルチル (倉敷1)
5.23:40 佐藤圭太   (洛南2)

<4区・区間順位>※TOP5 
1.23:05 吉岡大翔   (佐久長聖1)
2.23:08 山平怜生   (仙台育英3)
3.23:09 南坂柚太   (倉敷1)
4.23:17 服部壮馬   (洛南3)
4.23:17 広内 颯   (須磨学園2)

<5区・区間順位>※TOP5 
1.8:41 内藤一輝   (洛南3)
1.8:41 小原快都   (仙台育英3)
3.8:47 濱田 光   (鎮西学院3)
4.8:48 古旗朝輝   (佐久長聖3)
5.8:49 石堂壮真   (世羅1)
5.8:49 清尾琉斗   (四日市工業3)

<6区・区間順位>※TOP5 
1.14:28 堀 颯介  (仙台育英2)
2.14:34 中田千太郎 (智辯カレッジ3)
3.14:38 楠木悠人  (小林3)
3.14:38 熊谷鉄平  (一関学院2)
5.14:40 田中 廉  (大牟田3)

<7区・区間順位>※TOP5 
1.13:58 山田修人  (倉敷2)
2.14:02 白井勇佑  (仙台育英3)
3.14:20 塩出翔太  (世羅2)
4.14:24 溜池一太  (洛南2)
5.14:25 内山喜宝  (東農大二3)

<全国高校駅伝女子結果>※TOP10
  1.1:07.13 世羅
  2.1:07.38 神村学園
  3.1:07.48 仙台育英 
  4.1:08.08 北九州市立
  5.1:08.19 立命館宇治
  6.1:08.28 須磨学園
  7.1:08.51 大阪薫英女学院
  8.1:09.15 学法石川
  9.1:09.27 常盤
10.1:09.35 興譲館


<1区・区間順位>※TOP5 
1.19:19 酒井美玖   (北九州市立3)
2.19:40 山中菜摘   (仙台育英2)
3.19:41 三原 梓   (立命館宇治3)
4.19:48 山際夏芽   (世羅3)
5.19:51 村岡美玖   (長野東1)

<2区・区間順位>※TOP5 
1.12:23 ワングイ   (興譲館2)
2.12:50 細谷愛子   (立命館宇治1)
3.12:52 道清愛紗   (須磨学園2)
4.12:58 並木美乃   (常盤2) 
5.13:04 山崎りさ   (成田3)

<3区・区間順位>※TOP5 
1.9:37 中須瑠菜   (神村学園3)
2.9:38 福永愛佳   (須磨学園3)
3.9:46 西澤茉鈴   (大阪薫英女学院1)
4.9:54 小海 遥   (仙台育英3)
5.9:57 小島彩乃   (学法石川2)

<4区・区間順位>※TOP5 
1.9:15 鳥居 華   (神村学園3)
2.9:20 明貝菜乃羽  (大阪薫英女学院2)
3.9:23 瀬川 藍   (立命館宇治1)
4.9:23 山下彩菜   (千原台2)
5.9:26 加藤美咲   (世羅3)

<5区・区間順位>※TOP6
1.14:37 テレシア  (世羅3)
2.15:25 シンシア  (神村学園3)
3.15:37 米澤奈々香 (仙台育英2)
4.16:03 スーサン  (大分東明1)
5.16:05 野田真理那 (北九州市立1)
6.16:25 村松 灯  (立命館宇治3)
6.16:25 石松愛朱加 (須磨学園2)

