ランナーズ・ジャーナル JAPAN (Runners-Journal.Jp)

事実に基づいた「真実のコラム」を掲載しています。今だからこそ伝えたい「本当のこと」をありのまま伝えたいと思います。

2019年09月

  1.2:06.56 仙台育英学園高校A
  2.2:08.10 学法石川高校B
  3.2:09.07 國學院久我山高校A
  4.2:09.43 敦賀気比高校
  5.2:10.10 仙台育英学園高校B
  6.2:10.16 西武台千葉高校
  7.2:10.18 早稲田実業高校
  8.2:10.29 花咲徳栄高校
  9.2:10.36 青森山田高校
10.2:10.38 札幌山の手高校
11.2:10.53 学法石川高校A
12.2:11.21 水城高校A
13.2:11.25 水城高校B
14.2:11.31 東北高校B
15.2:11.55 川崎市立橘高校
16.2:12.04 拓大紅陵高校
17.2:12.09 那須拓陽高校A
18.2:12.34 遊学館高校A
19.2:13.07 聖望学園高校
20.2:13.53 流通経済大学付属柏高校A
21.2:14.12 利府高校
22.2:14.26 國學院久我山高校B
23.2:14.34 那須拓陽高校B
24.2:14.40 一関学院高校A
25.2:14.56 酒田南高校A
26.2:15.00 中央学院高校
27.2:15.09 東海大学山形高校A
28.2:15.16 開志国際高校
29.2:15.18 浦和実業学園高校A
30.2:15.24 北海道栄高校
31.2:15.45 東北高校A
32.2:15.54 山形南高校
33.2:15.55 保善高校A
34.2:16.17 前橋育英高校
35.2:16.33 流通経済大学付属柏高校B
36.2:16.36 笛吹高校
37.2:16.51 東海大学山形高校B
38.2:16.56 武蔵越生高校
39.2:17.17 田村高校A
40.2:17.50 田村高校B
41.2:18.03 光明学園相模原高校A
42.2:18.07 東大和高校
43.2:18.27 韮崎高校
44.2:18.36 坂戸西高校A
45.2:18.41 柏高校
46.2:19.02 柏南高校A
47.2:19.06 専修大学北上高校
48.2:19.13 秋田北鷹高校
49.2:20.28 我孫子高校 A
50.2:20.30 北見緑陵高校
51.2:20.34 山形中央高校
52.2:20.48 大曲工業高校
53.2:21.34 大東文化大学第一高校A
54.2:22.02 緑岡高校A
55.2:22.06 昌平高校
56.2:22.11 光明学園相模原高校B
57.2:22.33 盛岡大学附属高校A
58.2:22.45 日本大学東北高校
59.2:23.11 保善高校B
60.2:23.17 福島東高校





  1.1:09.21 仙台育英学園高校A
  2.1:10.46 順天高校A
  3.1:12.12 川崎市立橘高校B
  4.1:13.27 学法石川高校A
  5.1:13.52 順天高校B
  6.1:13.59 日本体育大学柏高校
  7.1:14.13 遊学館高校A
  8.1:14.31 仙台育英学園高校B
  9.1:14.44 水城高校A
10.1:14.50 山形城北高校A
11.1:15.01 学法石川高校B
12.1:15.20 東北高校
13.1:15.29 東海大山形高校
14.1:15.29 田村高校
15.1:15.55 常盤木学園高校B
16.1:16.16 那須拓陽高校A
17.1:16.35 新潟第一高校
18.1:16.40 水城高校B
19.1:17.07 遊学館高校B
20.1:17.14 秋田北鷹高校
21.1:17.23 花巻東高校
22.1:17.24 茨城キリスト教学園高校
23.1:17.28 柏高校A
24.1:17.30 川崎市立橘高校A
25.1:17.35 日本大学東北高校
26.1:17.46 常盤木学園高校A
27.1:18.27 我孫子高校
28.1:18.30 柏南高校
29.1:18.42 坂戸西高校A
30.1:18.50 酒田南高校
31.1:19.14 柏高校B
32.1:19.59 那須拓陽高校B
33.1:20.10 会津学鳳高校
34.1:20.51 坂戸西高校B
35.1:21.14 笛吹高校
36.1:22.28 東大和高校
37.1:22.40 流通経済大学付属柏高校A
38.1:24.17 福島東高校
39.1:24.23 敦賀気比高校
40.1:24.32 多賀高校
41.1:24.41 松戸高校
42.1:25.46 翔凜高校
43.1:26.18 若葉総合高校
44.1:26.29 北杜高校
45.1:26.36 緑岡高校
46.1:26.45 弘前実業高校
47.1:29.02 安積高校
48.1:30.57 鹿島高校
49.1:31.50 米沢工業高校




【女子3000m8組】※9分台のみ
  1.9:05.45 ダンカンメリッサ  (資生堂)
  2.9:05.85 山ノ内みなみ (京セラ)
  3.9:07.34 酒井美玖  (北九州市立高)
  4.9:13.25 増渕祐香  (錦城学園高)
  5.9:13.34 保坂晴子  (錦城学園高)
  6.9:16.45 小坂井智絵 (成田高)
  7.9:17.73 前田梨乃  (豊田自動織機)
  8.9:17.93 籔下明音  (豊田自動織機)
  9.9:21.35 恒川知優  (富山商業高)
10.9:24.01 星野輝麗  (常盤高)
11.9:24.53 小倉稜央  (和歌山北高)
12.9:26.37 八木美羽  (西脇工業高)
13.9:26.87 下里芽依  (白鵬女子高)
14.9:26.99 宗佐菜々実 (西脇工業高)
15.9:27.18 鈴木翔子  (ヤマダ電機)
16.9:27.33 安なつ美  (大阪薫英女子学院高)
17.9:27.46 城所日和  (岡崎学園高)
18.9:27.53 木下紗那  (昌平高校)
19.9:27.78 高木更紗  (長野東高)
20.9:27.90 四元桃奈  (昌平高)
21.9:29.80 関野 茜  (ユニバーサルエンターテインメント)
22.9:30.21 丹羽遥奈  (昌平高)
23.9:30.80 鈴木ひらり (昌平高)
24.9:33.10 松室真優  (大阪薫英女学院高)
25.9:33.77 谷口知穂  (富山商業高)
26.9:37.71 根塚みのり (富山商業高)
27.9:41.09 桶谷南実  (立命館宇治高)
28.9:46.43 飯山藍佳  (富山商業高)
29.9:46.56 津野 優  (ノーリツ)
30.9:51.79 松田梨里  (白鵬女子高)
31.9:52.19 宮崎梨央  (島田高)
32.9:53.50 吉田 藍  (和歌山北高)
33.9:56.75 田中毬愛  (島田高)

