今年の日本選手権は、注目度も盛り上がりも例年とは違った。4日間を通じて高校生の活躍が目立つレースが多かった。特に女子高生パワーが際立ち、世代交代を感じた。


【女子100m決勝】
1.11.67 御家瀬緑 (恵庭北高)
2.11.72 土井杏南 (JAL)
3.11.73 青山華依 (大阪高)
4.11.74 児玉芽生 (福岡大)
5.11.75 三浦由菜 (柴田高)
6.11.88 柳谷朋美 (大阪成蹊大)
7.11.89 和田麻希 (ミズノ)
8.11.89 石堂陽奈 (立命館慶祥高)

【女子200m決勝】
1.23.80 児玉芽生 (福岡大)
2.23.90 陰山咲穂 (市立船橋高)
3.24.04 齋藤愛美 (大阪成蹊大)
4.24.06 井戸アビゲイル風果(至学館高)
5.24.43 和田麻希 (ミズノ)
6.24.49 壱岐あいこ(立命館大)
7.24.54 三宅奈緒香(住友電工)
8.24.56 三浦香菜実(東海大相模高)
(高校生予選結果)
   24.99 村上ひかる(関大一高)

【女子400m決勝】
1.53.68 青山聖佳 (大阪成蹊AC)
2.53.68 髙島咲季 (相洋高)
3.53.70 松本奈菜子(東邦銀行)
4.54.19 武石この実(東邦銀行)
5.54.31 磐田優奈 (中央大)
6.54.54 川崎夏実 (相洋高)
7.55.04 吉岡里奈 (西京高)
8.55.20 新宅麻未 (アットホーム)

【女子800m決勝進出者】
1.2:02.74 卜部 蘭 (NTTC)
2.2:03.35 川田朱夏 (東大阪大)
3.2:03.87 塩見綾乃 (立命館大)
4.2:04.99 ヒリアー紗璃苗(明星高)
5.2:05.35 広田有紀 (秋田大)
6.2:05.72 上田万葵 (舟入高)
7.2:09.35 細井衿菜 (慶応義塾大)
8.2:12.29 北村 夢 (エディオン)
(高校生予選結果)
   2:06.76 澤井柚葉 (星稜高)  PB
   2:07.09 仲子綾乃 (浜松西)  PB
   2:08.30 有廣璃々香(東大阪大敬愛高)PB
   2:12.61 柳樂あずみ(筑紫女学園)


日本選手権に出場するだけでも凄いことである。日本選手権出場は、陸上競技者として最高の名誉であり、最高の実績となる。更に「日本チャンピオン」を決める決勝の舞台にコマを進めた高校生が、これだけ多くいることに感動すら覚える。女子陸上界が大きな転換期を迎えていると感じるし、これらの選手達には、大きな将来性を感じる。

男子は、高校新記録で800を制したクレイアーロン竜波(相洋高)、そして、3000m障害で見事に5位入賞した三浦龍司(洛南高)の活躍に陸上ファンだけでなく、初めて陸上を観戦した方々も感動したことだろう。

この中から、2020東京・2024パリ五輪で活躍する選手が出てくる可能性は十分にある。
世界の舞台で活躍する姿を見せてくれることに期待したい。