以前から多くの研究者が言っている通り、宿題は意味がない。

宿題をしても頭は良くならない。

宿題をしても成績は上がらない。

どれだけ宿題をしても、受験にもまったく役に立たない。

もはやデメリットしかない!

根本的に、そもそも、宿題は勉強ではない。

それを裏付ける動画解説がこれだ。

(【衝撃】宿題が無意味であることが科学的に証明されている件 by メンタリストDaiGo)

根本的に意識を改めなくてはならないのは、「勉強」への概念である。

 「勉強=宿題」と思っている小中学生、その親は、本当に多い。

宿題は、陸上競技で言う「準備運動(ストレッチ、柔軟体操、筋トレなど)」である。

宿題は、本練習ではない。走る前の準備だと考えてよい。

宿題をしただけでは、まだ、一歩も走っていないということだ。

本練習にあたる勉強とは、興味関心があることを自ら調べて知識を得ることを指す。

だから、宿題をしただけでは勉強をしたとは言えない。

親は、子供に対して安易に声を掛ける。

「ねえ、宿題は終わったの?ちゃんと宿題をして勉強してよ!」

「うちの子は、宿題をしているのに、勉強ができるようにならない」

「山ほど宿題が出て、毎日、課題提出に追われているけど成績は上がらない」

こういう言葉が出るようでは成績は上がらないし受験にも失敗する可能性が高い。

安易な声掛けは、学ぶことへの興味関心・学習意欲を失わせてしまうだけだ。

自ら興味関心があることを見つけて、それについて学ぼうとする姿勢が何よりも大事。

それが出来てこそ、はじめて成績が上がってくる。

陸上の練習についても同じことが言える。

マンネリ化して、ダラダラ行う部活には意味はない。

学校教育の一環である部活から得られることは、何ひとつない。

専門的な知識を持たない教員による、形だけの部活は役に立たない。

慢性的な練習、目的意識の低い練習、間違った練習をしても結果は出ない。

「毎日部活で練習をしているのに全然速く走れるようにならない」

「顧問の先生が教えてくれているはずなのに上達しない」

その理由は、簡単である。

意味のない事をしているからに他ならない。

今は亡き小出監督が「かけっこが上達する秘訣」をこのように言っていた。

「一般の人は、毎日練習すればマラソンを走れると思っている」

「それは違う」

「毎日走ってもマラソンは完走できない」

「意味のない事を繰り返しても速く走れるようにならない」

「自分に必要だと思うことを自らが思考を巡らせて行うこと」

「それが結果を出すためには必要だ」

常々、そのように語っていた。

勉強であれ、スポーツであれ、意味のあることをしなければ成果は出ない。

形だけの宿題、形だけの練習、形だけの部活には意味がない。

自主学習や自主練習を充実させることが学習成果の向上や競技力向上に役立つ。

今、このような事態になっている時こそ、取り組み方について考えて欲しい。