【女子3000m7組】※9分台のみ
  1.9:17.34 石松愛朱加 (須磨学園高)
  2.9:17.79 三原 梓  (立命館宇治高)
  3.9:20.02 土井葉月  (須磨学園高)
  4.9:21.69 佐野英里佳 (拓殖大)
  5.9:22.22 松尾瞳子  (須磨学園高)
  6.9:22.80 三輪南菜子 (錦城学園高)
  7.9:23.24 伊藤美空  (立命館宇治高)
  8.9:28.66 林 亜美  (常盤高)
  9.9:28.80 五味叶花  (長野東高)
10.9:30.49 道清愛紗  (須磨学園高)
11.9:31.72 栗原 泉  (千原台高)
12.9:33.67 林 美怜  (立命館宇治高)
13.9:33.78 荻野実夕  (ヤマダ電機)
14.9:34.81 大庭結菜  (高松工芸高)
15.9:36.65 高見澤安珠 (資生堂)
16.9:36.88 久保希蘭々 (西脇工業高)
17.9:37.93 干飯里桜  (須磨学園高)
18.9:38.07 飯島理子  (積水化学)
19.9:39.88 柳井桜子  (大阪薫英女学院高)
20.9:40.29 塚本衣音  (須磨学園高)
21.9:41.53 町 碧海  (常葉菊川高)
22.9:42.03 内田 妃  (岡崎学園高)
23.9:42.20 菊池杏梨  (常盤高)
24.9:43.47 秋山桃子  (ユニバーサルエンターテインメント)
25.9:43.64 上畑真由  (UAC)
26.9:44.29 島貫恵梨子 (錦城学園高)
27.9:44.43 村松 結  (立命館宇治高)
28.9:44.74 吉井美咲  (本庄東高)
29.9:46.01 宮城亜支亜 (ヤマダ電機)
30.9:46.10 池田絵里香 (肥後銀行)
31.9:46.61 金田理花  (帝京科学大)
32.9:47.01 岡村綾香  (大阪薫英女学院高)
33.9:47.39 小林舞妃留 (大阪薫英女学院高)
34.9:47.89 増田優菜  (高崎健康福祉大学高崎高)
35.9:53.46 佐藤千紘  (大阪薫英女学院高)
36.9:54.06 樋口穏紅  (常盤高)
37.9:54.42 北川結衣  (東京農業大学)
38.9:56.92 鈴木杏奈  (和歌山北高)

【女子3000m6組】※9分台のみ
  1.9:26.03 不破聖衣来 (高崎健康福祉大学高崎高)
  2.9:26.89 八田ももか (拓殖大)
  3.9:28.57 牛 佳慧  (拓殖大)
  4.9:29.02 小杉真生  (成田高)
  5.9:37.09 康本花梨  (ユニクロ)
  6.9:37.51 加藤花梨  (取手聖徳女子高)
  7.9:38.42 小松史佳  (昌平高)
  8.9:39.09 吉田香澄  (ニトリ女子ランニングチーム)
  9.9:39.63 谷川 凛  (清新JAC)
10.9:39.71 二羽杏美  (高松工芸高)
11.9:39.86 坂口愛和  (錦城学園高)
12.9:40.73 三原 環  (立命館宇治高)
13.9:43.09 堀 綾花  (日本体育大学柏高)
14.9:43.90 坂下玖瑠美 (日本体育大)
15.9:45.70 杉江風花  (岡崎学園高)
16.9:47.04 笹川葉名  (拓殖大)
17.9:47.71 久保倉実里 (コモディイイダ)
18.9:48.95 小泉直子  (デンソー)
19.9:49.40 後藤藍子  (東洋大)
20.9:51.02 河野かれん (昌平高)
21.9:52.53 陰山朋佳  (西脇工業高)
22.9:53.26 森本紗和  (ヤマダ電機)

日本で開催されるスポーツイベントは、集客出来ずに盛り上がりに欠ける。

大阪世界陸上、世界リレー、他の競技においても恥ずかしい限りというのが現実だ。

現在、行われているW杯バレーも日本戦は一見盛り上がっているように見える。

しかし、テレビ中継の無い試合。日本戦でない試合は、あの小さな会場がガラガラ。

全く盛り上がっていないというのが現実である。

海外の選手から不満の声が出ているくらい観客動員にムラがある。

しかし、1991年世界陸上東京大会、2002年日韓W杯サッカーは、超盛り上がった。

世界のトップアスリートの華麗な技、パフォーマンスは、日本人の目を釘付けにした。

そして、現在行われている2019W杯ラグビー。

「ここが日本か?海外では?」と錯覚してしまうくらい本場の雰囲気がある。

日本で開催していることを忘れてしまうくらい競技場は盛り上がっている。

海外での試合が、そのまま日本の競技場に移ってきたような状態だ。

あのフィールドで行われているのは、世界の超人たちがガチ勝負をする姿だ。

凄すぎる!面白すぎる!カッコ良すぎる!

