女子高生が受験したい大学1位・青山学院大学。

この結果は、当然と言えば当然の結果である。

箱根駅伝という優良コンテンツを使って、あれだけ宣伝したらイメージアップする。

これまで、明治・立教・早稲田が選ばれていた理由は、正統派なイメージがあるから。

以前の青学には、チャラチャラしたイメージがあり、若干、敬遠されていた感がある。

また、明治・立教・早稲田にある庶民的なイメージも青学には、全くなかった。

しかし、青学の選手達が箱根駅伝で見せる姿は、汗水流して必死に走る姿。

おしゃれで、クールで、カッコイイという青学ブランドの雰囲気はない。

必死に走る選手の姿が「チャラチャラした奴が多い」というイメージや、

「ひ弱で根性がない」という青学のブランド色を一変した。

立地が良くなった。学部が増えた。おしゃれな学生が集まりやすい。

それは、少しは関係しているが、大きな要因ではない。

学生の本音を言えば、立教でも、明治でも、早稲田でも良かった学生が青学に流れた。

その理由は、箱根駅伝で活躍し、アイドルのように扱われる男子学生がいるから。

 ・チャラチャラ系大学ではなく、清々しく正統派のイメージが確立された

 ・お嬢様、お坊ちゃまばかりではなく、必死に走る庶民的な選手が在籍している

 ・体育系の大学ではないのにスポーツのスター選手を身近に感じられる

これらの背景が、青学の人気を上げた大きな要因である。

箱根駅伝の優勝校への受験者数が大きく増える傾向は、今も昔も変わらない。

ひとつのコンテンツとしての影響力が、受験者数を上下させている。

今の青山学院大学は、これまで青学を敬遠していた高校生から支持されている。

青学が活躍する限り、この傾向は続くだろう。

おそるべし箱根駅伝。おそるべしテレビの力。おそるべし原マジック。

青学に続く大学は、出てくるのだろうか。

学校のブランド力と駅伝の実力を兼ね合わせている大学は、あるのか。

青学以上のブランド力と影響力のある大学は、あるのか。

あるとしたら、K大学か・・・。

3年後、5年後の各大学の動向に注目していきたい。