「日本の大学生が、ユニバーシアードでメダル独占!」とメディアは騒ぐ。

しかし、現実は、まったく違う。

アメリカの学生の方が、卒業後の伸びしろがある。

アメリカ記録と日本記録の違いを見れば将来の伸びしろの違いが分かる。


(Workout Wednesday:BYU Women Fartlek by FloTrack)

日本の中高生のように痩せ細ったような選手は、いない。

自然体で育つことが、将来の伸びしろをつくる。

BYUの選手達がトップ選手だという訳ではない。

きっと、日本の大学生の方が速いだろう。

しかし、論点は、そこではない。

こういう学生達が、大学卒業後に本格的に競技に打ち込むことで大きく成長する。

それが、アメリカの選手が世界のトップレベルになる理由だ。



こんなゴールシーンを日本人選手がするのを見てみたい。

Emma Coburn選手は、コロラド大学出身。

高地合宿で有名なコロラド州・ボウルダーで練習を積んできた。



陸上競技をしている中高生へアドバイスをしたいと思う。

将来、オリンピック選手になりたいなら、迷うことなくアメリカへ行きなさい。

出来るだけ早い段階でアメリカの高校・大学への進学を決めて行動をしなさい。

30歳になった時、絶対に「アメリカで陸上をして良かった」と感じるはずだ。

日本の大学を卒業するよりも、アメリカの大学を卒業した方が遥かに将来が安定する。

陸上しかできない人間のままでは、将来、安定した生活は保障されない。

特待生として高校へ進学して、その後、大学・実業団へ入っても意味はない。

オリンピック選手になってメダルを獲得するくらい活躍をしないと価値はない。

高校駅伝や大学駅伝の華やかさに惑わされることはない。

箱根駅伝ではメシは食えない!を読んで将来の道筋を考えて欲しい。

今から、10年先、15年先を見据えて行動して欲しい。

勇気と決断、そして、覚悟があれば、きっと大きく成長できる。

自分自身に夢を抱いて日本を飛び出し世界へと羽ばたいて欲しい。

そういう選手が出てくることを期待している。