特に今夜は見逃せない一戦がある。

「ニュージーランド対南アフリカ」

決勝カードといっても過言ではない一戦が今夜みられる。

会場は横浜日産スタジアム!

世界のトップ中のトップの選手達の熱い戦いを見逃すな!



【女子800m決勝】
1.2:06.05 北村 夢  (エディオン)
2.2:06.73 平野綾子  (水戸信用金庫)
3.2:06.84 山田はな  (わらべや日洋)
4.2:06.85 竹内麻里子 (愛媛銀行)
5.2:08.24 大森郁香  (奥アンツーカ)
6.2:09.38 新宮美歩  (フレスコ)
7.2:10.26 田阪亜樹  (せとなみ)
8.2:17.50 小野莉奈  (東邦銀行)
9.2:27.90 福井慧子  (愛媛銀行)
  DNF    卜部 蘭  (Uran)

 (北村夢が優勝 女子800m決勝☆全日本実業団選手権 by TR MV)

どんな世界でも、物事が動く背景には、必ず、理由がある。

なかなか貰えなかった認可が下りる時。

出ていなかった出場資格が与えられた時。

そこには、すべて、一般人が知る由もない裏の事情がある。

ハッキリと言えることは、日本陸連には、大きな政治力・経済力がある。

どんな世界でも「枠」が増える際には、それなりの根回しがある。

簡単には「枠」は増やさない。簡単には「枠」を与えない。

相手が欲しがれば欲しがるほど「枠」の価値は高くなる。

焦らせば焦らすほど根回しは大きくなる。それが世の中の常だ。

その根回しの価値に値するだけの活躍を期待したい。



 

【ジュニア女子3000m総合結果】
  1.9:08.93 廣中璃梨佳 (JP日本郵政G)
  2.9:14.33 萩谷 楓  (エディオン)
  3.9:15.18 田崎優理  (ヤマダ電機)
  4.9:15.89 三宅紗蘭  (天満屋)
  5.9:19.59 菅田雅香  (JP日本郵政G)
  6.9:19.96 橋野玲奈  (日立)
  7.9:20.19 鳴瀧ほのか (シスメックス)
  8.9:20.73 小笠原安香音(豊田自動織機)
  9.9:22.56 森 磨晧  (パナソニック)
10.9:22.72 宮田梨奈  (九電工)
11.9:24.32 武田千捺  (ダイハツ)
12.9:24.72 川北陽菜  (デンソー)
13.9:29.23 中村優希  (パナソニック)
14.9:29.67 増田梨美  (岩出産業)
15.9:29.70 高橋明日香 (天満屋)
16.9:29.71 谷口亜未  (天満屋)
17.9:30.03 室田杏子  (TOTO)
18.9:30.39 萩野真紀  (ルートインホテルズ)
19.9:31.92 平田歩弓  (デンソー)
20.9:32.01 佐藤明日美 (ワコール)
21.9:32.30 高野みなみ (積水化学)
22.9:34.22 鈴木 葵  (ニトリ)
23.9:34.87 大西ひかり (JP日本郵政G)
24.9:35.94 金山 琳  (ワコール)

【ジュニア男子1500m決勝】TOP3
1.3:56.08 仲山大輝  (武田薬品)
2.3:56.28 樋口賢太郎 (山陽特殊製鋼)
3.3:56.37 新井和貴  (大塚製薬)

 (決勝 男子ジュニア1500m 全日本実業団陸上2019 by 陸上Track&Field)

全国高校駅伝予選が近づいてきた。

選手の調子が上らずに指導者自らが苛立ちを選手にぶつけているという話も聞く。

選手の調子が上らないのは、選手のせいではない。

自分の指導力不足だと自覚する必要がある。

選手の心を掴むことができないから選手の調子が上って来ない。

選手の不安要素を取り除くための歩み寄りをしていない。

指導者が、目先の結果や練習での記録に一喜一憂していては選手の心も安定しない。

発想力、想像力、応用力があれば、選手の調子が上る工夫ができるはずだ。

冷静になって練習内容を見つめて、何が足りないのかを分析してみることが大事だ。

この時期に選手の調子が上らない理由は、幾つかある。

 1.夏の強化練習の疲労が回復し切れていない

 2.トラック練習のみをおこない同じ筋肉のみを酷使している

 3.練習にメリハリがなく、マンネリ化している

このような理由が考えられる。

 〇トラックをぐるぐる回しているだけでは、何も変わらない

 〇トラックで良い記録を出しても、ロードを走る駅伝には繋がらない

解決法は、ある。それは、ヒルトレーニングだ。

選手の調子が上らない時は、迷わず山へ行き、坂道を使ったトレーニングを行うと良い。

例えば、この動画のような練習を駅伝予選の3週間前、2週間前、10日前に行うと良い。

故障などしない。疲労が残ったりもしない。

カラダと心に適度な刺激が入り、必ず、調子は上向く。


 <ヒルトレーニングの利点>

1.不整地を走ることにより接地バランス(グリップ感覚)がよくなる
2.坂道を駆け上ることでストライドが安定する(オーバーストライドを防ぐ)
3.トラック練習で散漫になっていた目線を安定させる
4.レース後半にバテた時のカラダの使い方・気持ちの立て直し方が身につく
5.平地では使えていなかった筋肉を目覚めさせる(筋細胞を活性化する)
6.心肺機能を刺激して酸素運搬能力を向上させる
7.苦しさを乗り越えた経験が精神的なタフさを身につけるきっかけとなる
8.普段と違った環境での練習が気分転換を促し緊張感を和らげる
9.お互いを励まし合うことでチームの団結力が増す
10.全国高校駅伝のコース対策に役立つ(最終目的を明確にするとやる気が高まる)