男子レースは、波乱の幕開けとなる予感に溢れている。

5000m高校歴代1位と2位の選手が激突する面白さが、まず最初の見所。

東京農大二の石田と佐久長聖の伊藤選手の走りには大いに注目が集まる。

そこに仙台育英の吉居らも加わると言う展開は、誰もが安易に想像できる。

しかし、優勝候補の仙台育英・佐久長聖・世羅よりも他校が先行する可能性がある。

余計なプレッシャーが無い分、伸び伸びと走れる選手が1区を制するだろう。

上り坂への適性、コースとの相性、一発勝負の調整力、本番での爆発力。

それらを”襷をかけている瞬間”に発揮できた選手が快走する。

どの学校も1区から流れに乗りたいのは言うまでもない。

昨年の八千代松陰のように1区で流れに乗ってしまえば、レース後半まで流れてしまう。

その展開にしたいのは、佐久長聖と東農大二、そして、九州勢だ。

九州勢は、後半に強さを発揮する展開が得意。

昨年も最後の最後で宮崎日大と自由ヶ丘が8位入賞に飛び込んだ。

1区で大きな遅れをとらなければ入賞圏内に九州勢が複数入ることもあり得る。

九州勢は、優勝候補に上らない年ほど入賞数が増える傾向があるのも面白い。

1区で上位に位置して流れに乗りたいのは、須磨学園と洛南の近畿勢だろう。

この2校は、留学生を擁していない学校の1位を獲れる潜在能力がある。

佐久長聖や東農大二よりも上位を走っても何ら不思議ではない。

須磨学園と洛南が1区を上位で襷を渡せるかに期待したい。

全ての出場校が経験したコロナ禍での部活動の在り方が勝敗を分ける点にも注目。

休校期間中も気兼ねなく練習が出来た世羅・佐久長聖・仙台育英が有利なのは事実。

やはり、自粛要請が出ている期間でも普段通りに近い練習をしていた学校は強い。

監督官庁からの指示に真面目に従い、一定期間チーム練習が出来なかった学校は不利だ。

その穴を埋めることが出来たかどうかを走りで観れる楽しさが今年の見所でもある。

そして、何よりもナイキ厚底シューズを履き熟したチームが勝利に近づく。

厚底シューズの力を最大限に発揮して、その恩恵を受けたチームが高校最高記録を出す。

見応え満点な男子のレースは、あっという間に2時間が過ぎるだろう。



女子の優勝争いは、神村学園、仙台育英、立命館宇治の3校が競う予想するのが妥当。

しかし、1区で区間賞に近い走りが出来れば、須磨学園にも可能性がある。

須磨学園も3強に引けを取らない強力な布陣で全国優勝を狙っている。

その他、総合力で上位に来る可能性が高いのが北九州市立。

筑紫女学園を破り代表になった力は本物だと言える。

アンカーで大きく順位を上げる可能性があるのが興譲館と大分東明。

5区に留学生を配置する強みは、多少の遅れを挽回できる大きな強みとなる。

「アンカーに襷を繋げばいい」という心的有利な状況は他区間の快走を生むだろう。

今年の女子レース一番の見所は、千葉県代表・成田の走り。

今年の成田は、1区の小坂井が区間賞を獲ることもあり得る。

1区小坂井、2区山﨑と5000m15分40秒台選手を並べた超前半型の采配。

1区と2区の勝負なら、出場校中最も力があるのは、成田である。

それは、優勝候補に挙げられている強豪校の監督も認める。

3区鈴木、4区横澤、5区南の1年生トリオは、全中陸上への出場実績もある。

ここ数年で何度も上位を走るレースを経験しているが、ゴールでは全て入賞圏外だった。

今回は、1区で区間賞を獲得すれば最終5区まで先頭で逃げる可能性も十分にある。

ブレーキさえなければ間違いなく成田は、レースを支配するだろう。

成田の勝負の分かれ目は、アンカー勝負になった時。

仙台育英の米澤、立命館宇治の村松、須磨学園の石松は、実績十分。勝負強い。

そして、神村学園のシンシアなど強力な留学生複数人が高速で飛ばす。

ざっと数えて成田のアンカーよりも強い選手は10人以上いる。

強豪校の選手達に負けない気持ちの強さがあるかどうか。

今年もアンカーで入賞を逃すか、前半の貯金を活かして悲願の入賞なるか。

昨年男子レースを盛り上げた八千代松陰に匹敵する成田の走りにも注目して欲しい。


 

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