トラック練習をしても駅伝では勝てない。

マンネリ化した練習では選手のモチベーションは上がらない。

指導者が迷っていては選手にも、その迷いが伝わる。

自信が持てないなら、持てるようになる工夫をすべき。

選手の不安を解消させるには、チャレンジ精神を刺激することが大事。

普段使っていない筋肉を目覚めさせることで選手達の調子はあがる。

「もうダメかも・・・」と思っている監督・コーチ。

諦めるのは、まだ早い。勇気ある決断をして、是非、この練習を試して欲しい。

きっと、現状打破できるはずだ。

日本陸連の麻場強化委員長が会見をしていたが、麻場氏に罪はない。

確かに出場資格取得へのルールに対する理解が不十分だったのは陸連の失態である。

しかし、日本陸連は大きな組織である。日本で一番権威があり、政治力がある組織だ。

細かく役割分担されていて、それぞれの分野に専門の担当者がいる。

今回の件にも、当然、専門の担当者がいる。

その担当者は、右代陣営と密に連絡をとっていたのだろうか。

そして、国際陸連にしつこいくらいに確認する作業を行っていただろうか。

まずは、ここがひとつ目の問題点である。

陸上選手上がりのスタッフではなく語学力に優れた優秀な人材を配置していただろうか。

ここには、大いに問題があると考えてよい。

このブログでも常々指摘してきた「無能」な人材を配置していたのではないだろうか。

もうひとつの問題点は、右代選手の所属企業チームスタッフの責任がある。

右代選手自身とチームスタッフは、自分達で選考基準の確認をしたのだろうか。

どのチームでも、自分のチームの選手が出場資格を得る為に必要な情報は収集する。

それは、当然のことである。他人になど任せてはおけない。

自分のチームの選手が確実に選ばれるために必要な情報収集は徹底的に行うのが当然だ。

しかも、近年は、細かいルールの変更などがあり、出場資格取得は複雑になっている。

だからこそ、所属企業の広報担当やGMなどは、細かく規定をチェックする必要がある。

当然、チームの監督・コーチも自分達で国際陸連規定を調べる必要がある。

それを怠っていたということはないだろうか。

これは、スポーツ界で良くある「チーム内の危機管理体制の甘さ」が原因でもある。

頭を使えないチームスタッフは、すべて他人任せにする。確認作業すらしない。

そんなことは、一般企業ではあり得ない。

一般企業で新しい商品開発をする際、法律上、問題があるかどうかを細かく調べる。

認可が下りるまで、しつこいくらいに関係各所を回って問題が無いかを調べ尽くす。

一回調べただけではなく、何度も何度も間違いがないか自分達で調べる。

お上の言うことを鵜呑みにしていては、ダメだということは、一般社会では常識である。

商品開発を終えて販売準備をして大量生産をした後に認可が下りないことだってある。

企業にとっては大きな損失である。場合によっては会社が倒産することだってある。

しかし、それをお上のせいにする企業はない。ダメなものはダメだと理解する。

激しい憤りを感じながらも自分達の調査不足と確認の甘さを心から悔やむ。

それを他人のせいにすることなどしない。下調べをしていなかった自分達の責任である。


右代陣営は、国際陸連の選考基準を徹底的に調べたのだろうか。

細かく規定されたルールをすべての角度から読み解き、問題がないか確認をしただろうか。

選考されるまでの手順や判定基準をすべて陸連に委ねていたのではないだろうか。

右代陣営に言いたい。

「石橋を叩いて渡る」だけでなく「石橋を叩いても渡らない」慎重さはあっただろうか。

「陸連が内定を出したから」といって下調べを怠ってはいなかっただろうか。

選ばれたいのは自分である。自分のことは自分でするのは当たり前のことだ。

小学生だって自分のことは自分でする。

受験に際して、行きたい学校の情報は、しくこいくらいに調べるのは当たり前だ。

担任が教えてくれなかった。塾の先生が教えてくれなかった。

そんな言い訳が通用しないことは、小学生でも分かっている。

もう一度、右代陣営に問いたい。

自分達で徹底的に調べ尽くして、絶対に間違いがないと確信が持てるまで調べたのか。

陸連任せにせずに、自分達であらゆる手段を使って100%大丈夫と言える状態にしたか。

もし、それを怠っていたなら、逆ギレするモンスターペアレントと同じである。

社会は、そんなに甘くない。陸連のミスでもあるが、自分達のミスでもある。

右代選手にも言いたい。アジアチャンピオンだから選ばれて当然と思っていなかったか。

アジアチャンピオンであっても世界レベルでは全く通用しない。

自分の立ち位置を勘違いしていなかっただろうか。


下記は、右代選手が出場資格を得られなかった理由を書いたものである。

「右代選手の今季ベストは7872点。世界陸上の出場枠は24人のみ。参加標準記録8200点の突破者は21人。出場枠の24人目は南米王者の8046点。右代選手の得点は世界ランク39位。この時点で右代選手は出場枠から漏れている。この現状を見て国際陸連が『出場するレベルにない』と判断した」


これを読めば、右代選手が参加基準に達していないことは安易に理解できる。

厳しいことを敢えて言わせてもらう。

旗手を務めたリオ五輪での惨敗をなかったことにしていなかっただろうか。

今の自分が世界のトップレベルで通用すると胸を張って言えるだろうか。

残念ながら、多くの国民は、右代選手のことを知らない。

MLBの大谷選手、MBAの八村塁選手、サッカーの本田選手のような知名度と実績はない。

自分達の認識の甘さが原因という自覚がなければ、世界で通用する選手にはなれない。

どんな状況であっても世界基準を満たしていれば全く問題はない。

すべてを日本陸連のせいにするのは、お門違いである。

自分の力不足であることを素直に認める潔さが自らを成長させる。

悔しい思いをしたなら這い上がればよい。

どの世界でも、本当に強い人間は、皆、そうして這い上がってきている。

本当の強さを身につけた右代選手の活躍を国民は心から応援してくれるはずだ。






 

レースの結果から見る、男子マラソン選手の「本当の実力」。

東京五輪コースに適した走りをする選手は、中村選手と服部選手。

この二人は、あのコースに強いという事が証明された。それは、間違いない。

しかし、逆に、こう考えることもできる。

あのコースに不向きの走りとされた大迫選手が、あれだけ競り合えた。

箱根駅伝を例えにすると意味が良く分かるはずだ。

山登りの選手と山下りの選手、1区に向いている選手は、それぞれタイプが違う。

万能型の選手はいない。山登りに強い選手は、平地では力を発揮できないことが多い。

平坦なコースに強い選手が、起伏の激しいコースでは、苦戦することもある。

平坦なコースでは、殆どの選手が、大迫選手のスピードには対応できない。

しかし、レース後半にこれだけ起伏のあるコースでは、立場が逆転する。

大迫選手は本当に良く走った。力任せに走っては力を出せないコースでも大健闘した。

そう考えれば、大迫選手の東京五輪に懸ける想いの強さが分かるだろう。

本来なら、大差をつけられても仕方ない不利な状況を克服しての大激戦。

正しい目で今回のレースを分析できる専門家から、このような言葉が聴けた。

「大迫選手の実力は、中村選手と服部選手よりも最低でも1分30秒速い」

「このコースで競り合えたなら、海外のマラソンでは別次元に速い」

「シカゴやベルリン、国内なら東京の高速コースなら、2分以上速い」

「もし、大迫選手が東京五輪代表に選ばれたら、進化した走りが楽しみである」

「中村選手と服部選手の伸びしろよりも大迫選手の伸びしろに期待する」

「最もメダルに近い選手を挙げるなら、大迫選手であるのは間違いない」

そのように解説してくれた。とても興味深い話が聴けた。


<男子マラソン選手・世界で通じる実力ランキング>
  1.大迫 傑    世界で通じるスピード
  2.中村匠吾    起伏のあるコースへの対応力
  3.服部勇馬    大崩れしない安定感
  4.設楽悠太    高速コースへの適性
  5.鈴木健吾    次世代の有力選手の筆頭
  6.大塚祥平    大化けする可能性大
  7.中本健太郎   堅実な走りが魅力
  8.橋本 崚    伸びしろ十分なダイヤの原石
  9.竹ノ内佳樹   急成長する可能性を決めた素材
10.藤本 拓    新たなステージへの進化に期待


中村選手と服部選手以外の選手にも、まだチャンスがある。

MGCファイナルチャレンジでの代表入りに期待がかかる。

例え、東京五輪の代表になれなくても、次のパリ五輪がある。

鈴木健吾選手は、次のパリ五輪での代表の入りの可能性も期待できる。

次の時代を背負うだけの力が、鈴木選手にはある。

もう一人、期待の星がいる。堀尾謙介選手だ。

今回、MGCに出場してガチ勝負の五輪選考会を経験できたことは大きい。

堀尾選手も次回の五輪に向けて大きな期待が膨らむ。

日本代表選手として世界の舞台で活躍する可能性を秘めた選手の一人である。


一方、今回、国民の期待を裏切った選手は、この二人。

井上大仁選手と神野大地選手に本当の実力がないことを知らしめる結果となった。

基本的な脚つくりが出来ていない。それは、走り始めてすぐに分かった。

特に神野選手は、もう一度、ゼロから鍛え直さなければ成長できない。

陸上のことを知らない素人トレーナーのアドバイスではマラソンは走れない。

フォームの改造などと言って”中学生程度のこと”をしていては勝てない。

やっていることが幼稚。そもそも、マラソンを走る基本が間違っている。

神野選手がすべきことは、フォームの改善やカラダつくりではない。

目立つことをしないでコツコツと地道に走り込む重要性を理解しなければならない。

本気でマラソン選手として大成したいのなら、武富監督の門を叩くべき。

師事を仰ぐなら天満屋の武富監督だ。日本で一番のマラソンを知っている指導者。

武富監督に教えて貰うことが出来たら、必ず走れるようになる。

マラソンで成功したいのなら、マラソンを知っている指導者のもとへ行くしかない。


もう一人のプロランナー川内優輝が走っていても2時間15分は切れなかった。

川内がベストな走りをしても、15位にすら入れていない。

実力があり、自信があるなら、MGCから逃げたりはしない。

自信が無いから逃げたのは明確な事実だ。

ドーハ世界陸上で入賞をしたとしても、それに価値はない。

プロランナーとして「お金稼ぎ」をするためのキャリアを積んだにすぎない。

日本のトップ選手がガチ勝負をするMGCから逃げたことの意味は大きい。


現在の男子マラソン選手の世界で通じる実力ランキングは、上記の通りだ。

今回のガチ勝負を見て、今後、新たな芽が出てくることを期待する。

MGCファイナルに懸ける選手達の走りにも大いに期待をしたい。

<女子選手の分析>
現時点で、日本女子マラソン界の頂点にいるのは前田穂南選手であるのは間違いない。低迷している女子マラソン界の中で際立った強さを見せつけたレースとなった。前田選手の潜在能力からするとMGCでの走りは、おそらく60%〜70%程度の走りだったはずだ。レース後のインタビューに応える姿を見ていると「後半失速してしまった。自分の力を出し切ることができずに残念だ」という感想を述べていたことから、「後半、もっと走れる」という強さを感じることができる。他の選手が、ゴールにたどり着くのがやっとという状態を見れば、前田選手の力が圧倒的なことは良く分かる。2位の鈴木選手、3位の小原選手も良く頑張ったと思う。立派に完走をしたと言って良い。しかし、勝負にはなっていない。あの走りでは、五輪本番は、良くて15位が精一杯である。勝負にならない。特に鈴木選手の走りが、残念であった。男子選手の分析でも触れたように、東京五輪のコースは、バネを使って走る選手には向かないコースだ。それを見越してかどうか推測しかねるが、本来の天性のバネを使って伸びやかに走る鈴木亜由子選手の良さが消えた走りとなっていた。ストライドが極端に狭く、上に跳ねて走る効率の悪いフォームになっている。今の鈴木選手の走りは、前田選手のように前方方向への推進力を生み出していない。おそらく、走り込みをする過程で、ペースを落としてゆっくり長く走る練習をしてきたのだろう。その結果、鈴木選手の良さが無くなってしまった。鈴木選手の指導陣へ向けてアドバイスをしておきたい。もし、天満屋の武富監督が、鈴木選手の指導をしていたら、天性のバネを活かした伸びやかな走りのまま走らせていただろう。間違いなく、前田選手と競り合える選手に育てていた。本来の良さを活かしながら、マラソン選手としても能力を開花させていただろう。それが指導者の差、指導力の差である。本当に勿体ない。このままでは、あと1レースか2レースを走れば、大きな故障をして走れなくなってしまう。そう危惧してしまうくらい鈴木選手の走りは窮屈で非効率で良さが消えた走りであった。4位以下の選手達は、レースにすらならなかった。長期間準備をしても、あの程度の走りしかさせられない。マラソンの指導法をしらない。それもまた指導力の差が結果の差となっている。小出監督、藤田監督、鈴木秀夫監督がいない現在の陸上界には、天満屋の武富監督しかマラソンを指導できる指導者はいない。その武富監督が指導する前田選手でさえ、世界との差を考えると入賞がやっとというのが現実である。現時点で日本人選手がメダルを獲得できる程、世界のレベルは低くない。そんなに甘くはない。2時間10分台で走れる選手が出てこない限り、世界との差は縮まらない。それは、男子マラソンの現状と同じである。世界との差は、5分あると考えてよい。MGC男子の優勝記録は、2時間11分台。日本記録は、2時間5分台。夏の暑さを考慮して6分程度自己記録から遅れると仮定をすると、2時間1分~2分で走る世界のトップ選手達は、2時間7分~8分台でゴールすると予想できる。アジアの暑さにアフリカ勢は対応できる。2008年に開催された北京五輪でも酷暑の中、男子マラソンの優勝記録は、2時間6分32秒だった。東京五輪でも、それくらいの記録が出ても何らおかしくはない。女子マラソンについても、世界との差を考慮して優勝記録を予想すると、猛暑の東京でも2時間22分~23分の記録が出てもおかしくはない。もっと、具体的な話をすると、東京五輪本番、海外の有力選手は、絶対に前に出てこない。誰も前に出てこないから、前田選手をはじめとする日本人選手は、自分達が前に出てレースを引っ張る展開になるだろう。よほどの戦略を練らない限り、前田選手は、今回と同じように15㎞を過ぎたあたりから前に出ていくだろう。自分のリズムで走ろうとする。しかし、海外の有力選手達は、それを予想している。待っていたとばかりに前田選手をペースメーカーとして利用する。20㎞、25㎞、30㎞とずっとついていく。そして、前田選手がバテて来たタイミングを見計らって前に出ていく。海外の有力選手達は、兎に角、勝つレースをする。35㎞でも40㎞でも日本人選手を利用するだけ利用して最後の最後に勝つ。スローペースで走っても、ハイペースで走っても、アフリカ勢・中東勢・欧米勢が有利な状況は変わらない。日本人選手がすべきことは、ただひとつ。代表選手の中の一人が「おとり役」となってレースを引っ張り、前田選手の脚を後半まで休ませることだ。設楽選手がしたレースのように、女子代表選手の一人が、ダメもとで飛ばしていくことで、他の二人の選手の体力を温存できる。海外の有力選手を慌てさせるレースをしない限り、日本人選手の上位入賞はない。チームJAPANとして、一人が他の二人を活かす走りをすれば、ダブル入賞も見えてくる。それくらい国を挙げて勝負に徹底したレースをしないと勝ち目はない。MGCを終えて日本人選手が何をするべきかが明確になった。すべきことはシンプルである。誰か一人を入賞させるために他の二人がチームプレーに徹すること。それが出来たら日本国民が喜べる結果が出せるだろう。代表選手三人が自分のことだけを考えて別々のレースをしたら三人揃って惨敗となる。誰か一人を活かす走りが鍵となる。これから決まる三人目の代表選手にも注目をしたい。


 

まずは、このシーンを良く見て欲しい。(下をクリック)

レッドソックス上原浩治 入場シーンがかっこよすぎる

2分50秒間、実況中継をせずに視聴者が「目で見て感じる」ように黙っている。

2分50秒もの長い時間、黙っていられるアナウンサーと解説者は、日本にはいない。

日本のプロ野球実況・解説者は、余計なことをしゃべり過ぎる。

やれ打率とか相性とか余計な情報を並べて、投手と打者の気持ちを勝手に代弁する。

真剣勝負のシーンでは、黙っていてほしいという理由は、こういう感動を味わえるから。

見ているだけで胸が熱くなる。こみ上げてくる感動がある。素直にカッコイイと思える。

それらは、感動の押し売りをされないからこそ生れる人間の素の感情だ。

マラソン中継でも同じである。語彙力がなく、説得力もないゲストを黙らせてほしい。

感動的なシーンをアナウンサーが自分の言葉でつくって盛り上げようとしなくてよい。

大きな声を張り上げて意図的に感動させようとしなくてよい。

歴史的な真剣勝負に自分の言葉を入れて映像に残そうとしないでほしい。

余計なことをしないでほしい。感動の押し売りをしないでほしい。

2分50秒間、黙っていられる勇気を持ってほしい。

視聴者が求めていることを、このシーンを見て学んでほしい。

<男子選手の分析>
MGCでの勝者は、中村匠吾選手と服部勇馬選手となった。「ラスト2㎞の走りは、素晴らしかった。これなら五輪本番でも期待が出来る」そう感じた国民は多かったと思う。しかし、五輪本番を見据えた時に、この二人が失速する可能性も高くなったのも事実である。今から約一年。今までの人生で感じたことのないプレッシャーを感じて生活をすることになる。調整の為のレースであっても、軽い気持ちで走ることなどできない。東京五輪代表選手として不甲斐ない走りはできない。故障もできない。メディアは、五輪が近づけば近づくほど大袈裟な記事を書いて騒ぎ立てる。本人の口からはメダルの話などしていないのに、わざと「誰々がメダル獲得も期待できると言っていますよ!」と話を振る。その感想として「そのように言って頂けて嬉しいです。本当にそうなったら嬉しいですね。」と答えたのに、翌日のニュースには、「〇〇選手、メダル宣言!」「メダル獲得を誓う!」などと大々的に掲載される。中村選手と服部選手は、これから何百回と「メダルを獲得したい!」言わされる。嫌と言うほど言わされる。お人よしの選手ほど、丁寧に答えようとして、その罠にはまってしまう。そして、自分を見失ってしまう。マラソンの日本代表と言っても、アジア大会や世界陸上は、それほどプレッシャーは掛からない。何故なら、注目度が低いから。しかし、五輪だけは、別格の扱いを受ける。ある元長距離選手が言っている。トラック種目での五輪参加の時と違い、マラソンでの五輪代表は、扱われ方が違う。最初の頃は、VIPのような待遇を受けて嬉しい気持ちになる。しかし、徐々に、その特別扱いが重荷に感じるようになる。受けたくもない取材を受けて、言いたくもないセリフを言わされる。「国民のため」というワードが重くのしかかってくる。今までの人生で感じたことのない重圧を背負う毎日が始まる。箱根駅伝の100倍、いや、1000倍以上の重圧を感じながら大会当日を迎える。海外の五輪なら、まだリラックスする機会がある。メディアが来ない場所を作ることができる。しかし、東京五輪には、「逃げ場」がない。すべての国民に見られている感覚を受けながら毎日を過ごす。五輪本番で、もし、失速した姿を見せて入賞すらできなかったら「一生の敗者」になることを中村選手と服部選手には、覚えておいて欲しい。五輪は、出場しただけでは意味がない。メダル獲得などの活躍をしないと数年後には自分の存在を忘れ去られてしまう。陸上競技に詳しいファンなら覚えていてくれる。しかし、国民は、すぐに記憶から消去してしまう。瀬古、中山、谷口以外の選手を国民が知っているかといったら殆どの国民は、名前を挙げられない。バルセロナ五輪で銀メダルを獲得した森下広一選手でさえ名前を忘れられている。その他の選手は、自分から五輪代表だったと名乗らない限り国民には分からない。「五輪に出場して何位だったんですか?」と問われた時に、返答に窮してしまう。12位とか20位とか言っても感動されない。それが現実である。その点、今回内定を貰えなかった大迫選手と設楽選手には、ここからのドラマがある。間違いなく国民に覚えられる選手になる。MGCファイナルチャレンジレースに出場して2時間5分49秒を切ったら、もう、それで国民のヒーローとして記憶に残る。五輪本番で好結果を残さなくても「よく頑張った!」と評価を受ける。国民は皆、味方についてくれる。しかし、1年間の準備期間がある中村選手と服部選手が、入賞さえできなかったら「1年も準備をする期間があったのに何やってんだ!」と言われ、「プレッシャーに負けた選手」「国民の期待を裏切った選手」となってしまう。これが、マラソン五輪代表選手の宿命である。中村選手、服部選手には、その自覚があるだろうか。両選手の指導者には、マラソン五輪代表の実績がない。自分が経験していないことを選手には教えられない。MGCで勝ったくらいで泣いてしまうような「ひ弱な指導者」では、五輪代表選手としての覚悟・宿命・その後の人生を教える事はできない。この時点で「参加するだけで満足」をしてしまっているのが分かる。あそこは泣く場面ではない。過去にメダルを獲得している選手を指導してきた指導者達は、選考会で勝ったからといって泣いたりしなかった。常に五輪本番での勝利を頭に入れていたので、そんなところで泣いたりはしない。皮肉にも、今のマラソン指導者の意識が低いことを「あのシーン」が証明してしまった。自分が泣いてどうする。東京五輪で活躍する選手、「本当の勝者」になるのは誰か?それは、今後のレースを見れば分かるだろう。大迫選手と設楽選手には、大きなチャンスがあると考えてよい。五輪本番を見据えた場合、自分達の方が有利な立場になったことを喜んでよい。勝敗を決める場は、MGCではない。東京五輪本番である。勝負は、これからだ。


【1年女子3000m決勝】TOP8
1.  9:19.23 村松 結  (立命館宇治)GR
2.  9:19.64 石松愛朱加 (須磨学園)
3.  9:31.06 林 美怜  (立命館宇治)
4.  9:38.05 宗佐菜々実 (西脇工)
5.  9:42.82 柴田さくら (京都外大西)
6.  9:47.97 八木美羽  (西脇工)
7.10:11.71 土谷朱里  (智弁カレッジ)
8.10:13.96 山本実那  (耐久)

【2年女子3000m決勝】TOP8
1.  9:16.74 三原 梓  (立命館宇治)
2.  9:17.75 土井葉月  (須磨学園)
3.  9:37.75 安なつ美  (薫英女学院)
4.  9:44.83 橋本充央  (福知山成美)
5.  9:52.55 松室真優  (薫英女学院)
6.10:00.67 宇野日陽  (関大北陽)
7.10:16.27 小出佳奈  (智弁カレッジ)
8.10:17.58 長岡あず  (姫路商)

【1年男子5000m決勝】TOP8
1.15:01.89 山下 結  (智弁カレッジ)
2.15:08.32 溜池一太  (洛南)
3.15:12.39 宮本陽叶  (洛南)
4.15:18.67 倉橋 慶  (智弁カレッジ)
5.15:26.45 寺本京介  (西脇工)
6.15:54.24 渡辺峻平  (大阪)
7.16:08.13 阿戸将太朗 (立命館)
8.16:17.55 松本雄大  (草津東)

【2年男子5000m決勝】TOP8
1.14:48.99 喜多村慧  (須磨学園)
2.14.51.49 永吉恭理  (須磨学園)
3.14.58.40 中原優人  (智弁カレッジ)
4.14:59.58 中西良介  (関大北陽)
5.15:08.39 佐野拓実  (洛南)
6.15.24.11 山﨑皓太  (洛南)
7.15.24.80 中田千太郎 (智弁カレッジ)
8.15:29.70 水本裕大  (大阪)

【1年女子1500m決勝】TOP8
1.4:24.41 村松 結  (立命館宇治)
2.4:25.54 石松愛朱加 (須磨学園)
3.4:28.74 八木美羽  (西脇工)
4.4:33.86 村下綺菜  (龍野)
5.4:35.14 柴田さくら (京都外大西)
6.4:41.41 岡村綾香  (薫英女学院)
7.4:44.06 須田笑瑠萌 (大体大浪商)
8.4:44.85 土谷朱里  (智弁カレッジ)

【2年女子1500m決勝】TOP8
1.4:24.13 三原 梓  (立命館宇治)
2.4:26.66 伊藤美空  (立命館宇治)
3.4:27.13 土井葉月  (須磨学園)
4.4:28.20 根室真優  (薫英女学院)
5.4:34.12 橋本充央  (福知山成美)
6.4:37.22 松尾瞳子  (須磨学園)
7.4:43.34 国本陽菜  (姫路商)
8.4:43.50 伐栗夢七  (大体大浪商)

【1年男子1500m決勝】TOP8
1.3:55.44 佐藤圭汰  (洛南)
2.3:59.03 前田陽向  (洛南)
3.3:59.50 林田蒼生  (須磨学園)
4.4:00.00 森田隼也  (智弁カレッジ)
5.4:02.21 久田 朔  (桜宮)
6.4:02.48 原口照規  (清風)
7.4:03.54 東 秀太  (三田松聖)
8.4:06.85 大谷祥輝  (京都外大西)

【2年男子1500m決勝】TOP8
1.3:51.70 大森駿斗  (智弁カレッジ)
2.3:52.77 櫻井晃平  (桂)
3.3:54.77 梶谷優斗  (滋賀学園)
4.3:57.83 上江洲陸  (智弁カレッジ)
5.3:58.48 中西倫太郎 (比叡山)
6.3:59.83 杉田祥平  (宝塚)
7.3:59.99 前川洋晴  (県農)
8.4:00.88 内藤一輝  (洛南)

【1年女子800m決勝】
1.2:13.67 道清愛紗  (須磨学園)  
2.2:14.67 長谷川麻央 (京都文教)
3.2:14.94 干飯里桜  (須磨学園)
4.2:18.20 岡村綾香  (薫英女学院)
5.2:18.40 柳井桜子  (薫英女学院)
6.2:19.19 松井 晶  (西脇工)
7.2:20.62 大津有生  (東大阪大敬愛)
8.2:21.70 川尻萌愛  (福知山成美)

【1年男子800m決勝】
1.1:55.26 東 秀太  (三田松聖)
2.1:56.01 林田蒼生  (須磨学園)
3.1:58.16 岸本琉生  (関大北陽)
4.1:59.63 松浦航平  (智弁カレッジ)
5.1:59.88 前田陽向  (洛南)
6.2:00.10 愚川瑛晨  (桃山)
7.2:00.86 山尾知慶  (川西緑台)
8.2:01.09 市川̬侑生  (関大北陽)

【2年女子800m決勝】
1.2:12.95 水口 杏  (東大阪大敬愛)
2.2:13.26 伊藤美空  (立命館宇治)
3.2:15.47 久保希蘭々 (西脇工)
4.2:17.69 増田里菜  (大手前)
5.2:17.99 川上 咲  (兵庫)
6.2:20.79 覚前友里  (薫英女学院)
7.2:22.52 神吉優海  (東播磨)
8.2:25.28 高橋怜子  (堀川)

【2年男子800m決勝】
1.1:54.31 北岸健吾  (灘)
2.1:55.61 大森駿斗  (智弁カレッジ)
3.1:55.95 井上翔大  (北野)
4.1:57.43 前川洋晴  (県農)
5.1:57.51 妹尾康太郎 (滋賀短大附)
6.1:58.52 八木悠晟  (関大北陽)
7.2:01.56 杉田祥平  (宝塚)
8.2:02.96 安川 颯  (智弁カレッジ)

【2年男子3000mSC決勝】
1.9:13.25 八澤輝人  (須磨学園)
2.9:13.50 沖 尚悟  (網野)
3.9:19.62 西村宗真  (桃山)
4.9:24.00 大谷翔生  (立命館守山)
5.9:27.39 池村剛志  (報徳)
6.9:27.84 長原悠一郎 (京都外大西)
7.9:29.55 泉龍之介  (関大北陽)
8.9:32.46 鍋野涼雅  (大阪)

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